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2017年4月13日 (木)

富士をながめながら新雪の尾根を縦走、春雪の御坂黒岳(3月18日山行記録(1))

遅くなっちゃいましたが、やっと3月18日の御坂黒岳の山行記録アップします。

久しぶりに雪上歩きをしようと、河口湖北側の御坂山塊の黒岳(1793m)へ。ただ残雪に加え、前夜積もった雪が思っていた以上に深くて、なかなか緊張感のある山行になった。無事歩き終えると、深い雪もまた楽しかったのだが。

いつものように、コースとコースタイムを再掲しておきたい。

すずらんの里駐車場6:27-大石峠8:04-不逢山8:29?中藤山9:28-新道峠9:53-破風山10:17-すずらん峠10:35-11:52黒岳11:52-どんべい峠12:45-すずらん群生地分岐12:59-林道13:16-釈迦ヶ岳入口13:39-14:00すずらんの里駐車場

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速報はこちら

 

今回3連休といいうこともあり、また久しくちゃんとした雪上を歩いていないこともあって、残雪の残る比較的近い山を候補にしていた。御坂山塊は登ったことがなかったが、富士山の展望台として名前は知っていた。最高峰の黒岳(1793m)は三百名山でもある。

天気予報を見ると日曜日よりも土曜日の方が予報がいい。だからちょっと頑張ってバンコクから帰国したその日のうちに急いで準備して出発。(こんなこともあろいうかと出張前に最低限は準備済み。) ただ、そのためかいくつかしてはいけない準備ミスも。

普通は河口湖側から登る登山者が多いようだが、きまま仙人は北側の芦川側から釈迦ヶ岳、黒岳、大石峠をまわる周回コースを計画。距離もアップダウンもあるなかなかタフなコースだ。

想定外だったのは、午前1時前に芦川には着いたのだが、路面には一部かなりの雪が。初めすずらんの里駐車場がわからず通り過ぎたこともあるが、ちょっと雪の状況を確認したかったので、釈迦ヶ岳の登山口まで車で行ってみる。雪の深いところは轍が深く、車底に雪が擦るところも。四駆だから通行には問題なかったが、一般車両では厳しいかなというくらい。しかもパラパラとわずかに粉雪が。

上部の雪と今回持参の装備を考えると、正直ちょっと危険かなと頭をよぎる。河口湖側に回って、もっと楽なピストンコースに切り替えようか、別の山にするべきかとも思ったが、時間も遅いのでとりあえずすずらんの里駐車場(大石峠登山口のそば)で仮眠。明日の好天を祈りつつ眠りにつく、、、結構寒かったぁ。

○3月18日(土)

早朝、駐車場にも昨夜降った雪が薄っすら残る。まずサンダルのまま、登山口周辺や登山道を確認。と、その時、ツルッ! 凍った舗装道上で身体が宙に浮くほどの大転倒。頭をかばったせいか、右肩と右尻下部を強打。どんな落ち方をしたのか、自分でもうまく説明できない。右肩はその後一週間くらい打撲痛が続いた。

予報通り天気はよさそうだし、見えている範囲の登山道は歩けそう。長い舗装道を朝一で歩くのはいや(正直転倒したので怖かったことも)だったし、この雪の状態なら引き返すことや、釈迦ヶ岳はパスすることも考えて、予定の逆回り、大石峠から登ることにした。(この判断は大正解だっと思う。) 準備をして6時27分、駐車場を出発。

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  すずらんの里の駐車場     大石峠への登山口

登山口から緩やかな林道(雪がなければ車高の高い車なら通れるくらい)を登っていく。すぐに雪で真っ白な道となるが、アイゼンがなくても歩けるくらい。今回軽アイゼン(4本爪)しか持ってきていなかったので、かなり不安。(準備ミスその1)

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    登山口付近でも樹氷が楽しめる

30分ほどで、大石峠入口と書かれた標識のあるちょっと広めのスペースに。どうやらここが林道終点のようだ。たしかにここから登山道となり、道もせまく、斜度も急に、雪も深くなっていく。完全に靴が埋まってしまうくらいはある。

