大無間山山行(2019年9月14日山行)速報
大無間山と聞いても、どこの山?と思う人も多いだろう。南アルプス最南部の二百名山で、現在通れる正規の登山道は田代からのルートのみ。コースタイムで約15時間。ただ途中に崩落地の危険地点(P1~小無間山間)があり、自己責任では通れるようだが、最新の山と高原地図では通行不可となっている。寸又峡からのルートもあるようだが、現在廃道同然。
一方でバリエーションルートではあるが、畑薙第二ダム側明神橋から小無間山の北東に続く尾根を登って、小無間山の北尾根に登るルートがあることが分かった。「山と渓谷2019年8月号」の南アルプスの特集の中でも、周回コースの一部として紹介されている。田代からのルートより、若干距離が長くなるものの、こちらの方が安全で確実であると判断。路肩の駐車スペースに車を停めて、ピストンすることにした。
ただ、直前の台風15号の影響が未知数だったので、そこは不安だったが、、、
コースは鉄塔までの巡視路が、ロープが連続する急斜面の上に土と小石がざれたような感じで一番歩きにくい。特に初めの小さな沢を渡って巡視路に取りつくまでのところが最も危険。登りはともかく、下りは疲れもあり、本当に慎重に降りた。特に北東尾根に出てからは、問題になるようなところはない。しっかりテープやマークを見落とさすに行けば、あとは体力勝負だ。
この日山中で出会ったのは、たった4人。2人はトレラン装備のパーティ。1人はテント泊で山渓で紹介されていたルートを行くらしい。みんな明神橋から登ってきた方だ。最後の1人のみ田代から日帰りする人だった。崩落個所はロープを手放して山側を登る部分がスリリングだが通れないわけではないらしい。ただ鋸歯の尾根は登り返しが多く、タフだったようだ。
さて、書きたいことは多々あるが、詳細は後日にするとして、何枚か写真をアップしておこう。
小無間山付近、唐松谷ノ頭からの大無間山、ここまで来て初めて姿を見せた
左奥のピークが光岳、右はイザルガ岳
中央手前が上河内岳、左奥は聖岳、右奥は赤石岳
左奥にはきれいな双耳峰の池口岳が見える、初めて見る姿だ
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