大展望の雪山初級者コース 快晴の赤城山 (2月10日山行記録(2))
ここから少し下る。小ピークを越えてまた下る。雪がしっかりあり、既に何人も歩いているので、すごく歩きやすい。正面の黒檜山がいい感じだ。意外に近く見えた。10時3分、コルの大ダルミを通過。雪に埋もれて、標識が低い。いよいよこれから今日のメインの登りだ。このあたりまでくると、すれ違う登山者も多い。さすがに人気の山だ。
一旦下る、雪が深くなかなか急
大ダルミ付近からの黒檜山、いよいよ最後の急登
一歩一歩確実に高度を上げていく。汗が出てくる。トレースは明瞭で、迷うようなところはひとつもない。雪の締まったところは、ストックが刺さらない。急なところは、身体を横向けて、横歩きのような要領で、確実に登る。急坂とはいえ、大ダルミから標高差は200mほど。気持ちの上では余裕ありあり。
登り詰めて少し緩やかになってくると、10時28分 絶景スポット60歩と書かれた分岐に。60歩であれば、行かない手はない。ちょっと寄り道。東から南、西側とよく見える。谷川岳あたりが見えているはずだが、見慣れない方向からの白い峰々の区別は意外に難しい。
絶景スポット①への分岐 絶景スポット①はここ
長七郎山(左)から小沼、地蔵岳(右)、大沼(右下)と赤城が一望
登山道を外すとズボッとひざ上まで埋まってしまう。それはそれで楽しい。ルートに戻ると、まもなく赤城大神と書かれた鳥居に祠。せっかくなので無事の下山をお祈りして先へ。
赤城大神の鳥居と祠
下山口の分岐を分けて少し行くと、10時36分 赤城山最高峰1685m黒檜山山頂に到着。真新しい赤城山と書かれた標識が印象的。前回(24年前)はこんな標識はなかったはず。
ちなみに赤城山という名のピークは無い。最高峰の黒檜山(1828m)をはじめ、地蔵岳(1674m)、駒ヶ岳(1685m)などの総称が赤城山だ。
せっかくなのでさらに少し行ったところの絶景スポット②まで行って休憩を取った。風が少しあったこともあるが、ストーブ(コンロ)を出すのも面倒だったので、カップ麺はパス。サーモスに入れた白湯でコーヒーを作り、パンなどエネルギー補給。うっ失敗した、コップを忘れた! 少し小さかったが、サーモスのフタで代用。
赤城山最高峰黒檜山山頂 絶景スポット②はこの先
山の同定ができなくて残念(確認する広域地図も持っていなかったし)だったが、あとで確認したところ、八ヶ岳、浅間山から北側に苗場山、仙ノ倉山、万太郎山、谷川岳、馬蹄形縦走の武能岳や朝日岳、武尊岳、尾瀬の至仏山、燧ヶ岳、会津駒ヶ岳、奥白根山、皇海山と続く。武尊山が近くて格好いい。富士山は角度的にここからは見えないか。眼下には大沼があり、凍結湖上にカラフルなテントがたくさんあるのがわかる。
大沼を見下ろす、中央やや右奥の白い峰は浅間山
左から苗場山、仙ノ倉山、万太郎山、右端大きいのが谷川岳
左端 谷川岳から中央 朝日岳、右端は巻機山
どっしりとした武尊山が近い、右奥には尾瀬の至仏山
中央 燧ヶ岳、その右奥白いのが会津駒ヶ岳
などなど大展望が広がる。本当に来てよかった。山頂(絶景スポット②)は常時数組の登山者で賑わっていた。山頂は風が少しあって、じっとしていると身体が冷える。ただ、今回の新兵器ドライナミックはべとつき感や汗冷えが大きく低減できる。これは本当にいい。
あと手袋を脱いで写真を撮ったり、食事をしたりしていたら指がかじかんで、、、、ここで雪山用の少し厚い手袋に交換。
今日はここまで。
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