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2015年12月 7日 (月)

ショパールアカデミー

昨日のショパールアカデミーについて、少し書いておきたい。
ショパールと雑誌クロノスがコラボした企画。いつもの?ようにクロノスの主筆広田さんの講演。オフレコもあり、なかなか面白かったです。

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     お土産の時計のクッキー
   

ショパールというと、宝飾メーカーというイメージが強いので、時計好きとしては、やや敷居が高いという感じ。雑誌で見たり、ワールドウォッチフェアーなどでは見せてもらうが、なかなかブティックに直接行く機会もない。でもショパール、特にL.U.Cのシリーズは、いいムーブメント、いい時計を作っている。今回、いい機会だったので、申し込んでみた。

今回、プレゼン、講演の中では、ショパールの製品の説明は一切なかった。意外な感じもしたが、好感が持てる。ちなみにカタログの配布もなし。広田さんの講演については、オフレコ的な内容もあったので、今回は伏せておく。(どこまで書いていいかわからない部分もあるので、、、) 終了後、見せてもらったL.U.Cの時計のいくつかを紹介しておきたい。

まずはカリテフルリエ。ジュネーブシールとの違いが分かりにくいが、巻き芯の操作を一定回数したあとや、衝撃を与えたあとでの、現実的実用的条件下で、日差5秒以内ということのようだ。ゴルフをするくらいの耐衝撃性というのは、従来の規格からするとかなり厳しい。さすがにすべてのL.U.Cモデルがカリテフルリエ取得ではなく、取得モデルは非常にハイスペックと言っていい。

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    L.U.C、カリテ・フルリエ、ジュネーブシール
    全部付いて200万円

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    96系のきれいなムーブ

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   右のマークがカリテ・フルリエ取得の証

2つ目はあえて手巻きにしたクロノグラフ。おそらくモデル名は1963クロノグラフ。L.U.Cだけあって仕上げの非常にきれいなクロノグラフムーブメント(Cal.03.07-L)が堪能できる。上品な金メッキがいい感じ。サイズ的にもクロノワンなどより少し小ぶりで、きまま仙人好み。クロノ好きのきまま仙人としては、欲しい一本だった。さすがに値段もいい値段だが。。。(さすがに簡単には手が出ない!)

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    ビンテージっぽいデザインの1963クロノ

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    Cal.03.07-Lが美しい

3つ目は30度ほどムーブを回転させて搭載したL.U.C 8HF。何と8Hz、16振動/秒という高速ムーブメント。たしかに音を聞くと非常に速い。秒針の動き自体は、それほど違いが判らない。テンプもかなり小さく、速すぎてよく見えないくらい。メリットは耐衝撃性などのようだが、今ひとつ話題性以外のメリットはよく理解できなかった。でも、こういう高速ムーブは面白い。

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    何と16振動/秒の高振動モデル

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  チタン製ケースから高速テンプだけ覗ける

その他にも、トゥールビヨンはもちろん、取り外して懐中時計としても使えるモデルや、ムーンフェイズ、パーペチュアルカレンダーなどなかなか楽しめました。ショパールらしいダイヤを埋め込んだモデルも。

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    L.U.C 1963 トゥールビヨン

今回ブティックの人などとも話をさせてもらって、改めていいブランドだと思った。ただ、そう簡単に手が出せない価格帯ではある。

 

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