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2017年5月24日 (水)

大エルミタージュ美術館展 オールドマスター西洋絵画の巨匠たち 森アーツセンターギャラリー(感想)

実は土曜日にちょっと衝動的に立ち寄った美術展。でもさすがに展示されていた絵のグレードは高い。世界三大美術館エルミタージュのオールドマスターだけのことはあった。

思っていた以上によかった、お勧めの展覧会です。

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土曜日、恵比寿のブライトリングメンバーズサロン(午前の部)の帰り、日比谷線に乗っていたら、思い立って六本木で思わず降りてしまった。駅でスマホで確認したところ、昼過ぎということもあり、待ち時間なしで入れるとのこと。予定していたわけではないですが、思わず途中下車して森アーツセンターギャラリーに向かいました。

通常きまま仙人は、チケットを事前に買って朝一で、開館してすぐに入るパターンが多い。が、この日は昼時に入場。この大エルミタージュ展、エルミタージュの名品が来ているということもあって、見ておきたいとは思っていた。一方で、きまま仙人にとっては、馴染みのある画家が少ない。バロックやロココは見るのにエネルギーを使う絵も多いのでは、という気もあったし。行くまでは、何か気乗りしていなかったところもあるんですよね。

たしかに名前も知らない画家、名前は聞いたことがあってもよく知らない画家は多かった。が、難解な宗教画は少なく、どの絵も細部まで非常に細かく丁寧に描かれている絵ばかりで、本当にいい作品、名品を目にしたという感じがする。非常に楽しく2時間近くもかけてゆっくり鑑賞することができた。人も思っていたほどは多くなく、問題なく回れました。大満足、本当にお勧めです。

この展覧会は、国別(イタリア、オランダ、フランドル、スペイン、フランス、ドイツ/イギリス)に6章立てで構成されている。ルネッサンス期からバロック、ロココが中心で。絵画としての完成度が素晴らしく高いものばかり。国(地域)別の特徴がよくわかったところも面白かったです。

中でも衣装や身につけた宝飾品、背景の小物など、本当に細部まで細かく書き込まれているのは素晴らしい。その質感、色の鮮やかさ、もちろん表情も。またいろんな寓意やいたずら心的なものが込められているのも楽しい。

いくつか印象に残ったものを挙げると、(手間がかかるので、今回は画像無しです。すみません。見たい方は、検索して探してください。)

ポンペオ・ジローラモ・バトーニ「聖家族」:とにかくマリア様の顔が美しい。神々しさというより、普通の人間らしいかわいさ。宗教画っぽくなく楽しめる。

ミケーレ・マリエスキ「フォンダメンテ・デル・ヴィンから眺めたリアルト橋、ヴェネツィア」:構図もダイナミックで印象的だが、細部の人々や情景を細かく見ていくと、とても楽しい。

へラルト・テル・ボルフ(2世)「カトリーナ・レーニンクの肖像」:とにかく服装の描き方が素晴らしい。質感もいいし、スカートの細かい柄は、もう感動もの。

ペーテル・パウル・ルーベンスと工房「田園風景」:女性を口説いている男性の顔が何ともいい。足のかけ方とかも、ちょっといやらしく、単なる卑俗なテーマなのに何とも興味を惹かれる。

フランス・スネイデルス「鳥のコンサート」:あまり見ないいろんな種類の鳥がコーラス?をしているような絵。でもそれぞれ勝手気ままな様子。非現実的なテーマが、実に写実的な鳥たちで描かれている。

ジャン=オノレ・フラゴナールとマルグリット・ジェラール「盗まれた接吻」:別室を気遣いながら、火遊びをしている(使用人?に接吻されている)お嬢様の表情が秀逸。ただ、服などの描写も素晴らしい。

ジャン=バティスト・サンテール「ヴェールをまとう若い女性」:影になった女性の表情、視線にドキッとさせられる。古さを感じさせない絵だった。

などかな。

時計にアート、暑い一日でしたが、充実した土曜日になりました。

 

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コメント

こんにちは、
私も大エルミタージュ美術館展を鑑賞してきましたので、画像と鑑賞レポートを読ませていただき、大エルミタージュ美術館展の名画を再体験することができました。ティツィアーノの「羽飾りのある帽子をかぶった若い女性の肖像」や。ルーカス・クラーナハの「林檎の木の下の聖母子」のようなルネサンス期の傑作もありましたが、今回はバロック、ロココ時代の作品が多くを占め、今まで見たことのなかったこの時代の傑作がたくさんあり充実した展覧会でした。フラゴナールの人気の傑作『盗まれた接吻』は、ロココ風の「戯れの恋」を描いた作品ですが、ラゴナールの妹で弟子のマグリット・ジュラールが女性のスカート布の表現で高度の技量を発揮していて、絶妙の構図と上品で節度ある表現に魅力を感じました。ポンペオ・ジローラモ・バトーニの『聖家族』は、色白のうら若い聖母の顔が非常に際立って美しく、ロココ風の聖母子像の魅力を知ることができました。

私は大エルミタージュ展の中心となっていたバロック、ロココ美術コレクションについて、本場で見てきたエルミタージュ美術館が所有する絵画の全貌を整理してみました。一度眼を通していただきご参考になれば幸いです。ご感想、ご意見などコメントいただけると感謝いたします。


投稿: dezire  | 2017年6月21日 (水) 13時23分

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