赤いテープは付けられているが、数が少なく迷わないように慎重に探しながら登る。何となく登山道の跡はわかるが、雪に隠れてわかりずらいところもある。7時過ぎにアイゼン&スパッツ装着。もちろん無いよりもはるかにいいのだが、せめて6本爪にするんだった。前爪のある12本歯でもよかったくらい。ただ、キックステップを使えば、危険なところはほとんどない。

頑張って登ると、ちょっと汗が出るくらい。ここまで指の出る軍手を使ってきたが、防水の手袋を使うほどの状況ではない。雪で予定よりも少し時間はかかっている感じだが、雪上歩きが目的だったのでけっこう楽しい。振り返ると、新雪についた自分の歩いてきた轍がいい感じ。先頭を歩く者だけが味わえる楽しみだ。

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   朝日射す足跡のない雪の斜面を登る

展望のない北斜面を小1時間頑張って、尾根が近づいてきた感じがしてきたと思ったら、8時4分前方の開けた大石峠(1527m)に出た。真正面に青い空と大きな白い富士山がドーンと聳える。感動!

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   大石峠に出ると、真正面に大きな富士山がどっかーん!

テルモスに入れてきたコーヒーで小休止。早くもパンもひとつ口に入れておく。とにかく青空がきれいだ。新雪が朝日に輝いている。稜線の登山道も、雪は深かったが問題なさそうだったので、予定通り縦走へ。

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   尾根のルートは少し雪が深いが歩けそう

ウサギか鹿だろうか、種類の異なる動物の足跡が時々ある以外は、綺麗な雪上に足跡を付けながら歩いていく。時折木々の間から覗く富士山がうれしい。西側節刀ヶ岳や鬼ヶ岳の稜線が近い。さらに右には遠く南アルプスの山並みも見えるが、木々がちょっと邪魔。

15分ほどで不逢山(1562m)着。こちらの展望は今ひとつ。

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        何の足跡だろう?

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    左は十二ヶ岳、中央 鬼ヶ岳、右が節刀ヶ岳

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     遠く南アルプスの山並み、木々がちょっと邪魔

小さな起伏やたまに岩場っぽいところもあるが、むしろ変化があって楽しい。雪が深いのは体力を使うが、落とし穴のようにズボッとはまってしまうようなところがないのは助かった。右手眼下を覗けるところでは、河口湖がきれいに見えた。まだまだ時間が早いせいか、他の登山者とはまったくすれ違わない。

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       眼下に河口湖が見える

静かで孤独な雪上歩きは、結構長い。いや雪が深いためにそう感じるのだろうか? 初めて歩くコースで、しかもこの雪の深さ。天気がいいのと、まだまだ時間に余裕があるのは救いだが、楽しい反面、正直言うと少しばかり心細かった。とにかくいつでも引き返せる心構えだけはしていた。

足跡のない雪は、木漏れ日の朝日に輝いて風紋がきれいだ。少し雪庇のように雪がせり出したように見えるところはあるが、滑落しそうなところはない。深いところは弁慶の泣き所あたりまでずぼっと埋まってしまうが、それほどラッセルに苦労するというような感じでもなかった。ただ通常よりは時間がかかるので、かなりさっさと歩いたかも。もちろん下りは慎重に下ったが。

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   静かで気持ちのいい尾根道、右奥は三ッ峠山か?

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     まっさらな雪に足跡を付けていくのは優越感

今回きまま仙人が持参した地図は、エアリアだが1987年発行の非常に古いもの。尾根の道は記述があるが、バイパスルートは詳しくない。おまけに釈迦ヶ岳は範囲外で切れていて記載がない。なめたわけではないがちょっと反省。ただ、地形を読んだり、状況判断のトレーニングとしてはいいケースだと思った。少ないが標識やテープもあるので、一応安心できる。ルート間違いの不安はなかった。

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  木漏れ日と起伏の変化が楽しい、赤いテープをだとって

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       富士山と河口湖、絵になる好展望

なかなか中藤山に着かないので、途中地図を確認するために小休止。水分補給とともに、パンを少しかじる。あと少しか? 判断通り、9時28分1666m中藤山到着。(きまま仙人の地図には中ツ頭山(節三郎岳)) 河口湖と富士山が美しく、いい休憩ポイント。先ほど休んだばかりなので、写真を撮って早々に出発。

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         中藤山(1665.5m)山頂、いい休憩スポット

後半に続く

 

 

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