気軽に樹氷を楽しめる鈴鹿の人気の低山、綿向山/竜王山(12月28日山行記録(1))
27日夕方東京を出発。順調に移動し、綿向山登山口にある御幸橋駐車場で仮眠。ここまで雪は皆無。ただ、駐車場での仮眠は寒かった。。。
○12月28日(月)
朝起きると、晴れのようなのだが、何となく雲も多い。すっきり快晴、とはいかない感じだった。早朝、数台の車が到着し、早々に何組かの登山者が出発していった。コースタイム的には余裕もあるし、天気予報は午後の方がよさそう。きまま仙人は、少し暖かくなるのを待って、8時9分 駐車場を出発した。やはり、朝はひんやり冷え込む。
今回はインナーの上にソフトシェルを着て、ハードシェルはザックの中へ(結局一度も使わず)。ズボンも秋冬用にロングスパッツ着用とし、厳冬期用にはしなかった。普通の夏用手袋では冷たそうだったので、手袋だけはちゃんと雪山用にした。アイゼンは6本歯のもの(これも結局一度も使わず)。ストックはザックに付けたまま。ピッケルや12本歯のアイゼン、わかんは車に置いていった。結果的にこの選択は大正解。
はじめは西明寺川に沿って林道を進む。雪は皆無だが、吐く息が白い。きまま仙人と前後して数組の登山者が登る。小さな子供連れの家族もいた。
御幸橋駐車場 綿向山は正面の山の右奥
歩くと寒くはなく、ちょうどいい。20分弱で林道が終わり、登山口だ。8時28分、少し入ったところに小綺麗なヒミズ谷出合小屋がある。水無山北尾根コースの分岐でもある。
登山口のヒズミ谷出合小屋 各合目にきれいな標識
手すり付の鉄の橋を渡り、真っ直ぐな杉が立ち並ぶ登山道を登っていく。道は普通に整備されているし、必要なところには標識もある。迷うようなところはない。やや湿って滑りやすいところが少しあるくらいだ。木々の間から差し込む朝日が印象的。ジグザグを切って、緩やかに高度を上げていく。展望はない。
10分ほどで、真新しい一合目の標識。標高と山頂までの距離が併記されていてわかりやすい。以後10分前後毎に二合目、三合目と続く。目安になっていい。三合目あたりから、木々の葉や道端に少し雪が見られるようになっていく。落ち葉が凍ったところでは、踏みしめるザクザク感が心地いい。
9時18分、やっと開けたところに出た。五合目小屋だ。琵琶湖は確認できなかったが、滋賀方面の展望がいい。今日初めての眺望だ。小屋はきれいで、(鳴らしはしなかったが、)夢咲の鐘というのがある。
五合目の小屋
滋賀方面が見下ろせる
このあたりから登山道は真っ白になるが、アイゼンがなくてもまったく問題ない。樹氷がきれいなところが何か所も出てくる。エビの尻尾もいい感じ。来てよかったとうれしくなる。雪面に伸びる朝日が作る木々の長い影が印象的。
9時38分、七合目の行者コバ着。針葉樹に代わってブナの原生林が広がる。ここも樹氷が美しい。しばし撮影タイム。この行者コバには行者堂が祀られ、綿向山が古くからの修業の山であるとこが思い出される。
七合目の行者コバ、行者堂がある
七合目からは、夏道は通行禁止で、尾根を直登する冬道を登る。コース中、唯一といっていい急登だが、アイゼンもストックも使わないでもまったく問題なく登れた。ただここだけはアイゼンがあった方が登りやすかったかもしれない。ここから山頂までは、樹氷も見ごたえ十分。時々立ち止まって写真を撮りながら、一気に登り切った。
青空に樹氷が鮮やか
樹氷のトンネルを抜けていく
エビの尻尾も見事
10時3分、快調に1110m綿向山山頂到着。
山頂には大嵩神社の祠とコンクリートの大きなケルン、それになぜか登山者カード記入箱がある。展望案内板もあるが、残念ながらガスで展望はない。ただ、見下ろす谷の樹氷が何ともいえず美しい。
ケルンや大嵩神社の祠のある綿向山山頂
展望は残念だったが、見下ろす谷の樹氷が美しい
今日はここまで。続く、、、、
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