« ワールドカップ出場決定おめでとう! | トップページ | これからバンコクに出発です。 »

2017年9月 1日 (金)

赤牛岳・読売新道山行速報

今日(昨日)は後片付けをしながらゆっくり。ガスや雨もありましたが、全体的にはすごく充実した4日間のいい山行でした。
まずはいつものようにコースとコースタイムと行きたいところですが、全長50キロを超える南から北への縦走、図がすごーく縦長に。

27日(日) 晴
  新穂高温泉6:35-笠新道分岐7:32-10:32鏡平11:00-弓折乗越11:48-
  13:06双六小屋(泊)
28日(月) 曇のち霧のち晴
  双六小屋5:28-6:27双六岳6:48-三俣蓮華岳7:50-8:34三俣山荘8:58-
  9:56鷲羽岳10:18-11:37水晶小屋14:09-14:32水晶岳14:45-
  15:14水晶小屋(泊)
29日(火)小雨のち曇時々晴
  水晶小屋5:30-水晶岳5:58-温泉沢ノ頭6:48-8:21赤牛岳8:32-
  クサリ場11:48-12:54奥黒部ヒュッテ13:50-15:52平ノ渡し17:20-
  17:30平ノ小屋(泊)
30日(水) 小雨のち晴
  平ノ小屋6:36-ロッジくろよん9:43-黒部湖駅10:05-10:16黒部ダム

Img_9243a

      水晶岳からの赤牛岳と遠く眼下にはゴールの黒部ダム

 

Akaushi1708_map

まず今日は今回のコースについて少し触れておきたい。赤牛岳、いや読売新道は一度は歩いてみたいコースだった。登りか下りかで迷ったが、登りの場合エアリアのコースタイムで10時間半、単純標高差はおよそ1480m。途中小屋はおろか、水場もエスケープルートもない。暑い日や悪天時を考えると、無理をせず下りを選択。とすると後半は水晶小屋泊、奥黒部ヒュッテ泊、ゴールが黒部ダム。
水晶小屋までは、高瀬ダムからの裏銀座コースか新穂高温泉から鷲羽岳か黒部源流を越えて入るか。高瀬ダムはアクセスが不便なのと、初日になるブナ立て尾根の急登がネック。そこで深夜バスで新穂高温泉に入り、双六小屋泊で鷲羽岳を経て水晶小屋に入ることにした。双六岳、三俣蓮華岳、鷲羽岳、水晶岳、赤牛岳を縦走するロングコースとなった。
事前に水晶小屋、奥黒部ヒュッテには電話予約を入れておいたが、特に優遇も無いようだったので、不要だったかもしれない。
想定と違ったのは、3日目13時前に奥黒部ヒュッテについて、昼食を取りながら小屋のおやじさん(おじいさん)と談笑していたら、明日は雨の予報だからまだ最終の渡しに間に合うから平ノ小屋まで行った方がいいと勧めてくれた。後で平ノ小屋の方に聞くと、よくあることらしい。まったく商売っ気のないおやじさんだ。おかげで最終日は余裕をもって下山。温泉(大町温泉郷の薬師の湯)にもゆっくり浸かれた。

既報だが、初日は快晴。鏡池からの逆さ槍もばっちり。2日目は曇りで風もややあったが、午前中の双六岳や鷲羽岳からの大展望を堪能。鷲羽から水晶小屋まではガスがかかっていたが、午後晴れたので水晶岳を速攻ピストン。槍こそ雲で十分見れなかったが、後立山や表銀座裏銀座の山並み、鷲羽や黒部五郎、薬師など錚錚たる山々に大満足。ここまでは最高に近いといっていい天候。
一転勝負の3日は朝霧雨展望ゼロの上にかなりの風。水晶小屋の方には稜線は強風を避けられないので勧められないと、、、しかし断念するほどの風ではないので行けるところまで行こうと出発。この日読売新道に向かったのは、単独男性3名にご夫婦?2組の計7名。
水晶岳を越えたあたりで雨が降ってきたときにはまずいなぁと思ったが、その後雨はほとんど問題ない霧雨となる。風も幸い通行できないほど酷くはならなかった。ただ残念ながら好展望のはずの稜線や赤牛岳での展望は皆無。360度ほぼ真っ白な眺めだった。
赤牛岳山頂を少し下ったあたりからは、徐々に天気も回復し、赤牛岳や針の木、蓮華岳の頂上も望めるようになったくらい。
最終日も小屋を出る時こそ小雨だったが、次第に雨も上がり、黒部ダムに着くころには日差しが出るくらいに。まぁ4日も山に入っていたら、このくらいの雨は覚悟の上。

非常に印象深い、いい山行になりました。が、さすがに読売新道は長かった。正直疲れました。

詳細は、またゆっくり書きたいと思います。

 

|

« ワールドカップ出場決定おめでとう! | トップページ | これからバンコクに出発です。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 赤牛岳・読売新道山行速報:

« ワールドカップ出場決定おめでとう! | トップページ | これからバンコクに出発です。 »