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2019年8月19日 (月)

久々(山用)デジカメ購入(CANON G5X MarkII)

今山で一番使っているのは CanoのG1X MarkII(G1XM2)。もう5年以上も使っている。そろそろ新しいのに買い替えたかったのだが、なかなかきまま仙人の望む仕様のカメラが出ない。期待していたG1X MarkIIIは完全に期待外れだったし。やっと買ってみようと思えたカメラが、今回購入した CanonのG5X MarkII(G5XM2)だ。

少し使ってみたので、ファーストインプレッションとしての感想をアップしておこう。

Canon_g5xm2_1

 

きまま仙人の山行スタイルは、あくまで山が主。写真を撮りに山に行くのではなく、山で出会った素晴らしい景色や花などを、できるだけきれいに記録しておきたいということ。
過去にも望むカメラについて書いたことがあったが、久々なので、改めて記しておきたい。

重さや、すぐに取り出して撮れるという点で、重い一眼レフは選考の対象外となる。まずはザックのショルダーハーネスに取り付けられるケースに入ることが条件。(これだと岩場等の登りでも問題なし) 岩場の途中でも、景色や高山植物をさっと撮れることが重要。写真を撮るためにその都度カメラをザックから出すというのは、通常考えられない。

撮るのは主に風景(もちろん山が中心)や高山植物。記録的な写真(メンバーの写真や山頂での記念写真、記録的に撮る標識や案内図など)は、正直画質に一眼レベルまでは求めない。山頂での展望などは、動画で360度撮ることもあるが、動画の比率は非常に少なく、あくまで写真が中心。用途は、SNSで使う以外は、最近は邪魔になるのでプリントアウトはしないで、パソコンかiPad、TVの大画面で見ることが多い。過去に2回、フォトブックにしたこともあるが。。。

となるとやはり求める第一はサイズ。次に適度な高画質となる。センサーサイズ自体に特にこだわりがあるわけではないが、やはり大きい方がいいということにはなるだろう。

意外に外したくない条件をいくつか先にあげておきたい。各条件はMustではないが、優先度は非常に高い。
ひとつ目が "レンズバリア"。山で使う場合に、レンズキャップは非常に不便。できれば、不安定な場所では、片手でも撮りたい。UVなどのフィルタを付けてキャップなしで使うという方法もなくはないが、汚れが気になるのと、その分厚みが増すのはデメリット。

2つ目はレンズの明るさ。広角端口径比がF2くらいはほしい。高山植物を取った時などのボケ感や、早朝の森林内などレンズが暗いと(感度を上げなければ)手振れの原因にもなる。何より画質にも有利なはずだ。(SonyのRX100M6やM7を候補にしないのはこの点に尽きる。)

3つ目4つ目はマクロとチルト。コンデジであればほとんど問題ないが、広角端で5cm程度のマクロ性能は欲しい。と、ローアングルや(木々を避けるため)ハイアングルで撮ることも多いので、チルトの液晶画面が欲しい。バリアングルを好む人も多いが、きまま仙人はチルトの方が使いやすいと思っている。横に広げなくてもいいからだ。パソコンやTVが中心だと、縦位置をあまり使わないこともある。

こう考えると、やはり高級コンデジといわれるタイプが一番目的にあっている。下界では極まれにミラーレスも使うことがあるが、山ではコンデジの方がいい。ちなみに面倒だし、ホコリが入るリスクなどもあるので、レンズ交換は避けたいというのもある。

問題はレンズの焦点距離。理想はは28mmくらいから200mmくらい(35mm換算)まであればいいのだが、そうなると大きくなったり、暗くなったり、マクロ性能が落ちたり、、、このあたりはセンサーサイズも含めてトレードオフだ。コンデジだと広角側は通常問題ないので、気になるのは望遠側。せめて100mmくらいほしいのだが。この点G1XM2もG5XM2も24-120mmと他よりも優れている。

できれば、防塵防滴、耐衝撃なども望みたいが、このあたりは完全にWant。


G5XM2のスペックを見てみよう。

今使っているG1XM2のセンサーは、1.5型CMOS。1型と1.5型の差は小さくないので、この点はG5XM2にするとデグレード。が、後の条件はほぼクリアしている。ただ、撮って出しの絵を見てみると、そこまでの画質の差はないように思える。このあたりは、画像処理エンジンがDIGIC6から8に上がっていることや、積層型CMOSなどの向上もあるのかもしれない。

使ってみていいなぁと思った点は、(あくまで山用としてG1XM2とG5XM2の比較)
1.何といっても軽くてコンパクト(G1XM2は比べると結構大きくて重い)
2.レンズが扱いやすい(G1XM2のレンズは良くも悪くも癖がある(特にマクロ))
  特に花などにフォーカスを合わせやすい、望遠側が明るい
3.露出補正が(軍艦部の)専用ダイヤル
  これは思った以上に使いやすい!


一方、慣れや使い方がわかっていないのかもしれないが不満点を、
1.モバイルバッテリではUSB充電できない(期待していただけにがっかり)
2.EVFは今ひとつ使いにくい
  タッチフォーカスを有効にしていると、鼻が当たって誤動作する
3.AF方式が「顔認証+追尾」にすると水準器が表示されない
4.カスタムモードが(ダイヤル上)ひとつになった
5.フィルタが使えない

3-5はG1XM2からデグレードだと思われる。

今のところメリットの方が大きいかなとは思うが、もう少し使ってまた感想をアップしたい。

Canon_g5xm2_2

Canon_g5xm2_3

 

 

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