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2016年11月27日 (日)

秋晴れのもと、スリリングでタフな鎖場・岩稜コースは紅葉、展望も秀逸、霊峰八海山の屏風道~八ッ峰~入道岳~新開道周回コース(10月15日山行記録(1))

本当に長らくお待たせしました。10月15日の八海山山行記録のアップです。

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あまりにも週末の天気予報が良かったので、2週連続で秋の山へ行きました。これ以上の条件の日は中々ないので、思い切ってタフでスリリングな八海山に挑戦してきた。暑いくらいでしたが、本当に素晴らしい山行くになりました。

まずは、いつものようにコースとコースタイムを再掲します。

二合目登山口5:55-清滝(四合目)6:53-ノゾキの松(七合目)8:12-千本檜小屋9:18-地蔵岳9:39-不動岳9:46-白河岳10:05-釈迦岳10:09-摩利支岳10:18-大日岳10:26-11:02入道岳11:35-新開道分岐11:57-カッパン倉(七合目)13:10-稲荷清水(四合目)14:10-14:38二合目登山口

Hakkaisan_map

 

今の体力や、左足首の状況を考えると不安も大きいが、これだけ条件の整った日もないと思い、思い切ってずっと行きたかった八海山に登ることにした。日本酒の名前になっていることで有名なこの山は、越後三山のひとつ、修験の山として険しい鎖場で知られる二百名山だ。

八海山はロープウェイを使って登る人も多いが、やはり山屋としては、昔からの参拝の道、屏風道から登りたい。エアリアのコースタイムで約12時間。単純標高差約1320mというだけでもかなりハードなコース。その上、登りの屏風道は後半は鎖場が続く難コースで、珍しいことにコースそのものが登り専用(下り禁止)となっている。 部分的に登り専用(上り下り別)というところはあるが、全体として登り専用となっているところは珍しい。もちろん、下りは危険だからである。

朝6時に出発したとして、コースタイム通りだと休憩なしで夕方6時下山。ただ、過信はできないが、昨年の中ノ岳のときもそうだったが、エアリアの越後三山はややコースタイムが甘い気がする。ネットを見ても15時前後に下山している記録が多い。焦って急ぐつもりはないが、何とかヘッ電は使わず降りてきたいと思って決行。

軽量化のためストーブ(コンロ)は迷ってはずしたが、ヘッ電はもちろん、さすがに余裕のある食料とツエルト、エマージェンシーバッグはザックに入れて万全を期した。

金曜夜、定時過ぎに会社を抜け、一路八海山へ。順調に日付を回った0時半ころ芝原二合目にある登山口到着。(トイレはない) 3台の車が停まっていた。標高が低い(460m)せいか、全然寒くない。やや気持ちが高ぶっていたが、早々に眠りにつき、明日に備える。

○10月15日(土)快晴

早朝、続々と車が到着。きまま仙人も5時前に起床して軽い朝食、準備を始める。まだ薄暗い中、2,3組出発していったようだ。既に明るくなってきた5時55分、登山届を出して出発。ちなみに、たまたま単独男性3人が前後して歩きはじめる。登山届を書いていたので、きまま仙人が3番手に。ちなみに後の2人は届を出していないように見えたが、、、

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       二合目登山口、左が登山届のポスト

すぐに屏風沢を徒渉。朝一で何となくふらついた感じがあり、思ったよりも怖かった。ちなみにここには野猿のような渡しの篭がある。興味はあったが、遊んでいる余裕はないので、先へ進む。

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    野猿のような渡し           結構緊張したいきなりの徒渉

四合目の清滝までは、樹林帯を緩やかに進む。6時24分、三合目通過。三合目には石標と稲荷がある。3人ほぼ同時に歩き出した先頭の方は、おそらくきまま仙人よりも年配の方だが、すごくいいペースで登られていった。最高峰の入道岳まで、以後会うことも無し。2人目の方は、きまま仙人より少し若いか? 序盤は何度か休憩のたびに入れ替わっていたが、その後は先に行かれていった。また数組、後ろから来られた人たちに道を譲る。

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  三合目の稲荷、油揚げが供えてある   八ッ峰の端が見えてきた

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     沢の右側(左岸)を登っていく

やはりこのコースを登る方は、体力のある人たちなのだろう。きまま仙人は、無理にペースを合わせず、マイペースを心がけゆっくりゆっくり登っていく。気温はちょうどいい感じ。陽が昇ると暑くなりそうだ。

約1時間あるいた6時53分、四合目の清滝に着く。実は清滝はよくわからなかったが、前方はるか先に見えている滝(大滝?)が清滝なのかと勘違い。大滝は水量は多くなさそうだが、何段かに分かれていて、かなりの高度を落ちている。

