晩秋の陽だまり低山ハイク、房州石採石の山 鋸山(11月3日山行記録(1))
今日は、溜まっている山行記録のうち、千葉の名低山、鋸山山行について書いておきたい。原稿の主要部分を書いたのは、山行直後です。今回も写真の選定・加工に時間がかかりました。
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11月に入り3日文化の日(火)、翌日は当然仕事だし、準備も十分ではなかったので、ハイキング的に行けるところということで、千葉の鋸山に行ってみた。地図はネットからプリントアウトしたもの1枚のみ持って。鋸山については、速報で簡単に紹介したので、今回は省略。
まずはコースとコースタイムを再掲します。
JR浜金谷駅7:50-観月台8:10-8:52瑠璃山展望台・地獄のぞき9:05-大仏9:116-石切場跡9:48-10:30鋸山10:40-林道口11:10-鋸山ダム11:33-11:50JR保田駅
○11月3日(火) 晴れ
早朝自宅を出、車を飛ばして千葉の金谷へ。フェリー乗り場に車を停める予定でしたが、金谷海浜公園の駐車場も停めていいとのことだったので、こちらにデポ。7時50分、JR浜金谷駅で簡単な散策用パンフレットをもらっていざ出発。ちなみにフェリー乗り場はJR浜金谷駅から4~500m。
スタートは海抜0メートルから
金谷海浜公園入口 JR浜金谷駅
しばらくは一般道を行く。まだ閉まっていたが、観光案内所もある。曲がり角にはきれいな標識があるので、迷うこともない。沢道を分け、駅から10分ほどで、車力道分岐となる。ネットを見ると車力道から登り、関東ふれあいの道を観月台経由で降りてくるのが一般的のようだったが、きまま仙人は林道口側へ下山するつもりだったので、周回しやすい関東ふれあいの道から登るルートを選択。
いきなり急な石の階段が始まる。前日の雨のせいか、濡れていて少し滑りやすい。いつものようにマイペースでゆっくり登っていく。荷物も軽いし、高度差が少ないので、さすがに気持ちに余裕あり。急登はすぐに緩やかになる。白い野菊系の花がきれいだ。登山道脇にはススキも。秋らしい。
さらに10分ほど登った8時10分、観月台着。振り返ると、まだ100mそこそこの高さなのに、その展望のすばらしさに思わず声が出る。見下ろすと金谷の街にフェリー乗り場が見える。もちろんその先は東京湾。さらにその奥には少し雲のかかった富士山が綺麗に見えた。裁判所の証人台のような展望台があり、展望図が書かれている。丹沢あたりの山並みも確認できる。標高以上にいい眺めだ。
観月台から、東京湾をまたいで富士山が見える
少し下って登り返す。登山道は石が多いので、滑りやすく慎重に登る。けっこう急なところや、切れ落ちたところも。一般の人がスニーカーで来ると、きつい山道だと思うかもしれない。標識があって、「マムシに注意」と。こんなところにマムシが出るのか、、、むしろそちらの方が怖い。
濡れた石の部分は滑りやすい マムシに注意!
紅葉はまだまだまったくという感じ。もともと常緑樹が多いように思える。8時半鋸山山頂方面との分岐を通過。地獄のぞきは行っておきたかったので、一旦右手に進み、日本寺方面へ。すぐに石を切り出した後のある石の壁が目に留まる。ちょっとした展望テラスになっていて、迫力ある石壁と富士山の展望を楽しめる。
分岐から日本寺北口管理所(料金所)までは10分ほどだが、結構細くて急な道だ。石に階段が付けられているが滑りやすい。パイプやロープの手すりが付けられているところが多いので、安心ではあるが。
8時39分、管理所で拝観料600円を支払って、日本寺に。観光客に交じってあれこれ観光というのも気が引けたので、管理所のおじさんに見どころポイントを教えてもらう。北口を入るとすぐに石の壁に彫られた百尺観音に目を奪われる。どのくらいの高さだろう?(百尺だから30mくらい?そんなにないとは思うが)大きなレリーフの観音さまだ。
日本寺北口管理所 百尺観音、ということは30m?
そこから階段を少し登ると8時52分、瑠璃山展望台だ。すぐ隣に名所の地獄のぞきがある。しっかりした柵があるので怖くはないが、柵がなければすごくスリリングなところだ。何といっても岩が突き出てりて、空中にある展望台になっているところがいい。展望台の上まで上がると、反対側保田や勝山、富山方面もよく見える。
スリリングな名所、地獄のぞき
地獄のぞきから大仏までは、思った以上に下る。100mくらい下ったのではないだろうか? 千五百羅漢や大仏を見て、日本寺をぐるっと一周。ちなみに大仏のところのトイレで大を出してすっきり。ちょっと小腹がすいてきた感じもあったが、観光客の多いお寺の境内で、パンとかおにぎりを食べるのもどうかと思い自重。
西国観音 大仏
北口から分岐まで戻り石切場跡方面へ登る。9時48分石切場跡に着く。過去にはここで多くの人が働いていたのだろう。錆びついた機械類も面白い。歴史の重みのようなものもあり、廃墟の寂しさのようなものもあり、ひんやりとした石の冷たさというか、独特の空気感がある。何があるというわけでもないが、ちょっと奥までぶらついてみた。
石切場から地獄のぞき(右上)を見上げる
地獄のぞき、人や手すりが見える
石を切り出した石壁はいくつか連なる。他ではなかなか無い景色が面白い。
石を切り出した跡、アートの様
石切場跡をあとにすると、車力道と合流。こちらから登ってきた人たちか、結構な数の登山者がいた。その後、石の急階段という急坂を一気に登る。ひと汗たっぷり書いたが、快調!
紅葉の落ち葉がいい感じ 石の急階段(上から)
10時9分「地球が丸く見える展望台」に到着。こじんまりとした展望台だが、なかなかのビュースポットだ。たしかに丸く見える気がするから不思議だ。
地球が丸く見える展望台
ん~中途半端だけど、ここで分割。
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