紅葉、滝、展望、野天風呂、魅力満載の燕温泉からの妙高山周回(10月8日山行記録(3))
妙高山北峰から黒沢池分岐まで急斜面を下る。樹林帯で展望はほとんどない。すれ違いのたびに待つことになるが、思ったよりも渋滞はなかった。きまま仙人は下りの方が怖いので、オーバーペースになりすぎないように確実に下る。迷ったがストックも使わず。
まずまず順調に10時52分 黒沢池分岐を通過。長助池で休憩するつもりだったので、休まないでスルー。ここからは少し荒れていたり、ぬかるんでいたりするところもあるが、通行に支障はない。
思ったよりも道は荒れている、これも変化があって面白い
なかなか池に着かずに長いなぁと思いながら歩く。11時10分、視界が一気に開けたと思ったら長助池に出た。思わず歓声がこぼれる。ベンチもあるので、腰を下ろして小休止。ここでもパンでエネルギー補給。
長助池、ベンチもあって絶好の休憩場所
岳樺の白い幹、枝が紅葉といい対比
小さな池(池塘)がたくさんある
妙高山頂側
長助池も期待したほどの紅葉とはいかなかったが、本当に美しい景色が広がる。池周辺の草紅葉に外輪山の斜面は赤やオレンジと色付いている。それに緑や葉を落とした木の白がまじりあった世界だ。その後も来る人来る人到着時には歓声。
ここからは緩やかな下りだが、ぬかるんだところが多く、やや歩きにくいところがある。下りが緩やかなのはきまま仙人にはうれしい。展望はほとんど無く、少しガスがでたり、また晴れたり。こちらから登ってくる登山者は少ない。前後がばらけると、静かな山歩きになる。30分ほど黙々と下り、標識のない湿地帯(大倉池?)をすぎれば、12時ちょうどに大倉分岐だ。
滑りやすいところも、ロープがあったり、邪魔な枝があったり
大倉分岐から10分強行ったところに黄金清水という水場がある。コップなどは無かったので、手ですくって飲んでみる。冷たくておいしい。展望がない単調な下りでも、こういうアクセントになる場所があるのはうれしい。
黄金清水、冷たくて美味しい
ここからは暑くて長かった。滑ったりケガをしないように慎重に下っていく。徐々にひざに来ているのがわかる。何でもないところでふらつく。ヤバイ、慎重慎重。自分にいい聞かせながら下る。ただ、この辺り紅葉の綺麗な木が元気をくれる。
鮮やかな紅葉
黄色の黄葉も印象的
川の音が聞こえるようになるが、まだまだ見えない。コースタイムだとそろそろ着いてもいいのにと思うが、、、、やっと12時52分、大倉沢の河原に出た。ザックを下ろして小休止。
ここからしばらくは、少しルート判断の難易度が高い。ひょっとすると前日までの雨で川の水量が多かったせいかもしれないが。まず大倉沢を渡るのが心もとない滑りそうな丸木の橋。少し下流にも丸木のかかったところがあったが、手前の方が渡りやすそうだった。ストックを出すことも考えたが、面倒だったのでそのまま。手前(横)の岩から丸木に足をかけて、一気に対岸に飛び移る。緊張はするが、なかなか楽しくもある。
その先少し行くとルートが見当たらない。(繋がっていない?or水没?) GPS(Epix)を見ると方向は間違っていないようだ。登り用のものも含めて、矢印がいくつか書かれてあるので参考にするが、古いものが混ざっているのか、その先にはマークも踏み後もない。慎重に何ヶ所か探すと、少し山側の前方にルートらしきものがあるのが分かった。川沿いを行くのが正解だったのかもしれないが、(水量が多く?)そちらの方が通りにくいので、木の茂ったところをやや強引に抜けてルートに出る。
ルートを見つけて振り返ると、岩には赤と黄の2つの矢印
更に行くと、これを渡るの?という所を徒渉するように矢印がある。その先を見ると、一度中瀬のようなところに渡り、もう一度こちら側に徒渉した先にピンクのテープがあった。多少靴が濡れたとしても、このままこちら側の岸をへつらっていく方が安全と判断して、慎重に進む。無事通過!ほっとひと息。
右のところも左のところも、ちょっと渡れないでしょう!
そこから先は問題のある個所はなかった。時折リンドウやアザミといった秋の花がまだ咲いている。
落ち葉を踏みしめながら歩く
アザミ オヤマノリンドウ
鮮やかな赤い葉
13時21分二合目の麻平通過。さらに13時35分一合目の標識を過ぎると、すぐに惣滝の分岐(崩落のため立入禁止)、ほどなく立派な吊橋が見えてきた。
吊橋の右手に河原の湯がある
周囲は紅葉がきれいだ
河原の湯はここから少し右手に入ったところ。迷わず寄り道。13時46分、河原の湯に到着。既に数名の登山者が入浴していた。きまま仙人も裸になって入浴。自然の中で、乳白色のお湯に入るのは最高。あとは林道のみという安心感も手伝ってリラックスして、周りの登山者の方々と談笑。(途中から登山者ではない方も入ってきた。) やや温度が低いのと、紅葉が無いのが惜しい。
河原の湯 登山者で和気あいあい
汗で濡れた服を再び着て林道を歩き、14時17分 スタートの登山届のポストのある分岐に戻った。面倒なので、車には戻らず妙高山方面に少し行って黄金の湯へ。こちらも乳白色の濁り湯。こちらの方が温度が高くて気持ち良かったです。ただ、動くと底の土のようなものが舞い上がって、お湯が汚れるのがネック。そーっと大人しく浸かりました。
結局駐車場に戻ったのは14時44分。本当に魅力満載の充実の山行になりました。見どころも多いですし、妙高のいろんな表情が楽しめました。このコース、初心者初級者にはややハードかもしれませんが、絶対おすすめです。
帰路は渋滞にはまって大変。さすがに疲れたので横川SAで少し仮眠してから帰りました。
おしまい。
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