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2016年9月 3日 (土)

最高の天気と展望、懐かしさと想定外の表銀座縦走(8月6-9日山行記録(4))

表銀座山行(8月6日~9日)の3日目。ヒュッテ大槍~槍ヶ岳

8月8日(月)  ヒュッテ大槍5:36-槍ヶ岳山荘6:17-槍ヶ岳6:37-槍ヶ岳山荘7:14-大喰岳7:45-中岳8:19-天狗原分岐9:03-天狗池10:37-槍沢ルート合流11:42-大曲り12:40-13:55槍沢ロッジ(泊)

Part1(1日目 中迫温泉~燕山荘)はここ
Part2(1日目 燕山荘~大天井岳)はここ
Part3(2日目 大天井岳~ヒュッテ大槍)はここ  
Part5(3日目 槍ヶ岳~槍沢ロッヂ)はここ 
Part6(4日目 槍沢ロッヂ~上高地)はここ 

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  ヒュッテ大槍からの朝焼けの槍ヶ岳、この景色を見たかった!

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   槍ヶ岳山頂からの穂高に続く山並み、遠く乗鞍、御嶽も

 

○8月8日(月)晴れ

今日も天気はばっちり快晴。こんなに好天が続くとはラッキー。いつものように小屋の朝食はパス。コーヒーバイキングでコーヒーを入れて、パンと一緒に持って外にでる。ご来光を見るためだ。昨日コーヒーをご一緒した岐阜の女性がいたので、モーニングコーヒーを飲みながら一緒にご来光を待つ。ラッキー! ただお互い写真を撮るのに夢中?

刻々と空の色が変わっていくのがいい感じ、、、後立山連峰、大天井岳~常念岳・蝶ヶ岳への稜線、八ヶ岳、富士山と南アルプス、、、もちろん東側上を見上げると大きな槍、北に北鎌尾根を伸ばし、南には大喰岳・中岳・南岳・大キレット・穂高連峰へと続く迫力の山並み。燕山荘では見られなかった富士山、南アルプスも幻想的できれいでした。いや~今日も最高の展望!

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       富士山と南アルプス

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           八ヶ岳

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    北側、針ノ木、蓮華の奥に後立山連峰

ご来光は大天井岳の右側あたりの稜線から登る。残念ながら、少し雲があってご来光自体は消化不良気味。丸い太陽の形は確認できないまま昇ってしまったか? 槍の朝焼けも、期待したほどではないなぁ~とあきらめかけていたら、、、みるみるうちに朝日に輝く素晴らしいモルゲンロートの槍の穂先が眼前に。あっという間の変化でした。迫力ある赤い穂先は、まさにここに泊まった醍醐味。いや~本当に感動的な光景でした。大満足。

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   くっきりした太陽こそ見られなかったもののきれいなご来光

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       赤く輝く槍ヶ岳と左には大喰岳

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    中岳から左端の前穂まで、赤い壁が続く

準備をして、5時36分ヒュッテ大槍を出発。岩にxxmと槍ヶ岳山荘までの距離が100m毎にペイントしてある。目の前に大きな槍があり、槍ヶ岳山荘もルートも見えているので、歩きやすい。それ程急でもない。一歩一歩をかみしめ、楽しみながら登っていく。水は補給しているとはいえ、ザックの荷物はかなり軽くなってきている。途中、急な登りと梯子があるが、大したことはない。朝一で疲れもないし。

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  槍を目指して、最高!    山荘まであと300m

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    大きく、大きくなっていく、左肩には山荘の赤い屋根

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    ついには見上げるように

槍の穂先を見上げるようになり、槍の穂先の付け根をトラバースするように進むと、快調に6時17分槍ヶ岳山荘到着。テラス席の近くにザックをデポして槍ヶ岳へ。すでに宿泊客はひと通り登ったあとなのか、ほとんど渋滞もなく、6時37分 3180m槍ヶ岳山頂到着。この日も360度の最高の展望でした。白山が確認できなかったくらいで、主要な山はほぼすべての山が見えました。

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     渋滞もなく、一気に肩から山頂へ

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   笠ヶ岳と槍ヶ岳山荘     槍ヶ岳山頂の祠

南にキレット越しに穂高・焼岳・乗鞍・御嶽、時計回りに笠ヶ岳から抜戸、弓折の稜線が続き、西鎌尾根の先には三俣蓮華・黒部五郎・薬師・鷲羽・水晶・奥に立山、針ノ木・蓮華の奥に後立山連峰、鹿島槍、爺ヶ岳はもちろん、白馬の旭岳も確認できます。遠く頸城山塊(妙高、火打など)、今回歩いてきた表銀座の山々から東鎌尾根も。雲に浮かぶように見えているのは四阿山、浅間山、八ヶ岳、富士山、南アルプス、中央アルプス、、、もう最高です。

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   南側穂高岳、今日中岳の先まで歩くルート

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    右下に焼岳、中央 乗鞍岳、その奥に御嶽

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     西鎌尾根の先に双六、黒部五郎

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    左奥に薬師、中央 鷲羽、右には水晶岳(黒岳)

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     裏銀座、野口五郎の奥に立山

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      針ノ木、蓮華の奥に後立山の山並み

見下ろすと、小槍を登っている人がいました。なかなかきまま仙人の技量では簡単に挑戦できませんが、面白そうに見えますね。反対側の眼下には、昨日泊まったヒュッテ大槍の赤い屋根がかわいく見えます。

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  小槍を登っている登山者が  昨夜泊まったヒュッテ大槍

しばらくすると、先に登っていた登山者が全員下りてしまって山頂独り占め状態。いや~贅沢! とすると元気のいいヘルメットのお姉さんが登ってきて、いろいろ仕切ってくれて、登頂記念写真の撮影会に。そのあと登ってくる人たちもお姉さんの仕切りで「槍ヶ岳」の標識を持って記念撮影。いや~場が和みました。このお姉さん、岩場とかが大好きなようで、今日このあとキレットを越えるとのこと。きまま仙人も予定を変更して、、、と一瞬迷いましたが、当初の計画通り天狗原へ。途中までは同じルートです。

槍ヶ岳山荘まで戻って、いよいよ3,000mの稜線散歩へ。

つづく

 

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