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2019年5月11日 (土)

GW西日本山行速報(3)

連休3日目、九州の初めは雲仙普賢岳。

○4月30日(月) 雲仙普賢岳 小雨のち霧雨
池の原妙見駐車場11:16-仁田峠11:37-妙見岳12:02-国見分岐12:17-国見岳12:24-国見分岐12:32-紅葉茶屋12:43-普賢岳13:00-紅葉茶屋13:23-仁田峠13:47-14:02駐車場
(多比良-長洲間の有明フェリーで熊本に渡る)

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仁田峠循環道路が霧で通行止めになっていたので、雲仙の駐車場で朝を迎える。予報に反して小雨。。。しばらく待ったが止みそうにもないので、あきらめて小地獄温泉館で朝から温泉へ。この小地獄温泉は白濁の濁り湯でいい感じ。露天はないが、趣のある建物&お風呂だった。朝から結構な人が入っていた。と、、、外を見ると雨も止んで空も心なしか明るくなってきた。よし、登ろう! コースタイムが3時間10分という短さもあり、急遽登ることにした。

急ぎ車を仁田峠へ。が、まだ霧で通行止めのままだった。ん~調べると温泉街からの登山道の途中、池の原園地から仁田峠へ登りが30分。まぁコースタイムが小1時間長くなるが、問題ないだろう。

 

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   池の原妙見駐車場、何台か先に出た人もいるみたい、左はトイレ

防寒も兼ねて上だけ雨具を着て出発。初めからやや速めのペースでガンガン登る。整備された登山道は雲仙の温泉街から続く参道のようだ。ミツバツツジがきれいだ。路肩には弘法大師像なんかもある。

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            仁田峠までの参道

仁田峠につくと家族連れがひと組。循環道路が通れるようになったのかと思いきや、同じように池の原から歩いて登ってきたらしい。仁田峠は観光地らしく広い。登り口がよくわからなかったので、確実にロープウェイの駅横から登り始めた。雨こそ降ってはいないが、ガスで展望は皆無。当然ロープウェイも運休、入り口も閉まったまま。

さすがに登山道は整備されている。ガスのかかった中、静かな山歩きは、それはそれで楽しかった。妙見岳の展望台も真っ白で何も見えず。妙見神社で手を合わせただけで、休憩もとらず先へ。この時点でピークハントに徹する覚悟を決める。せめて平成最後の日に平成新山を薄っすらでも眺められたら、、、

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              妙見神社

国見岳・普賢岳の分岐を過ぎると、予想に反して結構険しい。鎖場が続く。岩が濡れて滑るので、ここだけは慎重に。国見岳山頂も真っ白、写真を撮って早々に引き返す。

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     国見岳への登り、鎖場があって思ったよりも険しい

分岐から紅葉茶屋へは少し下る。谷側下方は少しだけ景色を眺められた。紅葉茶屋からは再び険しい急登となる。観光客やスニーカーのハイカーには厳しいかも。国見岳分岐付近で1人、紅葉茶屋への途中で1人、それぞれ単独の男性登山者とすれ違う。この日登山者と山中で会ったのはこの2人だけ。

13時ちょうど、1359m普賢岳山頂到着。期待もむなしく360度真っ白。しかも風があり、寒いし、休む気にもならない。。。ここも写真を撮って早々に退散。

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       雲仙普賢岳山頂、ガスでまったく視界なし

紅葉茶屋の手前、霧氷沢分岐で今日初めてザックを下ろして、水分&エネルギー補給。ここは風もなく心地いい。ひと息ついて一気に下山した。雨こそ最後まで降らず、霧雨の一日だった。木々から雨のように水が落ちてくるところもあるので、フードを被った時こそあるが、最後まで雨具の下は使わずに済んだ。まぁラッキーだったかな。

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  仁田峠のところに普賢神社、下山に使った道が普賢岳への参道か?

結局、コースタイム4時間くらいのところを、休憩込みで2時間46分で周回してきた。まさにピークハント!
その後フェリーの方が効果的に移動できるので、多比良港へ。ここから有明フェリーで熊本県の長洲に移動。GW中は予約なしで乗船できる。待ち時間もあまりなく、スムーズに乗れた。小一時間で長洲へ。時間的にもコスト的にも体力的にも有効な移動だった。

天気予報をチェックすると、市房山なら昼前からは天気も回復しそう。不安を抱きつつも市房神社の駐車場へ。

 

○5月1日(水) 市房山 小雨
市房神社駐車場7:00-市房神社7:18-六合目馬ノ背7:57-八合目8:42-9:09市房山9:30-六合目馬ノ背10:27-市房神社11:04-11:25市房神社駐車場

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朝になっても小雨は続いている。令和最初の日というのにがっかりだ。2日続けて予報(特にてんきとくらす)に裏切られた格好だ。この市房神社の駐車場はネットがつながらなかった。最新の情報は取得できない。
回復を待ってしばらく車内で時間を潰していると、ひと組の登山者が登って行った。外に出てみると気持ち小降りになったかもしれない。もう少し待つかどうか迷ったが、登っているうちに回復するだろうと思い、上下雨具を着込んで出発することに。市房山は周回縦走のロングコースも考えていたが、この天候では往復コースを取ることに。水も食料も少し減らして歩き始めた。

雨はいつまでたっても止まず、いや止んだような時間帯もあったが、ずっと小雨が降っている。市房神社までは参道。神社からが登山道となる。

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   登山口から八丁のところにある八丁坂、階段状だが濡れて滑る

市房神社を越えて登っていくと、意外なほどに急登だ。しかもぬかるんだ黒土や岩、木々の根っこが滑る。花もほとんどない。こんなコースだったの? 選択ミスだったかも。。。

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       市房神社、奥に階段があって上の建物に続いている

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    木の根も粘土状の土も滑りやすい、ロープや段差にも苦戦

xx合目という標識が目安になる。雨具の下は、裾のところが泥だらけになってきた。転んでもいないのに。7合目だっただろうか、植生も変わってきて、8合目あたりから登りが少し緩やかになってくる。稜線・山頂が近づいてきた感じだ。登りつめたところで、あと5分の標識。薄っすらと山頂が見えた。

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        あと5分の標識のところから、山頂は目前

9時9分、1721m市房山山頂に到着。ご夫婦らしいひと組の登山者がいた。展望がいいと聞いていたが、この日はさっぱり。

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         市房山山頂、ガスで展望皆無

少し(標識には4分)行ったところに、心見ノ橋というのがある。大きな岩が挟まってできたような橋状のところなのだが、心悪しき者は渡れないというところ。と言われるとといいたいところだったが、雨でぬれた状態だと本当に危険。しかも落ちるとただでは済まなさそう。きまま仙人もご夫婦もさすがに自重。そばに1本きれいに咲いているアケボノツツジがあったのに心が和む。ちなみに理由は書いていなかったが、縦走コースは通行止めになっていた。(登山道の崩落?)

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    心見ノ橋、濡れていなくても渡るのはかなり危険

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              アケボノツツジ

長居をすることもなく、早々に下山。ぬかるんだ滑りやすい斜面に閉口しながら黙々と歩いた。結局2日続けてピークハントだけの登山となってしまう。正直、今日は休養日にあてるべきだったなぁ。二百名山2座のピークは踏んだものの、こういう山旅をしに来たのではないのに。。。

下山後は湯山温泉 元湯でさっぱり。温泉から出てもまだ雨は降っていた。

 

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