早春の陽だまりハイキング、小楢山(4月9日山行記録(1))
予定がなかなか流動的だったので、軽く登れる展望のコースとして小楢山に登ってみた。オーチャードヴィレッジ・フフから歩くの人も多いようだが、林道を往復2時間も歩くのは嫌だったので、母恋し道の登山口まで車で入って歩き始めた。ただ駐車スペースは入れないように大きな石で塞がれていて(工事中?)仕方なく路肩に駐車。
林道をパスしたせいか実歩行時間はわずか2時間20分。本当に楽ちんハイキングでした。
まずはコースとコースタイムを再掲します。
母恋し道登山口6:08-父恋し道登山口6:15-大沢ノ頭7:23-幕岩7:41-小楢峠8:03-8:13小楢山8:58-一杯水9:05-小楢峠9:12-9:51母恋し道登山口
大沢ノ頭付近からの大きな富士山、右は毛勝山
オーチャードヴィレッジ・フフ側から林道をしばらくいくが、この道は熊防止柵を開けて入っていく必要がある。しかもそこそこがたがた。一般車、特に車高の低い車は避けた方が無難だろう。きまま仙人の車は四駆なので、慎重に走らせれば特に問題はなかった。
林道終点付近に少し離れて登山口が2つあり、母恋し道(一般ルート)と父恋し道(エアリアの破線ルート)がある。駐車スペースが大きな石で入れなくなっていた(工事中?)ため、やむなく路肩に停めてひと眠り。空には満天の星。明日の天気が楽しみだ。
○4月9日(土)晴れ
朝、寒くて目が覚めた。まだ周りは暗く、時計を見ると4時台。少しエンジンをかけて暖気。切って再びうとうと、、、また寒くて目が覚める。。。結局あたりが明るくなり始めた5時過ぎには起きることに。少し周りを歩いてみるが、やっぱり広い駐車スペースには入れそうにない。軽く朝食をとって、準備をし、6時8分、母恋し道登山口付近からスタート。少し寒かったので、ソフトシェルを着こんでの出発。
駐車スペースには石で入れない
初めは林道を歩き父恋し道登山口へ。ものの数分だ。登山口にはわかりやすい案内図もある。
父恋し道登山口 案内板拡大図
6時15分、ゆっくりと山道を歩き始める。エアリアでは破線になっているが、この父恋し道もよく整備されていて、まったく迷うようなところはなかった。必要な個所には、赤いテープやペイントマークがあるので、普通にルートファインディングできれば問題なし。むしろ一般登山者にはこちらの方が楽しいだろう。
登山口からは落ち葉を踏みながらの、そこそこの登りが続く。谷あいの道で、木々にまだ新芽はなく、早春の装い。木漏れ日がいい感じ。雪は全くない。
木漏れ日の中登っていく
すぐに小さな石仏と達磨岩を示す標識が。小さな石仏は、このあともいくつも出てくる。火炎光背にレリーフのような石仏で、のどういういわれのものなのかはよくわからないが、いい感じ。少し達磨岩なるものを見に分岐の先を覗いて見たが、小山を少し登った上にある岩のようで、地図にも載っていないのでパスした。
6時34分、姫百合地蔵通過。特に他の石仏との違いがよくわからない。落ち葉の谷筋を登り、苔の着いた大きな岩のごろごろしたところを登っていくと、ほどなく6時39分、白雲の滝着。確かに小さな滝ではあるが、見栄えのする滝ではない。
白雲の滝
この滝の右手(左岸)の岩を登っていく。濡れた岩で、少し滑りやすそうなので、慎重に通過。危険個所といってもここくらいだろう。
中央の岩のところを登る
滝を越えると、沢は苔の岩で覆われた伏流水となる。耳を澄ませると水音も聞こえる。斜度は緩やかになり、青空ものぞき、実にいい感じ。暑くも寒くもないのもいい。何度か右岸と左岸を行き来し登っていく。
左の苔の岩の下に伏流水、左岸を登る
苔の岩場を横切る
6時54分、蛙石着。蛙といわれれば蛙だが、想像力たくましいなぁ。休憩らしい休憩もしていなかったので、ザックを下して小休止。ついでに少し登山道を離れて大キジ。いや~すっきりしました。
蛙石
身体が軽くなったせいか、快調にぐんぐん登る。屏風岩なる大きな岩を通過し、ひと登りすると稜線に出た。鼓川温泉側に道がありそうだが、ロープで行かないようになっており、分岐はここではないらしい。
屏風岩 ロープの張られた稜線の標識
稜線に沿って少し行くと、大きな羅漢岩。人か顔か、たしかに羅漢岩らしく思えた。その隣の急登を登ると、7時23分今日初めのピーク大沢ノ頭(標識は大沢山頭)着。1674.6m、振り返ると富士山が大きい。
羅漢岩 大沢山頭
富士山側は開けていて、秀麗な裾野のラインが美しい。富士山から右側に目をやると、南アルプスもよく見えるが、木々が少しじゃまだ。それでも白根三山や荒川赤石聖など主峰は確認できる。しばし時を忘れて眺める。
大沢ノ頭からの大きな富士山、声が出るほど美しい!
南アルプス、甲斐駒ヶ岳(中央右)、左奥は仙丈岳
今日はここまで。つづく。。。
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