両神山山行記録速報
昨日登ってきた、両神山の山行記録速報をアップします。今、足だけでなく腕まで筋肉痛です。
天気予報とコースの危険度を考えて、土曜日の予定を1日順延して日曜日に。でもやっぱりこういうハードコースは土曜日だなぁ。
最近の山行は、速報だけで記録を全然アップできていないのですが、文章はほとんど書いています。写真の選定や加工に手間がかかって、、、
とはいえまずは、いつものようにコースとコースタイムをアップします。
尾ノ内渓谷駐車場6:08-油滝7:50-地獄穴8:17-龍神神社奥社9:35-東岳10:14-前東岳10:30-10:45両神山11:03-前東岳11:20-1306mピーク12:30-黍岩13:13-天理岳13:41-鉄塔15:20-林道15:31-15:34尾ノ内渓谷駐車場
今回のコース、かなりハードで、一部の区間はエアリアマップにも登山道として載っていません。経験のない方にはお勧めしません。くれぐれも行かれる方は自己責任でお願いします。
もともと、某雑誌(たしか山渓)の名急登100という企画に、この尾ノ内沢道が掲載されていた。平均斜度が22.6度という急勾配が印象的で、一度トライしてみたいと思っていました。ただ、往復するか、八丁峠から坂本に下るコース(下山後駐車場に戻るのに3キロ以上ある。)でないと車でのアプローチが難しそうなので、なかなか実現しなかったコースだった。今回ネットで調べていたら、天理岳から北側に下山して、尾ノ内渓谷に戻ることができることが分かったので、実行に移したというわけです。
一方で先にも書いたが、尾ノ内沢道はエアリア地図には油滝までしか載っていません。(油滝-龍神神社奥社間が無い。廃道?) また天武将尾根(今回は前東岳-天理岳間)は破線。天理岳から北に下るルートも掲載されていません。
そこで事前にネットでいろいろ調べた上に、①1/25,000地図を用意、②ネットからダウンロードした歩かれた方のGPSログデータからルートデータに変換して、GPS(epix)に入れてルートナビを使用しました。
結果的に1/25,000地図は使わずにすみましたが、GPSのルートナビは大活躍でした。その甲斐あってか、ルートを間違えたり不安になったりということは全くなかったのですが、想定以上にタフ&悪路でした。その分面白かったとはいえ、本当に疲れました。
以下、備忘録として簡単に各ルートについてコメントしておきます。
尾ノ内沢道:尾ノ内渓谷駐車場~龍宮神社奥社(八丁尾根稜線)
ルート自体は小鹿野山岳会の方が付けられたルートを示すプレートやペイント、赤テープがあり、しっかり確認して歩けば迷うことはないと思われる。ただ、油滝まででも足の置き場が不安定な鎖場があるし、この日は水量が多かったのかスリリングな徒渉が何度かあった。とはいえ大きな問題はない。
油滝から奥社までは、さすがに長い急登。しかも岩も濡れているし、特に土の道の部分が、水分を含んですごく滑りやすい。ホールドも取りにくいところが多い。終盤は鎖の連続。最も危険だったのは、トラバースの鎖場で、鎖の支柱がぐらぐらしていること。通行できないようなところはないが、個人的には八丁尾根よりもハードかつ高難度に感じた。
天武将尾根:前東岳~天理岳
ところどころマーキングテープがあるが、わかりづらいところもあり、テープだけで歩くのは少々危険な気がします。道は枝や草で(藪漕ぎとまでいきませんが)、歩きにくいところもそこそこあります。ストックやザックが引っかかるのに苦労しました。それ以上に、滑りやすい急下降に非常に苦戦しました。(きまま仙人は下りの方が苦手) 特に前東岳からすぐの急下降は木につかまりながらの悪戦苦闘でした。急下降はところどころ続きます。何度か尻餅をつきましたし、一度1mくらいスライディングしてしまいました。
こんなところを下るの?とか、この斜面どこから登るの?とか愉しませて?くれるところも満載です。
でももう一度行くかと聞かれたら正直嫌かな。
天理岳北側尾根ルート
はっきりいって、ルートらしいルートが無い区間があると思った方がいいです。ルート、偽ルートともに獣道は多数あります。ただ、赤テープによるマークは非常にしっかり付けられていました。また数か所真新しいトラロープの補助があったので、その点では安心感はありました。ルートっぽい方ではない急な方を下ったりするので、常にGPSでルートを確認しながら歩きました。正しいルートの方をさがすと必ず赤テープが見つかります。ここも滑りやすい急下降は多いですが、天武将尾根に比べると歩きやすいとは思います。
肉体的、精神的に疲れがでてくるので、終盤はへとへとでした。でも、必要以上に整備された登山道が多い中、こういうルートを歩くのは楽しくもあり、充実感もあります。今日は、足だけでなく、腕まで筋肉痛ですが、心地よい疲労感とも思えます。
詳細山行記録はいずれ。
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