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2016年8月31日 (水)

最高の天気と展望、懐かしさと想定外の表銀座縦走(8月6-9日山行記録(1))

時間がかかりましたが、やっと表銀座の山行記録をアップします。

今回もいつものように、まずコースとコースタイムを再掲しておく。
8月6日(土)  穂高駐車場4:48=中房温泉5:54-合戦小屋8:04-燕山荘9:15-燕岳・北燕岳散策-燕山荘(泊)
8月7日(日)  燕山荘5:14-大天荘7:45-大天井岳7:53-大天荘8:25-大天井ヒュッテ8:57-ヒュッテ西岳11:10-水俣乗越12:28-14:26ヒュッテ大槍(泊)
8月8日(月)  ヒュッテ大槍5:36-槍ヶ岳山荘6:17-槍ヶ岳6:37-槍ヶ岳山荘7:14-大喰岳7:45-中岳8:19-天狗原分岐9:03-天狗池10:37-槍沢ルート合流11:42-大曲り12:40-13:55槍沢ロッジ(泊)
8月9日(火)  槍沢ロッジ6:32-横尾8:30-徳沢9:42-明神10:47-11:44上高地BT12:00=新島々13:26=13:55松本=穂高

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Part2(2日目 燕山荘~大天井岳)はここ
Part3(2日目 大天井岳~ヒュッテ大槍)はここ
Part4(3日目 ヒュッテ大槍~槍ヶ岳)はここ 
Part5(3日目 槍ヶ岳~槍沢ロッヂ)はここ
Part6(4日目 槍沢ロッヂ~上高地)はここ 

 

今回の夏休み、いくつかのコースを検討したが、最終的に選んだのは23年ぶりの表銀座。きまま仙人が初めて実質的なリーダーとして行った思い出深い山行を久しぶりに辿りなおした。今年は北アルプスと思っていたが、主要なルートはおおよそ一度は行っている。マイナールートや交通の不便なルートは、仕事で余裕がない時には気が重い。で、原点に立ち返って、王道のメインコースを久方ぶりに歩いてみたくなった。

天気予報を考慮し、5日金曜早めに仕事を切り上げて、車で穂高駐車場へ。この穂高駐車場、穂高駅に近く無料、登山者可と明記してある。また駐車場入り口から中房温泉行のバスが出ているので、表銀座縦走には非常に便利。
思ったよりも暑く、しばらく寝付けなかったが、さすがに疲れもあってしだいに眠りにつく z z z

○8月6日(土)晴れ

バスの始発は4時48分。4時に起きて、着替えを始めていると、早くもバス停に並び始める人がいた。今日は土曜日だから、早めに並んだほうがいいのかな? さっさと準備をして、バス停に並んでから、おにぎりで簡単に朝食。この判断は大正解。

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  穂高駐車場入口の中房温泉行バス停

後で聞いた話だが、先々週末、先週末と天気が良くなく、燕岳(つばくろだけ)はこの夏一番の人出だったようだ。この日は複数台のバスが出たようだが、早めに並んだのがよく、補助席ではあったが、1台目のバス(30人乗りくらい)に乗れた。途中のバス停は、声をかけるだけで通過。順調に1時間ほどで中房温泉に到着。既に大勢の登山者でにぎわっていた。

登山届を出して、軽く準備運動をして、5時54分 早々に中房温泉を出発。

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   中房温泉の登山口

かったるい合戦尾根(北アルプス三大急登ともいわれる)ではなく、東沢から登るルートもあるが、車中泊だったことや縦走初日で荷物が重いことを考えて、大人しく合戦尾根を登る。

スタートしてしばらくは、人が多く登山者数珠つなぎ状態。荷物も重いし、急がずゆっくりついて行く。さすがにここは、家族連れや山の経験の少なそうな登山者もけっこう多い。遅いのに道を譲ってくれないのは、たいてい年配の男性か、若い初心者グループ? きまま仙人は、自分はそうならないように後ろに人が付いたら、すぐ道を譲るようにいつもより気を使った。(さっそうとハイペースで登っていく若い登山者も多い。)

合戦尾根は、もう何度か通っているので、コースはほぼほぼ頭に入っている。まずまず順調に、6時27分第一ベンチ、6時47分第二ベンチを通過。休憩している人も多いし、たまたまその間にグループを追い越すいいタイミングだったので、休憩を取らずに、マイペースで登って行く。

人が多い分、オーバーペースにはなりにくい。結局、写真を撮ったり、水を飲んだり、呼吸を整えるための短い立休憩だけで、富士見ベンチの少し先までほとんどノンストップ。まずまず快調だ。

8時4分、順調に合戦小屋到着。初めて来た23年前同様、名物のスイカを売っている。前回みんなで食べたときは、たしかひと切れ300円だったように記憶している。今回値段を見ると、かなり大きな一切れで800円。コストもかかっているとはいえ高い。
その半分でも買えるようだったが、その場合は500円とのこと。迷ったが持参したバナナを食べて、スイカは我慢。

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    合戦小屋        名物のスイカは今も売られていた

