GW西日本山行速報(4)
尾鈴山は今回メインに考えていた山のひとつ。宮崎の二百名山で、白滝コースを組み合わせた周回コースの予定。この日はやっと天気回復。と言っても目覚めたときには、まだ少しどんよりとした感じも残る。準備をしていると隣に車を停めた女性登山者からルートについて質問された。彼女は登りで白滝コースを使い、時計回りの周回コースを行くらしい。きまま仙人はネットに記録が多かった反時計回りの予定。車を見ると野田ナンバーだったので、千葉から来たんですか?と聞いてみると1人で運転してきたらしい。すごい。きまま仙人は寄り道(滋賀、四国)しながら九州まで来ても大変だったのに。
女性が出発した少し後、きまま仙人も準備を終えて出発。日差しが出てきた。いい感じだ。小一時間は林道(舗装されているところは多いが、かなり荒れたところも多い)を歩き、登山口から山道に入る。ただ瀑布群というだけあって、小さな滝を見ながら歩くのは楽しい。
なかなか迫力のある沢をさかのぼっていく
こんなミニ滝がたくさん
登山道は昨日の市房山に比べると、すごく歩きやすい。快調に高度を上げていく。道脇のスミレがきれいだ。タチツボスミレだろう。山頂より少し手前、振り返ると展望のいいところ。ただ、このあたりの山は、なじみが薄いので見ても同定ができない。
整備された歩きやすい登山道
展望ポイントからは見えたのはこれから歩く稜線?
一方、1405m尾鈴山山頂は展望がない。快調に登頂し、ザックを下ろしてひと息。おにぎりにジュースでエネルギー補給。
1405.2m 尾鈴山山頂は展望なし
ここからは起伏があるが稜線を快調に縦走していく。ただ、惜しいのは展望がない。長崎尾という小ピークを越え、シャクナゲ千本林の分岐で駐車場にくだる林道方面を分け、いよいよ白滝コースへ。途中からすれ違いも多くなってくる。すれ違ったひと組の登山者らと立ち話、ルートの状況を聞いてみる。滑りやすいところは少しあるが、問題はなさそう。野田ナンバーの女性ともすれ違う。朝あっただけでも、知り合いと会ったようで少しうれしいし安心する。しかも彼女も結構いいペースだ。ルートの情報交換をしてそれぞれの方向へ。
日差しが射すと暑い。日焼けも気になってくる。(昨日、一昨日を考えるとうれしい悲鳴) 木漏れ日に新緑の緑が映える。木城の分岐を過ぎ、工事中の林道(ちょっと矢筈林道と間違いやすい)に出た後、矢筈林道へ。ここは何組か休憩していた。さすがに二百名山で、今日は好天。登山者は少なくない。
新緑がいい感じ
きれいなシャクナゲの花、アズマシャクナゲだろうか?
アケボノツツジがきれい
さらになだらかに下った後、いよいよ白滝への急下降が始まる。しかし、たしかに急であるが、そこまで悪路、危険炉ではない。ストックも出さずに普通に降りて行った。むしろ、反時計回りの記録が多いということは、ここは登りの方が辛いかも。
途中白滝展望所がある。やや遠目だが、なかなか立派な滝だ。さらに下っていくと分岐のある沢(橋)に出た。ふぅ。思ったよりも問題なく通過できたので、余裕もできた。迷わず白滝へ。数分で白滝に到着。なかなか上部まで見れないので、ロープをまたいで少し先のテラスへ。落差75mの迫力の滝が眼前に。分岐からわずかなので、これは見に来ないといけない。
迫力の白滝
ここからは長い林道歩き(3.8キロ)。 瀑布群が素晴らしいはずなのに、ほとんど見ることができない。正直がっかり。しかもこの林道が本当に長く感じる。途中、荒れていない部分は軽くジョグで下った。やや疲れながらも無事駐車場に到着。
着替えて出る準備をしていると、野田ナンバーの女性も戻ってきた。お疲れ様の声を掛け合い少しの間立ち話。彼女は明日は登山をせずに明後日由布岳の予定らしい。温泉か食事でも誘えばよかったかな。この日きまま仙人はしないといけないことが多く(6月山行の特急の予約や計画の調整)、余裕もなかったし、迷惑に思われても変に警戒されても嫌だし。ちょっと残念。
木城温泉 湯ららで汗を流し、夜 祖母山の北谷登山口へ。何と登山口近くの駐車スペースは満杯。何とか一台山側いっぱいまで寄せて停めることができた。さすがに百名山は人が多いのかな?
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