紅葉、滝、展望、野天風呂、魅力満載の燕温泉からの妙高山周回(10月8日山行記録(2))
光善寺池付近から妙高山山頂を望む
きれいな紅葉、黄葉
天狗堂を過ぎると、木々の間に近くなってきた妙高の山頂が見える。もうひと踏ん張りだ。10分ほど行くと、登山道がぬかるみだし、木道の道になると光善寺池だ。きれいな池というよりは、ぬかるんだ沼地。池を越えたあたりで7合目を通過。
光善寺池、ちょっと期待外れ
このあたり合目の間隔が狭い気がする。快調に8時25分、八合目の風穴到着。休んでいた単独男性と展望を見ながら少しお話。木々の間から高妻山や北アルプスが見える。風穴とは小さな穴が2つ3つほど空いているだけ。な~んだと思って手をかざしてみると、たしかに風が流れている。名のとおり風穴だ。
登るにつれ登山道が変わっていく 風穴、たしかに風が、、
時折振り返って展望を見ながら登る。と、きれいな富士山型の山が見える。えっ?コンパスで方角を確認。間違いない、富士山だ! とするとその左は八ヶ岳で、さらに左は南アルプスだろうか? ますます頂上からの展望が楽しみだ。
左 富士山と右は八ヶ岳
野尻湖の奥には、草津や志賀高原の山々
風穴から30分ほど登ると、このコースの最大の難所 九合目鎖場(下)だ。直登かと思えるような急な岩場に10mくらいだろうか、長い鎖がかけられている。落ちるとただでは済まないだろう。が、ステップが階段状にしっかり付けられていて、まったく余裕。ただこの時は少しだけ登山者が詰まっていたので、適度な待ち時間。その間に呼吸を整える。
鎖場の急登、階段状のステップが切ってあるので安心
上から見ると垂直に見えるくらい
長い鎖のあとは、左手にトラバース気味に登る。こちらの方が高度感は感じるが、ここもステップが切ってあるので、こういう天気だと滑る心配もなく全く問題なし。意外にあっけなく登り切ってしまった。鎖場を登り切った上は、好展望なテラス状の岩峰になっている。写真を撮ってしばし景色を堪能。
トラバース気味に登っていく
北アルプスはほとんどの主峰を確認できる。白馬三山、五龍岳、鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳。奥には剣岳の尖峰もばっちり。低く見える高妻山の奥は槍穂連峰、その左は鉢盛山をはさんで中央アルプス。南アルプス、八ヶ岳、富士山、さらには四阿山などへと続く。最高の展望だ。
最後に高山の雰囲気のある黒く大きな岩の岩場の急登を登っていく。振り返ると雲の間に下界が見える。高度感が堪らなくいい。
振り返ると下界が 青い空に登っていく
足場はしっかりしていて、スリリングだが危険はない
登りつめたところが、妙高山最高地点(2454m)の妙高大神(南峰)だ。360度の大展望に大感激。ザックを下ろしてここで休憩を取ることにした。周りにいた登山者の方々と山々の同定を話し合う。
南峰山頂 南峰から北峰を望む
北アルプスを背景に岩峰に立つ
北アルプスの右手には雨飾山に焼山、火打山。富士山から左手、東側がわかりにくかった。浅間山や四阿山、あたりが重なってわかりにくい。南東には野尻湖を見下ろす。その奥に草津白根山や志賀高原の山々、さらに手前に斑尾山、奥は日光、尾瀬の山々だろう。北東方面はやや雲もあり、山頂部だけでは同定は難しい。それでも立ち去るのが惜しい大展望についつい時間がたつのも忘れて眺め続けた。
白馬三山(右から白馬、杓子、白馬鑓)、左端奥は剱岳、右端は雪倉岳
北ア 後立山連峰、右の鹿島槍から針ノ木、蓮華、野口五郎、、、
高妻山の後ろには槍穂連峰、槍ヶ岳の鋭いピークも確認できる
数分で妙高山(北峰)山頂に着く。2446mとこちらの方が少し低いが、三角点のある山頂はこちらだ。わざわざ北峰と書かれた立派な山頂標識が付けられていた。17年前はなかったなぁと思い出す。火打山も見頃というほどは色付いていないように見えた。火打山などの写真を撮って10時13分山頂をあとに。
今日はここまで。Part3に続く。。。
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