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2017年11月23日 (木)

堺観光(妙國寺、南宗寺、大安寺)

今日は久しぶりに、どこにも出かけずの~んびり。雨ということもあって、だらだら雑用してます。

さて、週末にあった高校バスケ部同期の恒例となった、秋の温泉旅行。今年は出身地でありながらあまり知らない、地元である堺を観光するという企画に。今年は女性陣や、1年後輩も参加し、10人を越える賑やかなツアーに。いや~本当に楽しかった。

小雨の中、自転車でという当初の計画は中止となってしまったが、今も大阪に住むメンバー達が車を出してくれ、妙國寺、南宗寺、大安寺に老舗のお菓子屋などを回った。

せっかくなので、備忘録としてちょっと書いておきたい。

 

○妙國寺
蘇鉄で有名な日蓮宗のお寺。さすがに大きな蘇鉄は見ごたえがある。本能寺の変の時に、家康はここにいて、これも有名な伊賀越えへとつながる。言われてみれば家康が堺にいたと聞いたことはあったが、妙國寺だったとは。土佐事件何て、ほとんど知らなかった。

○南宗寺
地元にいながらよく知らなかったが、敷地も広く立派なお寺。何と大坂夏の陣で、後藤又兵衛の槍に刺されたのがもとで、ここで家康がなくなっていたという伝説がある。(実際に後年、秀忠、家光がこの寺を訪れているらしい。)今は戦後に建てられた立派なお墓がある。事実は藪の中だが、なかなか面白い。
その他にも茶道三家の供養塔や利休の茶室などがあり、インパクトには欠けるが、なかなか見るものは多い。

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      後年建てられた、家康の墓

○大安寺
公開される期間以外は、非公開のようだが、地元の顔で特別に襖絵も見せてもらえた。呂宋助左衛門の邸宅跡(の部材を使って立て直しした)とされる。

何といっても本堂の鶴図、百日紅遊猿図、松梅図、檜図、藤図、西湖図などの襖絵は一見の価値あり(重要文化財)。住職の話では、西湖図は狩野元信の作、他は狩野永徳の作という言い伝えがあるようだが、パンフレットにはそういう言い伝えもあるが、もう少し後年の狩野派の作だろうとのこと。
真偽のほどはわからないが、永徳、元信であった方が地元出身の一人としてはうれしいのだが。

昔の国定教科書に「画師の苦心」として取り上げられていたここの松梅図の逸話を住職の方が説明してくれた。(教科書は檜図となっているよう)
百日紅遊猿図は、金箔地にテナガザル。百日紅(サルスベリ)で猿が遊ぶというのも洒落なのだろうか?テナガザルという点や猿の表情とともにとても面白い。呂宋助左衛門の財力がうかがえる豪華な作品でもある。

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   金箔地の百日紅遊猿図の前で記念写真も撮らせてもらいました

 

○八百源来弘堂
実はここの社長さんも同級生。何といっても肉桂餅。あと芥子餅(ちぬ乃月)の2種はよく覚えていた。改めて肉桂餅を食べたが、こんなにおいしかったっけ!と思うほど美味しかった。ちょっと認識を新たに。まぁ昔は和菓子の味などわからなかったということかな。

○かん袋
きまま仙人は、まったく知らない老舗だった。白玉の餅を緑の餡(枝豆ベース?)にくるんで食べるというくるみ餅が有名らしい。ボリュームもあり、非常に美味しかった。

○小島屋
芥子餅で有名なお店。きまま仙人はほとんど食べた記憶もない。この日はコーヒーとロールケーキで一服。

 

 

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