WIFI連携の体重計も買っちゃいました(Withings WiFi Body Scale WS-50)
どのくらい前だったか? 一度検討しながら、もう少しいい製品が出るのを待とうと思って買わなかったものがある。WIFI連携できる体重計だ。
今回fitbit chargeHR(心拍数を常時計測できる活動量計、27日参照)が思った以上に面白く、また運動やダイエットのモティベーションアップにつながっていることから、一緒に体重も管理したくて新製品を待てずに買ってしまった。買値はAmazonで18,407円、体重計としてはけっして安くない。
さまざまなライフログの収集、特にスマートウォッチに絡んで、活動量計なども人気が高まってきています。その中でも体重というのは、最重要といってもいいくらいのデータではないでしょうか? きまま仙人もタニタの体重計のデータは、毎日とはいかないもののパソコンに入力して(体重のみ)記録しています。
ちなみにこのタニタの体重計、もうかなり古いが、体脂肪率や基礎代謝量も表示してくれる。専用のUSBメモリが付いていて、パソコンにデータを移して管理できるという、当時としては進んだものだ。が、Windowsのバージョンアップにソフトを対応してくれず、USBから直接データを読み出すこともできない仕様で、残念だが現在その機能は使えない。(ここはタニタさんに大いに不満!)
その後USBからSDカードと進化し、現在通信(WIFI、BlueTooth)で直接データを収集できる製品も増えてきた。が、データ収集のたびにスマホを使う。あるいはデータをスマホで管理するというのは、どうみても今後の方向として正しくない。きまま仙人は朝シャワーのあと、そのまま体重計に乗る。スマホは風呂場(洗面所)に持ち込まないもんね。
やはりネットワーク(WIFI)で直接クラウドにデータを自動収集すべき(要求① Must)で、バックアップをパソコンに残せる、あるいはパソコンでデータを加工できるというのがいいだろう。これこそIoTだ。
で、そういうWIFI連携できる製品は、さがしたところたったの3種類しかない。(きまま仙人が調べた範囲、データ収集時にスマホが必要なものは除外) ひとつはオムロンの「体重体組成計 カラダスキャン HBF-253W-BK」、ひとつはフランスメーカーWithingsの 「WiFi Body Scale WS-50」、最後に米国のfitbitの「Aria Wi-Fi Smart Scale」。
比較はここが詳しい。すごく参考になった。
きまま仙人は最終的に Withings WiFi Body Scale WS-50 を購入。
設定にやや手間取ったが、毎日ちゃんとデータがサーバに蓄積されていっている。その点については大満足。
今日は、この3種のうちなぜWithingsの製品を選んだかを書いておこう。自身の備忘録としても。(ちなみにWithingsには廉価版のWS-30というのもあるようだが、現在日本では売られていないようだ。)
まず直近で考えると、現在活動量を取集しているfitbitとの連携が必須、もしくはfitbitのデータも含めて1ヵ所で管理できること(要求② Must)。やはり体重と歩数や睡眠、消費カロリー、心拍数などを一緒に管理したい。24時間心拍数が計測・保存できて常時装着可能(シャワー等は除く)、腕時計は別に機械式のものを着用、という条件を満たせるのは、今のところfitbitのchargeHRしかないと思っている。(コンパクトであることと、多少誤差はあるかもしれないが、足首にも装着できる(仕様外の使い方)のがいい。)
ところがfitbitもオムロンも今はユーザー囲い込みで、データの連携ができない。となると選択の余地なくfitbitの体重計を買わざるを得ないところなのだが、Withingsのいいところは、データの他社サービスへの公開ができるのだ。Withingsの体重計は唯一Apple社のヘルスケアというソフトに対応した体重計で、そのためかデータを他と連携できる。(ある意味これがユーザーを向いた正しいサービスの形)
つまり要求②はfitbit製品でもWithings製品でもクリアできる。オムロンのみNG。将来fitbitやオムロンがデータの公開を可能にするかどうかはわからないが、現時点ではWithingsが最も連携性がいい。
またfitbitの体重計に関しては、まだ正式に日本で発売しておらず、並行輸入品を購入することになる。いざという時のサポート(要求③ Want?)まで考えるとfitbitの体重計を今買うのはリスクかも。価格もfitbitの方が少し高い。
将来的には種々の医療機器、血圧計(きまま仙人はデータ保存も通信機能もないものを保有)や体温計などもつながっていくのだろう。そう考えると漠然としてだが、サポートも含めて日本メーカーのオムロンは安心かもしれない。価格も一番安い。サポート面ではオムロンが優位か。
一方で、データを収集できる項目(要求④ Want?)は断然オムロンが魅力的。fitbitは体重や体脂肪率などシンプル(これで十分という人もいるとは思う)。Withingsのは、それに加えて、心拍数、空気のCO2量などが測定できる。体重を測るときだけ心拍数を計っても?だし、心拍数はchargeHRで常時計測できる。CO2は今ひとつ有効性が見えない。それに対して、オムロンのは基礎代謝量、体内年齢・内臓脂肪レベル・骨格筋率などが測定できる。特に基礎代謝量は(計算すればいいとはいえ)捨てがたい。。。
正直アプリやWebサイトの機能まで調べてはいない。が、オムロンのデメリットのひとつとして、無償会員の場合、データの保存期間が6ヶ月(300円/月払うと大丈夫らしい、これを高いと見るか安いと見るか?)、イクスポートの機能も無いようだ。fitbitとWithingsは無期限保管と思われる。またWithingsはWebからデータをCSVでイクスポートできる。データ保存面(要求⑤ Want?)ではWithingsだ。
ただし、日本語でのテストが不十分なのか、イクスポートしたデータの漢字部分は文字化けしているし、一部列がそろっていないデータもある。が、何とか利用可能。早期の改善を望みたい。
要求①を満たす3機種で、要求②~⑤を比べたら以下のような感じか?
要求② 要求③ 要求④ 要求⑤
オムロン カラダスキャン HBF-253W-BK × ◎ ◎ ×
Withings WiFi Body Scale WS-50 ◎ ○ ○ ◎
fitbit Aria Wi-Fi Smart Scale ○ × △ ○
デザインはどれも悪くはないが、きまま仙人はWithingsのものが一番気に入った。フランスメーカーのセンスのよさだろうか? もちろんAmazonなどのカスタマーレビューはざっと目を通したし、初めに挙げたようないくつかのサイトは非常に参考にさせてもらった。
で、WithingsのWS-50の購入を決めた。
今後fitbitのchargeHR以上いい活動量・心拍数計が出てきたときにはどうすべきなのか? ユーザーとしては、規格が統一され、一番いいソフト、サービスと一番いい各機器を自由に選んで連携できるようになってほしいものだ。
初期設定など、使用レポートも近々アップしたい。
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