« CANON G5X MarkII 実機見てきました | トップページ | 好展望のクマザサの稜線を縦走、四国の秀峰 三嶺山行記録(2019年4月28日山行記録(2)) »

2019年7月22日 (月)

好展望のクマザサの稜線を縦走、四国の秀峰 三嶺山行記録(2019年4月28日山行記録(1))

東赤石山に登った時に、四国の山にももう少し登ってみたいと感じた。百名山以外はほとんど登ったことがなかったが、四国の山もなかなかいい。そして今回選んだのは、徳島と高知の間にある二百名山三嶺(みうね)。名頃から菅生へと周回するコースか往復コースが一般的なようだが、きまま仙人はクマザサの稜線を歩きたくて、三嶺を登頂後西の稜線を天狗塚まで縦走するコースを選んだ。

まずはコースとコースタイムを記しておく。
いやしの温泉郷6:11-林用作業小屋跡7:35-三嶺小屋9:08-9:20三嶺9:45-西熊山10:35-お亀岩10:55-天狗峠綱附森分岐11:18-天狗峠11:24-11:38天狗塚11:58-天狗峠12:09-1477m第一ピーク12:39-西山林道登山口13:04-14:09いやしの温泉郷

Miune_map

  

平成から令和へと変わるGW10連休。初日に滋賀の霊仙山に登った後、車で四国に移動。次は今回ぜひ登りたいと思っていた三嶺だ。車への戻りやすさを考えて、いやしの温泉郷に車を停めて仮眠。好天を期待して眠りにつく z z z


○4月28日(日) 三嶺 晴

登山口がよくわからず、車の移動に戸惑って6時18分、いやしの温泉郷の登山口(温泉の少し上、母屋・隠居屋の奥)を出発。昨日とは違い青空が見える。今日は暑くなりそうだ。ネット情報で見落としやすい標識と書かれていた標識をしっかり確認して、正しい登山道を登っていく。たしかに知らなかったら少し間違えやすいかも。登山口近くでヤマブキが咲いていたのと、タチツボスミレだろうか、紫色の可憐なスミレがうれしい。

Img_3027a

   見落としやすい?標識、ここを右に行くが、直進にも道はある

初めは展望のない樹林帯を行く。北側斜面ということもあるのか、陰になってやや薄暗い感じがする。でも涼しくて快適な気温だ。日が当たるところでは、新緑が鮮やかできれいだ。いい感じ。

Img_3028a

             新緑が鮮やかで綺麗だ

観光用モノレールのレールを何度かくぐりながら、高度を上げていく。少し道を確認するところはあったが、歩きやすい登山道だ。と、試運転だろうか、木々の間から赤いかわいい車両が走っているのが見えた。

Img_3032a

          観光用モノレールのレール

Img_3041a

       試運転? 赤い小さな車両が走っていた

一時間少し登った7時35分 林用作業小屋跡を通過。小屋跡というだけあって、今は使われている様子がない。ただ位置を確認するにはいいポイント。この後も手の入った針葉樹林帯を淡々と登っていく。苔むした倒木などもあり、ここまで誰にも会わない静かな山歩きが楽しめている。

Img_3045a

                作業小屋跡

Img_3049a

           苔むした倒木がいい感じ

さらに高度を上げていくと、登山道脇や枝葉の上に雪が? 触ってみると真新しく柔らかい。どうも残雪ではなく新しい雪のようだ。ということは昨夜(か昨日の早朝)降った雪と思われる。たしかに予報には山間部は雪が降るかもとは書かれていたが、4月末に四国で雪が降るとはちょっとびっくり。もちろん登山に影響する程ではない。むしろ岩やシャクナゲの葉が雪化粧しているのはいい感じ。

Img_3059a

            何とGWなのに雪が

登り始めて二時間、前方が明るいな?と思ったら、8時30分 少し開けたテラス上の広場に出た(1740m付近)。いきなり東側に剣山、次郎笈がきれいに見えた。思わずザックを下ろして小休止。ますます山頂からの展望が楽しみになる。剣山から次郎笈、奥祖谷へと縦走したのは2005年。時間のたつのは早い。先は長いので、ミニアンパンでエネルギー補給。

Img_3064a

        百名山 剣山(左)、右は次郎笈

再び歩き出してすぐに、休憩していた単独男性を追い越す。きまま仙人よりも早立ちした方のようだ。追い越した辺りから一旦下りになるが、目の前に三嶺の稜線が初めてその姿を見せた。よく見ると小屋も見える。とすると少し右の高いところが山頂だろう。下りはもったいないが、山頂が見えたことで元気が出てくる。

Img_3075a_20190721205401

    三嶺山頂が初めて見えた。やや左側稜線上に小屋も見える

この下りは結構急だ。一歩一歩慎重に下る。そして登り返し。時々歩を止めて振り返ると、先ほど山頂を眺めたあたりがだんだん同じ高さになり、見下ろす感じになっていく。東側を見ると、剣山や次郎笈も素晴らしい。

Img_3081a

       中央奥が剣山、その右側が次郎笈

ひと汗かいて登りきると、9時8分 稜線(三嶺小屋のすぐ上)に出た。笹原が広がり、景観が素晴らしい。とてもいいところだ! このあたりからは名頃から登ってきた人たちだろうか、何組もの登山者が見える。

Img_3091a

         稜線に出ると正面に小屋が見える

Img_3094a

       稜線上は笹原が広がる、山頂は右奥

小屋には立ち寄らず、直接山頂を目指す。1,893mの山頂はさらに10分ほど登ったところ。快適ななだらかな稜線を行き、最後にひと登りすると、9時20分 1893m三嶺山頂到着。既に結構大勢の登山者がいた。360度の大展望に感激。本当に来てよかった。

Img_3096a

        振り返ると小屋と火口湖(池)、奥には剣山

Img_3097a

      三嶺山頂はもうすぐ、山頂部は少し尖っている

Img_3101a_20190721205301

         1893m三嶺山頂、左一番奥が天狗塚

剣山周辺以外は山名はわからないが、四国山地が一望できる。気が付かなかったが、小屋と山頂の間には火口湖のような池もあり、本当にいい景色だ。小屋の中は見なかったが、一泊するのもよさそうだ。西側にはこれから歩く縦走路も俯瞰できる。その奥には鋭いピークの天狗塚も確認できる。見ると結構遠いようだが、なかなか楽しそうだ。縦走するルートを選択して大正解。逆にピークを踏むだけなら、午前中で下山できてしまうお手軽な山なのも人気の理由だろう。


今日はここまでにしておこう。続く、、、

  

|

« CANON G5X MarkII 実機見てきました | トップページ | 好展望のクマザサの稜線を縦走、四国の秀峰 三嶺山行記録(2019年4月28日山行記録(2)) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« CANON G5X MarkII 実機見てきました | トップページ | 好展望のクマザサの稜線を縦走、四国の秀峰 三嶺山行記録(2019年4月28日山行記録(2)) »