石峰寺、若冲特別展
今回のGW旅行、日毎に違う場所に出没。我ながら呆れます。
実はこの京都立ち寄り、天気予報がGW後半悪いのを見て、元々考えていたオプションのひとつだったんです。(ちなみに倉敷や豊島は急遽決めました。)今年は、若冲生誕三百年ということで、各地で若冲のイベントや出版がさかん。まぁ企画側にのせられているわけですが、きまま仙人としてはウェルカムです。
で、若冲の五百羅漢の石像は見ておきたかったのもありますが、4月26日から5月5日まで、生誕三百年特別展として、普段は見られない14幅の掛け軸を(ガラスもなく)間近で見れるのです。いや〜実際わざわざ立ち寄ってよかったです。最近の若冲ブームで美術館では人が多い印象ですが、今日はゆっくりかぶりつき、しかも畳の間なので真ん前に座り込んで見るという贅沢がたまらない。ただ14幅すべて水墨画です。ちなみにいつもは300円ですが、特別展なので1,000円でした。
一番のメインは、やっぱり虎図かな。光琳の虎のように愛嬌があってユーモラス。あとはやはり鶏図が多かったですが、描かれた時期も構図も雰囲気も違い、見比べるのも面白かったです。あとは魚が3幅(鯉、カワハギ、シュモクザメ)、人物が寒山拾得と大津絵図、あと図録などでも見たことのある卵形?の鶴図に、亀図、梅図とおめでたいものが3幅。
五百羅漢も写真などではよく見ますが、実物は竹林の小山の斜面に並んでいて、何とも味がありますね。若冲の仏教への帰依心とでもいうのか、伝わってきます。かなり風化したものもあり、それもまた楽しです。全体的にユーモラスなのが人気なんでしょうね。
さてロングドライブで東京に戻りますか!
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