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        四合目から見た大滝

ここまで順調だがほぼコースタイムだ。ちょっと時間が不安なので、休憩はほとんど取らず、そのまま通過。

四合目を過ぎてしばらくすると、はじめの鎖場が登場。いよいよだ。ちゃんと探せば、ホールドは見つかる。この日のコンディションなら全く問題なし。前半部分の鎖場は、ほとんどなくても登れるくらいだし、長さもそう長くない。楽しいとまではいわないが、むしろGPSの高度がどんどん上がっていくのが快感。開けたところで振り返ると、麓の景色が広がり、かなり登ってきたことがわかる。

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     初めの鎖場             鎖があるだけにさすがに急登

7時17分、五合目通過。樹林を抜けた感じで、陽射しが直接当たるところが増えてくる。

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      五合目、背の高い木がなくなる

急登、鎖場は続くが、気を付けないと前の登山者の落石が。自分が落石を作ることも。十分気を付けなければいけない。きまま仙人も前後の人も付けていなかったが、ヘルメットがあった方が安全なところではあった。

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   魚沼かな? 振り返ると街が見下ろせる

ぐんぐん標高を上げ、八ッ峰が近づいてくる。あのあたりが屏風岩なのだろうか?巨岩の壁が迫力満点。こういうコースの登りは、きまま仙人には向いているようだ。汗をかきながらガンガン登った。

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    屏風道の名になった屏風のような岩々?

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   落石が気になって前の(青いザックの)人と間をあける

7時53分、六合目を通過し、順調に8時12分、七合目のノゾキの松に到着。コースタイムより1時間以上早い。ここで、途中で道を譲った単独男性2人に追いつき、きまま仙人もザックを下ろしてしばし歓談。ここはガイドブックには摩利支天と書かれている。どこだろうと奥を覗くと、台座に鐘があり、背後には八ッ峰のごつごつの岩峰がよく見える。空も青い。順調に来たことで、不安が少し小さくなって、わくわく感が。

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    これから行く八ッ峰のギザギザの全景が迫る、期待と不安が!

1人が今日は八海山大神はどこかに遊びに行っているようだと。本当なら台座の上に八海山大神の像があるらしい。そういえば、手前のところに像が転がっていましたよ、、、なぜか像は別のところに転がっていた。この八海山大神さん、時々ひとりで遊びに移動する(ことになっている)ようだ。ちょっと微笑ましい。ちなみにノゾキの松は台座の少し先の松らしい。

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  台座(中央やや左)は空席      八海山大神様はお昼寝?

このあたりからところどころ紅葉がきれいなところが見られるようになる。特に青空に黄葉がきれいだ。先週の白砂山より、天気もいいが空も紅葉も鮮やかなのが美しい。とはいえ、登っている間は、ゆっくり見ているほどの余裕はない。

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    青空に黄葉がきれいだが、まだ少し早いかな

鎖は細いもの、太いものいろいろある。寄進された物なのか、奉納者の名札が末端に着いたものも。脚力を残しておいた方がいいのか、腕力を残しておいた方がいいのかわからなかったが、きまま仙人は積極的に腕力も使って登っていく。登りの間は、ケガの左足首も気にならない。

再び樹林帯に入る。写真ではよくわからないと思うが、登山道が狭く、切れ落ちた細いトラバースを慎重に渡る。木々がある分、掴みながらいくが、やや不安。

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       結構怖いトラバース

出発時の2人には追い付かなかったが、ノゾキの松で一緒だった2人も追い越し、快調に登っていけた。1時間ほどの格闘ののち、緩やかな尾根に出ると、正面の尾根に小屋が見えた。もう少しだ。

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    コルのところにやっと小屋が見えた

ここからは、もう鎖場はない。色付き始めた紅葉と青空、迫力の岩峰を見ながら、呼吸を落ち着けるようにゆっくり登っていく。

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     右奥が巻機山、谷川岳は同定できず

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   青空と、紅葉で色づいた明るい尾根は快適

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    大日岳を望む、奥が入道岳だろう

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      千本檜小屋

9時18分、想定よりも2時間以上も早く千本檜小屋到着。まずはここまで順調に来たので、ひと安心。時間的にも気持ち的にも少し余裕が。暑いくらいの陽射しになってきたので、ここでシェルを脱ぎ、夏山の服装に。

先客にご夫婦?がいらして少し雑談。正面にどーんと座るのは、越後駒ヶ岳。そこから右に稜線が連なり、昨年登った中ノ岳まで眼前に広がる。尾根から少し頭を出しているのが荒沢岳か。素晴らしい展望だ。アンパンをかじってエネルギー補給。

時間も早かったし、余裕をかましてカラ身で薬師岳をピストンしようかとも考えたが、早くもロープウェイ組が来るのが見えたので、薬師岳はパスすることにした。これからの八ッ峰、渋滞にはまると思った以上に時間がかかるからだ。もう少しゆっくりしたい気もしたが、10分ほどの休憩でいよいよ本番の八ッ峰に入る。

今日はここまで。つづく。。。

 

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