« 槍穂の大展望から、鷲羽・黒岳2つの百名山と赤牛岳を縦走、読売新道は魅力満点もやっぱり長かった!(8月27-30日山行記録(1)) | トップページ | 槍穂の大展望から、鷲羽・黒岳2つの百名山と赤牛岳を縦走、読売新道は魅力満点もやっぱり長かった!(8月27-30日山行記録(3)) »

2018年2月 8日 (木)

槍穂の大展望から、鷲羽・黒岳2つの百名山と赤牛岳を縦走、読売新道は魅力満点もやっぱり長かった!(8月27-30日山行記録(2))

赤牛岳・読売新道山行の2日目。快晴とはいかないまでもまずまずの天気。やや風は強い。

28日(月) 曇のち晴
  双六小屋5:28-6:27双六岳6:48-三俣蓮華岳7:50-8:34三俣山荘8:58-
  9:56鷲羽岳10:18-11:37水晶小屋14:09-14:32水晶岳14:45-
  15:14水晶小屋(泊)

Img_9066a

           槍穂を眺めながら登る、いつ見てもいい!

Akaushi1708_map2

 

○8月28日(月) 曇のち晴

朝、鷲羽岳はきれいに見えているものの、空は雲があり少しどんよりした感じ。風が少しあって、むしろ肌寒い。朝焼けの山々を期待したが、ダメそうなので早々に諦めて小屋の朝食。きまま仙人は混むのが嫌なのと、通常早出するため小屋の朝食を食べることが少ないが、この日は小屋の朝食。ひとつは軽量化のためだが、この2日目はコースタイムに余裕があるので温かいご飯を食べていきたかった。双六小屋の朝食、1バッチで並ぶこともなかったし、内容もなかなかよかったです。

出発は5時28分。これでも同部屋の5人の中では一番最後。スタート時、風が気になったので薄いウインドブレーカーを着て歩きはじめる。今日も三俣山荘で水を補給するつもりで水を少なくしたのでザックも少し軽くて軽快。(とはいえ1.6Lは入れてます。) 途中に確実な水場があるコースはありがたい。

予定通り双六岳コース。きまま仙人、今回が双六岳は3度目の登頂だが、過去2回はガスで槍ヶ岳が拝めず。また天気が悪くて巻道を行ったこともある。双六からの槍ヶ岳は、写真などで見ると双六独特の景観で、一度いい条件で見たいと思っていた。今日は見られそう。期待に足も進む。気になるのは風だ。

登るにつれ、展望が良くなっていく。南側には焼岳、乗鞍岳、さらにその右奥には御嶽まで姿を現した。

Img_9047a

    朝のほんのり赤い空に焼岳(左)、乗鞍岳(中央)、右奥には御嶽

Img_9048a

      鷲羽岳の左奥に水晶岳(黒岳)も頭を出している

Img_9065a

    双六小屋から槍へと続く西鎌尾根、樅沢岳の左奥は常念岳

Img_9070a

    今日のコースが見渡せる、左 丸山から三俣蓮華岳
       右の尾根は鷲羽岳から水晶岳(黒岳)

急斜面を一気に登り、双六岳山頂部のなだらかな尾根に出る。槍ヶ岳も笠ヶ岳もきれいだ。ゆっくり何枚も何枚も写真を撮りながら歩いていく。振り返ると、なだらかな丸みを持った稜線から鋭い槍穂連峰の上部が出ている素晴らしい景色だ。もう最高! (携帯でも撮影して、山頂から即ブログアップ8月28日

Img_9078a

      幅の広い双六岳独特のスロープをゆっくり登っていく

Img_9084a

         三度目の正直でこの絶景が見れました

Img_9094a

   登るにつれ角度が変わっていく、滑走路のような双六の広い稜線

以前はここから双六岳まで、けっこう長かった記憶があるのだが、この日は山頂も見えているし、すごく楽しい稜線歩きだった。最後にひと登りして、6時27分 2860m双六岳山頂到着。360度の大展望に大満足。ただ、風はけっこう強い。槍穂はもちろん、焼岳、乗鞍岳、その奥に御嶽、さらに笠ヶ岳、遠く白山、黒部五郎岳、薬師岳、水晶岳、鷲羽岳、野口五郎岳、餓鬼岳、燕岳から表銀座の稜線を経て大天井岳、北鎌尾根から槍ヶ岳へと続く。じっとしていると風で寒いくらいだが、素晴らしい展望に少し我慢。

