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2021年1月 3日 (日)

石岡瑛子展

最近は、美術館訪問のことも、書籍の読書感のことも、このブログでは触れてこなかった。昨年でいえば、バンクシー展やロンドン・ナショナル・ギャラリー展などいい展覧会があったが、ここでは触れてはこなかった。

でも今回観た”石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか”展(東京都現代美術館)は非常に印象深かったので、ちょっと触れておきたい。

2021ishiokaeiko

 

恥ずかしながら石岡瑛子という名前は、聞いたことがある程度で、ほとんど知らなかった。ドラキュラでアカデミー衣裳デザイン賞受賞、マイルスデイビスのジャケットデザインでグラミー賞受賞、トニー賞の候補にもなった、とてつもなくすごいアートディレクター、デザイナーだ。

普段、美術館や博物館に行っても、絵画や彫刻が主。あっても工芸品や考古学的な遺物くらいだろうか? こういう広告・ポスター、書籍の訂装、CDジャケットデザイン、ミュージカルや映画の衣裳(キャラクター)デザイン、シルクドソレイユの衣裳デザイン、オリンピックの衣裳デザインはあまりじっくり見る機会が少ないだけに、すごくインパクトがあった。

展示も映像が多く使われていて、単にデザイン画や衣装が展示されているだけでなく、実際に使われた時の映像が見られたのは印象深い。日本人に、それもきまま仙人よりも20歳以上も上の女性に、こんなすごい人がいたなんて。多岐に渡る仕事、クオリティ、才能、情熱、考え方、、、何よりその生き方は感動すら覚えた。

Timeless、Original、Revolutionary の3つを仕事・デザインの根幹に掲げたというのも石岡さんらしい。その人生は、めちゃくちゃかっこいいと思う。

なかなか言葉では表せないので、興味のある方は、ぜひ都現代美術館に行かれてはどうだろうか。

 

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