ここからは陽が直接当たるところが増え、暑くなる。ただ、ここまでくると、登山者もかなりばらけてきていて歩きやすい。急坂をひと登りすると、展望がよくなる。よしっ、槍の穂先が見えてきた。常念に続く稜線も近くなってきた。さらにしばらく行くと前方に燕山荘発見。あと少しだ。元気が出てくる。

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   槍の穂先が見えてきた

振り返るとごっつい有明山、北側には鹿島槍の特徴的な双耳峰が見えるようになってくる。槍は穂先だけから、穂高への稜線がせり上がってくる。右上前方には燕岳周辺の花こう岩のごつごつ稜線が険しい。登ってきた実感が感じられていい感じ。

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   燕山荘手前のお花畑

9時15分予定よりもかなり早く、燕山荘到着。一気に広がる裏銀座の大展望は何度来ても最高。表銀座の縦走路越しに見る、ここからの槍ヶ岳は小槍が一番バランスよく見える。

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    燕山荘付近からの槍穂連峰、明日歩く縦走路が楽しみ

荷物の重さ(今回はスタート時水込18キロ弱)を考えると、すごくいいペースだ。早かったので、一瞬大天荘まで行くことも頭によぎったが、予定通り、燕山荘に泊まって、燕岳や北燕岳をゆっくり散策することにした。前日車移動して、寝不足気味だったし、初日荷物を持って北アルプス三大急登ともいわれる合戦尾根を登ったのだから、初日から無理はしたくなかった。ただ、時間に余裕があっただけに、行っておけばよかったとあとで後悔することになろうとは。。。

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左:燕山荘の前からの燕岳、畦地梅太郎の石像や展望盤が
右:東側テラス、燕、鹿島槍、妙高、浅間などが、ご来光にも適

時間が早すぎて、燕山荘はまだ受付してもらえず。で、軽く腹ごしらえした後、ザックを置いてまず北燕岳へ。燕岳は見た目にも、山頂が混んでいるのがわかったので、後回しにした。以前来たときよりも、燕岳周辺もコマクサが増えたように思われる。ロープ等を張って群生地に立ち入らないようにしているのが効果があるのかな。(以前は北燕岳の方まで行くと群生地があった。)

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   コマクサの群生地、背景には裏銀座の山々が美しい

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     高山植物の女王コマクサ

以前はイルカ岩やメガネ岩のすぐそばまで行ったり、登ったりできたものだが、今はロープが張ってあって、ほとんど登れない。時代かなぁとは思うが、少し寂しい気も。

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      イルカ岩と槍ヶ岳

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    花こう岩には登れなくなっていました

北燕岳は、(燕岳に比べ)人が少なくてゆっくりできる。立山、剣もくっきりみえた。針ノ木、蓮華、後立山連峰の峰々も確認できる。妙高や火打など頚城山塊も。残念ながら、富士山はその端正な姿を見せてはくれなかったが。

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   北燕岳からの大展望、左奥に立山・剣岳、その右手は針ノ木岳

もちろん裏銀座の山々は圧巻。烏帽子から三ツ岳、野口五郎、水晶、鷲羽、三俣蓮華、笠と素晴らしい。黒部五郎も頭を出している。そして何といっても槍穂連峰がうれしい。

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      北燕岳から燕岳を望む

戻る途中に燕岳山頂(2763m)の山頂も踏んだが、混んでいたので、1枚だけ写真を撮ってそのままスルー。

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      燕岳への登山道からの燕山荘

11時5分、燕山荘に戻った。まず受付を済ませてから、の~んびりコーヒータイム。自炊室でコーヒーを入れて、自炊室を出たところのベンチでぼーっと。ただ日が当たると暑い。

今回の山行では、いくつかの誤算・想定外があったが、燕山荘の混み方はそのひとつ。大きな小屋だから、それほどギュウギュウ詰めにはならないだろうと思っていたのに、何と寝具4組に大の大人6人。畳1畳に1.5人といったところ。こんな状態なら大天荘まで行くんだった。

夕方まで、横になって身体を休める。少し顔が焼けたかな。

燕岳(燕山荘)は初心者や家族連れが多いのも特徴だ。たまにいらっとくるようなことも無くはないが、なかなか微笑ましいし、こういう山から始めてもっと山に来る若者が増えてほしいと思う。

夕食後、小屋の前で夕陽を眺める。こちらも場所がないくらいの大勢の人。水晶岳(黒岳)の少し右側にきれいに沈んで行った。燕岳がほんのり夕焼けで赤くなっていたのもいい。沈み切った時には、あちこちで拍手があがる。いや~いい夕陽でした。最近、山中泊が少ないし、山できれいな朝日、夕陽を見るのも久しぶりだ。

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    水晶岳のすぐ右手にきれいな夕陽が沈んでいく

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     夕陽に色付く燕岳

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    表銀座の稜線に流れる雲が神秘的

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     夕焼けの中、雲上に浮かぶ槍穂連峰

明日は日の出を見た後、早出したかったし、食堂は交代制で追い出されるので、早々に寝る体制に入る。まぁ狭かったが、疲れてもいたのだろう。早々に眠りについた。

つづく

 

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