小辺路を辿って展望の山頂へ、奥高野の二百名山 伯母子岳(1月3日山行記録(2))
伯母子岳山頂は、まさに360度の大展望。どちらを見ても山、山、山。山深いエリアの秀峰に一人立っているという感じがいい。快晴とはいかないまでも、この展望に疲れも吹き飛ぶ。ただ、ほとんど山名が同定できない。西側タワーのようなものが見える左手が護摩壇山だろうか? 東側遠くは大峰の山々か? まったくわからない。護摩壇山への道も、見えている範囲では稜線歩きで気持ちよさそう。アップダウンを繰り返し、いくつかのピークを越えていくようだ。コース的には護摩壇からの往復の方が楽しかったのかもしれない。(たしかコースタイムは同じようなもの)
手前に牛首の峰、右奥が護摩壇山
護摩壇山を拡大、右端に展望塔が確認できる
東側奥には大峰の山々が連なる、奥の高い山が八経ヶ岳?
北側、荒神岳、さらには金剛山方面
南側、紀伊山地の山々、中央尖った山は鉾尖岳か
山頂はやや風が強い。じっとしていると寒さを感じる。ザックに入れてあったハードシェルを出すか迷ったが、休憩は伯母子峠の小屋ですることにして、ひたすら写真を撮っって早々に山頂をあとにした。
ここから細長い山頂部を東に少し行ってから伯母子峠に下る。この下降点からしばらくの間だけが、雪があり慎重に降りた。わずかの距離なのでストックも出さず、木々につかまったりして降りる。正直言うと少しだけ緊張もしたが、むしろここまでがかったるかったので、楽しかったくらいだ。
コース中唯一滑りそうだった雪の下り
10分ほどで、9時51分伯母子峠の小屋に到着。中に入ってひと休み。きれいというほどでもないが、問題なく休憩に使える。扉を閉めると少し暗かったので、開けたまま休憩。使わなかったので確認はしていないが、トイレもある。
伯母子峠の避難小屋、内部はこんな感じ
テルモスのコーヒーが、まだ十分暖かい。カップ麺を食べようと持ってきていたが、面倒だったので、パンでエネルギー補給。結局お湯は沸かさず。冷えた身体も元に戻ったので、10時4分 下山に移る。午前中には降りれるだろう。
ここから四差路の分岐まで戻り、あとは登ってきた道を下山。緩やかな下りは小走りにジョグしたところも。夏虫山へ行ってみることも考えたが、所要時間も距離もわからなかったのでパス。高速道路の渋滞も気になるので、帰京を急ぐ。
こんなところは軽くジョグ
途中、同年齢くらいのご夫婦らしき人とすれ違い。今日初めて会う登山者だ。そのあと男性、女性の単独登山者が一人ずつ。山中で会ったのは、わずか5人だけだった。上の雪の状況などを聞かれたので、人恋しさもあり、その都度しばし立ち話。
あとは快調に一気に下った。写真撮影と一度水分補給した以外、休憩らしい休憩も取らずノンストップ。
降りてくるころには陽射しも
11時19分 伯母子峠から1時間15分ほどで、無事駐車場に下山。ちょうど4時間、ちょっとトレーニングのような感じもありましたが、東京に帰る前にいい汗でした。
大股の集落を見下ろす、右端が駐車場
高野山から熊野本宮大社まで続く小辺路
ちなみにここからだと高速道(西名阪)までがひと苦労。(いっぱい山道のくねくね道を走りました。) 期待を裏切らず東名阪はやっぱり渋滞。まぁそれでもそれ以外はまずまず順調だったように思います。何とか日付が変わる前に自宅に辿り着きましたが、さすがにぐったりでした。
この年末年始の10連休。5日ジョグ(約78キロ)、2日山歩きと、天気にも恵まれましたが、運動面では本当に健康的な休暇になりました。お正月でそのカロリー分以上の御馳走を食べてますが、、、
ともかく、いい休暇になりました。
おしまい。
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