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2019年5月10日 (金)

GW西日本山行速報(2)

簡単にGWの山行を順に振り返っていきたい。

山の話に入る前に少し、、、5月19日まで信楽のMIHO MUSEUMで大徳寺龍光院の曜変天目の展示がある。龍光院の曜変天目を見られる機会はめったにないので、是非とも立ち寄りたかった。で、九州は遠いので、初日は途中の滋賀の花の百名山霊仙山に登ることにした。


○4月27日(土) 霊仙山 曇、山頂部は強風
榑ヶ畑登山口6:37-汗拭き峠6:53-見晴台(五合)7:22-お池(八合)7:50-経塚山(九合)8:04-最高地点8:15-霊仙山8:25-お池8:48-汗拭き峠9:31-9:45榑ヶ畑登山口

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少しどんよりした曇り空、やや寒さを感じたのでソフトシェルを着て登山口を出発。花の百名山と期待していたが、花はそれほど咲いていない。汗拭き峠までくると落合方面が通行止め(工事中?)に。(落合、今畑、笹峠経由で大きく周回するコースもとれる)元々美術館に行くために早く下山しようと思っていたので、計画通り山頂方面へ。

五合目の見晴台からは琵琶湖も望むことができたが、登るにつれてガスがかかった状態に。特徴的な岩がごろごろした、やや滑りやすい急登を詰めるとなだらかな山頂部にでる。いいところなのだが、少し風があるのとガスが晴れたりかかったり。見通しは決してよくない。少し天気が残念だ。

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      琵琶湖が望めた、左には虹も見える

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     山頂部は素晴らしい景色が広がる、ガスと風が気に、、、

八合目のお池(お虎池)を過ぎ、標識のない二股は左手の登りルートを選択。上り詰めたピークが九合目の経塚山だ。山頂方向、左に最高地点のピーク、右に霊仙山のピークが見える。どちらにも直登できそうなルートがはっきりついていたので、左の最高地点へ。

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  九合目経塚山から、左が最高地点、右奥が霊仙山山頂、
                この時は見えていたのだが、

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         霊仙山山頂、ガスで真っ白、展望皆無

山頂部についた時にはガスで展望はほとんどなし、しかも強風で寒い。。。写真を撮ってすぐに山頂へ。いったん下り登り返すが、10分ほどで1,084m霊仙山山頂。こちらも風が強い。ここも写真を撮って早々に退散。

少し下ってコルのあたりまでくると風もガスも穏やかに。経塚山には登り返さず、お池方面へ。途中、風のないところで初めてザックを下ろして水分&エネルギー補給。よく見るとこの周辺には花も咲いている。ヤマネコノメソウ、ヤマエンゴサク、タチツボスミレなど。

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             ヤマネコノメソウ

見晴台を過ぎたあたりから、登ってくる登山者とすれ違うようになる。快調に下って、9時45分駐車場到着。天気展望は今ひとつながら、初日は3時間強の心地いい登山だった。降らなかっただけ良しとしよう。

 

下山後MIHO MUSEUMへ。曜変天目、やはり神秘的な輝きですね。まさに小宇宙。それ以外にも牧谿の絵や狩野探幽の絵、松花堂昭乗の絵や書など、非常に見ごたえがありました。常設展もなかなか面白い。MIHO MUSEUMを出るころには小雨が。山で降らなかっただけラッキーだったかもしれない。

やや渋滞があったものの、淡路ルートで四国へ。

 


○4月28日(日) 三嶺 晴
いやしの温泉郷6:11-林用作業小屋跡7:35-三嶺小屋9:08-9:20三嶺9:45-西熊山10:35-お亀岩10:55-天狗峠綱附森分岐11:18-天狗峠11:24-11:38天狗塚11:58-天狗峠12:09-1477m第一ピーク12:39-西山林道登山口13:04-14:09いやしの温泉郷

