南アルプスの難関コース、笊ヶ岳に登ってきました。(2021年6月12日山行速報3)
桧横手山からも急登は続く、しかもまだまだ先は長い。布引山手前になって崩落地に出ると、やっと西から南西の視界が開け、聖岳や上河内岳がドドーンと登場。近い!
崩落地といっても、危険というわけではない、ちょっと慎重に通過
ひと目見て聖とわかる雄姿
展望が開けると元気が出てくる。さらにひと登りして、9時37分布引山(2584m)山頂到着。展望はない。ここから200m弱下って、登り返す。あとちょっとと思いつつ、この下り登りはこたえる。人頑張りして10時39分、2629m笊ヶ岳山頂到着。ふぅ~、眼前に大パノラマが広がる。
2629m 笊ヶ岳山頂、二百名山、山梨百名山でもある
笊ヶ岳山頂は、そんなに広くない割には大勢の登山者がいた。難コースだけに、人の多さには驚き。聞くと3時とか3時半に老平を出発したとのこと。四角柱の立派な山頂標識は、裏側に漢字で笊ヶ岳と記してある。(写真はアルファベット表記)
笊ヶ岳は双耳峰で、もうひとつのピークは小笊。ルートはちょっと不明瞭で藪漕ぎっぽいとも聞いたので、体力温存のためパス。笊ヶ岳というと小笊の頭に帽子のような富士山の写真がよく紹介されているが、確かにこの景色は楽しい。小笊の形といい富士山の位置、バランスといい絶妙。(速報1参照)
山頂からは360度の大展望。特に荒川三山(悪沢岳含)、赤石、聖、上河内と続く南アルプス南部の主峰たちが近い。迫力満点だ! さらに南奥に茶臼、光岳と続く。あまり他山から見たことのない大無間山も見えた。荒川の北には塩見、蝙蝠、奥に仙丈、間ノ岳、北岳、鳳凰三山と続く。北側から東側は富士山以外はちょっとわかりにくい。まだちゃんと同定できていないので、この辺りはわかれば後日。
通ってきた布引山の奥には稲又、青薙、その奥には大無間山
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