好展望のクマザサの稜線を縦走、四国の秀峰 三嶺山行記録(2019年4月28日山行記録(2))
混んでいることもあり、30分ほど景色を堪能(+おにぎり)して9時45分 三嶺山頂を出発。むしろ今日はこれからが本番だ。
少し下った後、山頂からの縦走路は、笹原が広がる開放的なルートとなる。風もいい感じで、本当に気持ちがいい。ちなみに三嶺から西熊山、天狗塚に至る一帯は「三嶺・天狗塚のミヤマクマザサ及びコメツツジ群落」として天然記念物に指定されている。山頂から比べると、一気に人は少なくなるが、それでも結構な人が縦走しているのが見える。
山頂から下ると、なだらかな笹原が広がる
写真を撮りながら快適に歩いていく。時々三嶺山頂も振り返りながら。西側から見る三嶺はどっしりとした印象だ。このコース、車2台で逆回りするのがいいかもしれない。山頂に向かって縦走路を行く方が、気分は盛り上がりそうだ。
西側からの三嶺、どっしりした印象
小さな起伏をいくつか越えていく。振り返ると三嶺がかなり遠くなってきた。案外尖った先端は確認できる。登り返して10時35分 1816m西熊山通過。だんだん暑くなってくる。日焼けしそうだ。西熊山の少し先から見ると、もうひと下りと登り返しが、、、天狗塚の尖峰も大分近くなってきた。
西熊山付近から天狗塚方面を望む、中央下側には小屋も見える
10時55分、順調に下ってお亀岩着。たしかに大きな岩がある。岩の周りを一周回ってみたが、説明書きの類は無いようだった。ここは分岐になっていて、左手に下っていくと避難小屋がある。地図を確認して(小屋には立ち寄らず)先へ。
お亀岩
少し下って、水場の近くを通り、登り返す。尾根に上がるまで、距離こそ短いがロープもある少し急な登りだ。その後尾根を一気に登ると分岐のある稜線に出る。左に行くと綱附森というピークに続いている。きまま仙人は右手に少し行き11時24分 天狗峠だ。きれいな円錐形の天狗塚が近い。
振り返ると歩いてきた稜線が一望できる。よく来たなぁ~少し感動。尖った三嶺の右奥には剣山も見えている。ここからはもうすぐのようだったので、荷物を背負ったまま天狗塚へ。15分ほどで、11時38分、1812m天狗塚着。山頂は広くはないが、展望は最高。すでに何組かの登山者がいた。
振り返ると歩いてきた稜線が一望、右奥には剣山も
天狗峠、天狗塚が間近
ここも本当に展望が素晴らしい。四国の山は見慣れないので、山の同定はなかなかできなかったが、帰ってからの宿題だ。高知側には太平洋も見えた。西側にさらに気持ちのよさそうなルートが続いていた。(歩いている人もいた) 行ってみたい欲望はあったが、明日以降も登山は続くので、ここは自重して体力の消耗を最低限に。レーションを食べながら、しばしの~んびり。
1812m 天狗塚山頂
高知側、太平洋が見える
さらに西側に気持ちよさそうな稜線が続く
帰路は天狗峠まで戻り、西山林道登山口へ下山する。途中いくつか登り返しがあるが、そんなにきつくはなかった。小一時間ほどで13時4分、西山林道登山口到着。ふぅ~、ひと安心。車も何台も停まっていたので、ここから往復の人や車回収の人もいるのだろう。ここからさらに下って国道(バス停)に出るという方法もあるのだが、ネット情報では道もわかりにくく藪漕ぎもあるとか。(山と高原地図では破線) 距離は長いが安全策をとって、林道を歩いて戻ることに。
天狗峠からの下り
西山林道登山口(天狗塚登山口)
林道といえ、ほとんど舗装されている。緩やかな下りが多かったし、かったるいのでところどころ小走りで進む。5~6キロと思っていたが、GPSデータは結局7キロ強。かなりJogったせいか1時間ほどで14時9分、いやしの温泉郷に戻った。
林道には満開のヤマブキ
下山後、そのまま温泉に直行できるところがいい。いやしの温泉郷は、500円とリーズナブルな価格。少しぬめり気のある温泉らしいいいお湯でした。
二百名山とはいえ、全国的には知名度の低い山だとは思う。が、非常にいい山だった。やっぱり四国の山もいい。まだまだ登ってみたいものだ。
おしまい。
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