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2017年10月11日 (水)

小布施での北斎巡り

現在あべのアルカス美術館で行われている北斎展「北斎-富士を超えて-」(大英博物館との共同プロジェクト)のせいか、最近TVでたびたび北斎や小布施のことが放送されている。

もともと小布施は気にはなっていたが、今回訪れることにしたのは、やはりTVの影響は大きい。

Houou

     岩松院の八方睨み鳳凰図

 

まず行ってみたのは北斎館。今は「北斎漫画の世界」という企画展をしていて、これはきまま仙人にとってはどちらかというとマイナス。北斎漫画よりも通常の多色刷りの色鮮やかな版画を多く見たかったかな。北斎中心の30点くらいの肉筆画はなかなか見ごたえがある。

それにも増して見たかったのは、祭屋台の天井に描かれた絵。ひとつが男浪と女浪という波の絵。有名な神奈川沖浪裏の進化形ともいえる作品。ただ事前の調査不足で、この日は前述のあべのハルカス美術館に貸し出し中で、飾ってあったのはレプリカ。ん~かなり残念。

もうひとつは、鳳凰と龍。こちらは真筆が展示されていました。(祭屋台にはめ込まれているのはレプリカ)祭屋台自体も北斎のプロデュースした作品で、これは現地まで見に行かないとなかなか見れないもので面白かった。

もうひとつが、岩松院の金堂天井絵。畳21帖分の大きな鳳凰図。どこから見ても睨まれているということで、八方睨の鳳凰図といわれている。近年修復されたようで、色鮮やかで今描かれたような迫力ある絵だった。

時間がなかったことと、運転等で疲れていた上に夕方雨が降ってきたので、早々に観光を切り上げたが、高井鴻山美術館など、他にももう少し見てみたかったところもある。

また機会があれば、ぜひ立ち寄ってみたいものだ。

 

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