紅葉、滝、展望、野天風呂、魅力満載の燕温泉からの妙高山周回(10月8日山行記録(1))
昨年秋の妙高山山行の記録をアップします。やっと、、、です。
速報でも書きましたが、紅葉は見頃とまではいかなかったですが、天気に恵まれ本当にいい山行でした。魅力満載のいいルートです。まずは、いつものようにコースとコースタイムの再掲から。
コースとコースタイムは以下。
燕温泉駐車場6:02-黄金の湯6:13-赤倉温泉源湯6:48-称明滝6:58-四合目(麻平分岐)7:16-天狗堂8:00-クサリ場8:52-9:22妙高大神10:04-妙高山(北峰)10:08-黒沢池分岐10:52-11:10長助池11:31-大倉分岐12:00-黄金清水12:12-大倉沢12:52-二合目(麻平分岐)13:21-惣滝分岐13:39-13:46河原の湯14:08-14:20黄金の湯14:38-14:44燕温泉駐車場
小布施で北斎を見て回ったあと、夜に燕温泉入り。日帰り用の無料駐車場は30台くらいとのことだが、問題なく駐車できた。トイレもある。夕方から降っていた雨はあがったようだが、空は雲で星も見えず、少しガスがかかっている。明日の好天を期待しつつ眠りにつく。
思ったよりも暑くてなかなか寝付かれない。。。
○10月8日(土)晴れ
朝、日が出ると一気に雲が消えた。青空に朝焼けの前面の山(神奈山?)が映える。よし、絶好の秋晴れ。一気にテンションが上がる。そこそこコースタイムがあるせいか、意外に早出する人が多い。きまま仙人も準備をして、予定通り6時2分に出発。
駐車場、思ったよりも広い
4軒ほど宿のある小さな温泉街を抜けると、惣滝・燕新道との分岐のところに登山届のポストがある。届を出して左手の燕登山道方面に進む。すぐに黄金の湯の立派な標識があるが、肝心のお風呂はどこ? ちょうど朝風呂に入りに行く温泉客の老夫婦にもう少し先であることを教えてもらう。ほどなく右手にあった。
登山届のポストのある登山口 大きな黄金の湯の看板、湯船は少し先
この黄金の湯、乳白色の白濁湯で野趣あふれる感じがすごくいい。小さな脱衣所もあるが、男湯はちょっと覗くと丸見え。やはりこのお風呂は入っておかないと、帰りにはぜひ立ち寄ろう。更に行くと、左手に方向を変え、青い空にこれから登る妙高山の姿がはっきり見える。よく見ると月もきれいに見えている。ちなみに山頂は左奥のようだ。
野趣あふれる黄金の湯、帰りにぜひ入らねば、、、
予報も気温が上がるようだったし、昨夜から暑いくらいだったので、今日はスタートから夏ウェア。インナーはメリノウールにしたが、ソフトシェルもザックの中。(実際この日は一度も使わなかった。) さわやかな朝だが、少し歩くと汗ばむような好天。日焼け止めが必要だったかな。
朝日に輝く妙高山頂、右側尾根の上にはきれいな月
神奈山の稜線か?
山肌や木々は色付いてきれいではあるが、妙高の山姿もそうだが、紅葉は期待したほどではないような? 少し早いのだろうか。舗装された小道を緩やかに登っていく。このくらいの斜度だと、いいウォーミングアップ。少ないがまだ花も咲いている。
大文字草 確認中?
登山者カウンターを過ぎて少しすると、北地獄谷を右手に見ながらのコースとなる。基本緩やかな舗装道が続くが、なかなか高度感があっていい感じ。1ヵ所崩落個所が有るが、通行に支障はない。しだいに前方遠くに2段の立派な滝が見えてくる。上が称明滝、下が光明滝と思われる。近づくにつれ滝がどんどん大きくなっていく。
コンクリの登山道、右手は切れ落ちた北地獄谷
前方に小さな小屋が見えてきて、硫黄の臭いがしだすと、赤倉温泉の源湯だ。6時48分、源湯到着。水場のような感じで水が流れているところがあるが、期待に反してお湯ではなかった。コップもあったので、ひと口飲んでみる。ん、思ったより普通。
赤倉温泉の源湯(青いシートの手前)、お湯ではなかった
ここから登りが本格的になる。光明滝の右岸を巻くように登ると、6時58分 光明滝の上、称明滝の下のテラス状のところにでる。上から光明滝をのぞき込むと、なかなかの迫力。この2つの滝、流れている水が温泉成分(硫黄)を含んでいるせいか、滝の岩肌が橙白で独特。称明滝の真下までいけるようなので、全体が見えるところまでちょっと寄り道。見上げる滝も迫力がある。
上が称明滝、下が光明滝
温泉(成分)の白濁の滝
滝周辺の紅葉
ここからは滝の本流からは離れ、小さな流れの沢沿いに緩やかに登っていく。流れている水が乳白色で面白い。手を入れてみるがお湯ではなかった。周辺も紅葉の色付きがきれいで、いい気分。日があまり当たらない沢なので、輝くような紅葉ではないものの、いいコースだ。
石畳のような登山道
白濁の沢が面白い、手を入れても暖かくはなかった
笹の緑に黄葉のグラデーション、岳樺の幹もいい感じ
7時16分、四合目麻平分岐。休憩をしている登山者もいたが、余裕もありスルー。緩やかな登りが続く。少し早い感じだが、楓の黄葉がきれいで、張り出した枝のトンネル状のところを行くのはすごくいい。
紅葉の沢をゆっくり登っていく
7時46分 五合目を過ぎると、いよいよ胸突き八丁といわれる急登が始まる。ジグザグを切ってぐんぐん高度を上げていく。徐々に周囲が明るくなっていき、木々の高さも低くなり、森林限界が近いことがわかる。日帰り装備なので、荷物も軽く快調に登っていく。このあたりから他の登山者をどんどん追い越していく。手を使うような斜面もあるが、問題になるような個所は無い。
ロープもあるなかなかの急登
登り切って少しなだらかになったところを少し行くと、六合目の天狗堂だ。少し広いスペースがあり、大勢の登山者が休憩している。きまま仙人も初めてザックを下ろして小休止。エネルギー補給にパンをひとつ。日射しが当たり暑いくらいだ。ここは分岐にもなっていて、左手に下ると大谷ヒュッテらしい。
六合目天狗堂の祠 青い空にナナカマドの赤い葉が映える
木々越しに稜線部分が見えてきた
気持ちのいい登山が続くが、今日はここまで。
続く、、、
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