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2017年9月26日 (火)

御嶽噴火3年、訴訟には疑問

御嶽(山)噴火による大きな災害から3年。きまま仙人も当時御嶽登山も検討していただけに、他人事ではない惨事だった。

が、今日のニュースで遺族が国と長野県を相手取って訴訟を起こしているという。きまま仙人も登山を趣味とする身、遺族には悪いが、この訴訟ははっきり言っておかしいと思う。

 

まず、登山はどこの山であろうが、どういうことが起ころうが、何があっても基本は自己責任である。その責任を負えない人は、まず山に登るべきではない。

火山の規制がどうであろうが、地震計が古かろうがなかろうが、登山道の整備不良等があろうが、まったく関係ない。自己責任が大前提だ。

安全対策について事実を検証し、よりよく改善していく、あるいはそういう議論を深めることは重要だが、誰かのせいにすべきではない。日本には火山も普通の山も数多ある。それらに国や県の責任を問うような人が行くべきところではない。

しかも噴火の予知は、現時点ではまだまだ難しいし、税金の使い道にしても、優先度の高いことはいくらでもあるだろう。今回のケースは人災というにも無理があると思う。 (繰り返すが、仮に誰かに過失があったとしても、基本は自己責任だ。)

また山はできるだけ自然のままにしておくのが理想だと思う。安全対策による過度の整備にも疑問がある。(もちろん整備を否定しているわけではない。) 国や県が必要以上に及び腰になって、入山できないエリアがむやみに増えることも望まない。

誰かのせいにしたい遺族の気持ちもわからないわけではないが、お門違いな訴訟はすぐに取り下げてもらいたい。

山に登る者として、腹立たしい気持ちでいっぱいだ。

 

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