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今回ひとつ目のメインの山行と言っていい。二百名山三嶺を登頂後西の稜線を天狗塚まで縦走するプラン。車への戻りやすさを考えて、いやしの温泉郷に車を停めて出発。昨日とは違い青空が見える。観光用モノレールを何度かくぐりながら、高度を上げていく。登山道脇や枝葉の上に雪が、、、残雪ではなく新しい雪のようだったので、昨夜(か昨日の早朝)降った雪のようだ。4月末に雪が降るとは、、、
さらに2時間ほど登ると、少し開けたテラス上の広場に出た(1740m付近)。東側に剣山、次郎笈がきれいに見える。ザックを下ろして小休止。

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        中央が剣山、その右は次郎笈

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    1791m峰付近から、左のピークに小屋が見える、右奥が三嶺

一旦下って登り返すと稜線(三嶺小屋のすぐ上)に出た。笹原が広がり、展望が素晴らしい。いいところだ! 1,893mの山頂はさらに10分ほど登ったところ。名頃から登ってきた人たちだろうか、既に結構大勢の登山者がいた。360度の大展望に感激。来てよかった。剣山周辺以外は山名はわからないが、四国山地が一望できる。高知側には太平洋も見える。

これから歩く縦走路も一望。西側奥には鋭いピークの天狗塚も確認できる。遠いようだがなかなか楽しそうだ。

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    三嶺山頂、左奥尖ったピークが天狗塚、あそこまで縦走

山頂からは西へ縦走。笹原が広がるところは本当に気持ちいい。風もいい感じ。快適な縦走歩きを堪能。

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     展望のいい笹原を縦走、本当に気持ちがいい

小さな起伏をいくつか越えて、西熊山を越え、お亀岩の分岐に。眼下には小屋も見える。少し登り返して天狗峠から10分ほど行くときれいな円錐の天狗塚の山頂だ。ここも展望が素晴らしい。四国の山は見慣れないので、山の同定はなかなかできなかったが、帰ってから確認してみよう。

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        天狗峠、天狗塚はもうすぐ

そこから下って西山林道登山口へ。車も何台もあったので、ここから往復の人や車回収の人もいるのだろう。ここからさらに下って国道(バス停)に出るという方法もあるのだが、ネット情報では道もわかりにくく藪漕ぎもあるとか。距離は長いが安全策をとって、林道を歩いて戻ることに。林道といえ、ほとんど舗装されている。緩やかな下りが多かったし、かったるいのでところどころ小走りで進む。5~6キロと思っていたが、GPSデータは結局7キロ強。Jogったせいか1時間ほどでいやしの温泉郷に戻った。

そのまま温泉に直行できるところがいい。いやしの温泉郷は、少しぬめり気のある温泉らしいいいお湯でした。

そのあと愛媛に向かい笹ヶ峰の登山口へ。予報がよくないので、山頂に近い北側の登山口へ、、、えっ台風の影響で車の通行禁止? 急遽南側の寒風山トンネルを越えて南側の登山口へ。判断は明日の朝しよう、、、真っ暗な中眠りにつく。

 

○4月29日(月) 小雨
朝目が覚めると外は小雨、ややガスっぽい。ここからピークの往復だけなら、コースタイムで3時間40分。正直行けなくはないので迷った。ただ笹ヶ峰をピークハントで終わるのはもったいないかなと思ったのと、地図上に「迷」マークがあったので、潔く諦めた。明日以降の予報を調べると、どこの山も期待薄。可能性としては雲仙普賢岳か鶴見岳か。どちらもオプションで考えていた山だが、移動時間は丸一日とれるので、雲仙まで行くことに。。。

四国-九州のフェリーは空きがなさそうだったので、しまなみ海道経由で陸路雲仙へ。途中生口島で平山郁夫美術館に立ち寄る。雨は降ったりやんだり。ちなみにマイカーで九州に入るのは初めて。(レンタカーならあります。)

 

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