P01a_sugoroku

   双六岳山頂からの360度の大パノラマ (クリックで拡大します。)

Img_9103a

       双六岳山頂からの槍穂連峰、左端は常念岳

Img_9102a

    北側、これから進む稜線、右から鷲羽岳、水晶岳、左は薬師岳

Img_9098a

             笠ヶ岳

Img_9095a

         白山もはっきり見える

ここからはなだらかな起伏をいくつか越えて、丸山、三俣蓮華へと進む。双六岳を少し下ると、風はかなり楽になった。スカッとした青空ではないが、まずまずの好条件。足元でもヨツバシオガマやウメバチソウ、トウヤクリンドウなどが楽しませてくれる。急ぐこともないので、写真を撮りながらゆっくり歩く。ただ止まるとひんやりするので、休憩はなし。

Img_9121a

   素晴らしい展望の中、双六から三俣蓮華への稜線を行く

7時50分 2841m三俣蓮華岳到着。長野、岐阜、富山の境界だ。眼下には三俣山荘。両翼を広げたような鷲羽岳が本当に格好いい。水晶岳もかなり近づいて来た。ひと通り写真を撮ったら、身体が冷えるので早々に出発。急な斜面を慎重に下る。ザレた登山道が歩きづらい。

Img_9143a

    黒部源流域を見下ろす、右に鷲羽岳、左奥には水晶岳(黒岳)

Img_9155a

  鷲が翼を広げた姿という鷲羽岳、格好のいい山だ、手前に三俣山荘

Img_9140a

    硫黄尾根の荒々しい茶色の姿が印象的、左奥は常念岳

Img_9146a_2

        薬師岳、手前の台地状のところは雲の平

8時34分、三俣山荘に到着。ここは風が無くて快適。これからの鷲羽岳の登りに備えて長休止。パンとキウイでエネルギー補給。今回バナナはやめたが、キウイ(トータル3個)は重くても持参。いややはり山でのキウイはうまい!

ここで広島から来ていた(おそらく)70代と思われる夫婦ときまま仙人より少し若い男性の3人組が追いついてくる。双六小屋でも見かけた人たちだ。たしかに荷物こそ重くはなさそうだが、年齢を考えるとすごくいいペースだ。この方たちとは水晶小屋でもご一緒になる。

水晶小屋は水が有料かつ量も(安いのは)制限付きなので、ここで補給してトータル2.6Lの水を背負う。もう1L分プラティパスを入れてきてあるのだが、この天気なら今日はそんなに必要ないと見て、使わなかった。(カンカン照りで暑かったら3.6L背負うつもりだった。)

今日はここまで、続く。。。

|

« 槍穂の大展望から、鷲羽・黒岳2つの百名山と赤牛岳を縦走、読売新道は魅力満点もやっぱり長かった!(8月27-30日山行記録(1)) | トップページ | 槍穂の大展望から、鷲羽・黒岳2つの百名山と赤牛岳を縦走、読売新道は魅力満点もやっぱり長かった!(8月27-30日山行記録(3)) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 槍穂の大展望から、鷲羽・黒岳2つの百名山と赤牛岳を縦走、読売新道は魅力満点もやっぱり長かった!(8月27-30日山行記録(2)):

« 槍穂の大展望から、鷲羽・黒岳2つの百名山と赤牛岳を縦走、読売新道は魅力満点もやっぱり長かった!(8月27-30日山行記録(1)) | トップページ | 槍穂の大展望から、鷲羽・黒岳2つの百名山と赤牛岳を縦走、読売新道は魅力満点もやっぱり長かった!(8月27-30日山行記録(3)) »