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2015年8月25日 (火)

展望の帝釈山、山頂湿原の田代山、手軽に登れる奥日光の名山(8月15日山行記録(1))

未だ雲取の山行記録も東北の山行記録もアップしてできていないが、写真の整理が一番早くできたので、帝釈山・田代山の山行記録からアップしたい。

計画では、お盆の混雑を避け、翌週末1日休みを追加して北アルプスへ。が、あんまり天気予報がいいので(&次週の予報が不安?なので)、思い切って今週も山に行くことに。

調査が不十分だったこともあり、遠くは移動が辛いし、低山は暑い。。。結局、東北山行の行きか帰りかに考えていた、帝釈山へ。日光の北、尾瀬の東にある山だ。あまり事前知識がなかったが、簡単に登れる割には、すごくいい山でした。

まずは、コースとコースタイムを再掲します。
猿倉登山口6:21-小田代7:22-田代山(標識)7:48-弘法大師堂8:05-9:06帝釈山9:47-弘法大師堂10:40-小田代11:14-11:54猿倉登山口

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14日金曜、仕事を定時で抜けて帰宅。高速では雨も降ったが、明日の天気予報は晴れ。ナビの示す通り日光から霧降高原、土呂部を抜けて猿倉の田代山登山口へ。ところがこのルート、未舗装区間や細いところが多く、けっこう気を遣う道だった。しかも未舗装区間がかなり長い。一般車でも通れなくはないが、車高の低い車は、さらに要注意だろう。ちなみに帰りは北側、西那須野IC方面に抜けたのはいうまでもない。
それでもまずまず想定通りに、1時前には登山口に到着。早々眠りにつくz z z

○8月15日(土)晴れ

明け方少し寒くて目が覚めた。既に1400mの標高があるのがうれしい。何人かが登って行かれたようだ。が、まわりにはきまま仙人の他1台のみ。帰りに気づいたが、少し下(西会津方面)に広い駐車場とトイレがあった。きまま仙人が停めた登山口前のスペースにも10台程度は駐車可能。

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    田代山・帝釈山登山口

準備をして6時21分木橋を渡って出発。沢の音を聞きながら登り始める。標高が高いせいか、今日の天候のせいか、8月1-3日の東北山行に比べると、朝のさわやか感があった。雲取や岩木の不安があるので、ことさらゆっくり登り始める。昨夜の雨のせいで、木々や地面が少し濡れているのが気になる。

10分ほどで(最後の)水場。水は用意してあったので、ここはスルー。樹林帯を一歩ずつ登っていく。陽が射すと木漏れ日が楽しい。日焼け止めを忘れてきたことに気づく。山頂部では焼けるかも。白いアジサイのような花が咲いていた以外は、花はない。ムシカリ(オオカメノキ)も既に赤い実をつけていた。

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   沢沿いを登っていく     ムシカリの赤い実

急というほどでもないが確実に登っていく。ロープがあるところも少しあるが、大したことはない。あと1時間30分という標識がある。コースタイムが短いので、食料も少な目、ザックも軽い。気分的にも余裕あり。

登るにつれ、ダケカンバやコメツガ?だろうか針葉樹が目立つようになり、次第に木々が少しずつ低くなっていく。日光方面の山々が見えた。女峰山らしき山は確認できるが、他は雲もかかっていて同定できず。大小真名子山や太郎山だったようだ。アキノキリンソウやタカネニガナの黄色い花や、もう花期の終わりのゴゼンタチバナが見られた。まだ小さいが晩夏か初秋の花、オヤマノリンドウも。でも花は少ない。

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    しだいに木々が低く     オヤマノリンドウ

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    左 女峰山、中央 大真名子山・小真名子山、
       右寄りが男体山と太郎山

時折風が吹くと、さわやかで気持ちがいい。蒸し暑さが感じられないのがいい。今回新兵器がひとつ。アームクーラーなる腕カバーだ。上は半袖のシャツ1枚にこのアームクーラー。今までは長袖シャツに半袖シャツの重ね着。着るものを1枚にして、少しでも暑くないようにとの試み。雲取の時にテント女史が使っていて、良さげだったので。たしかに少しひんやり感があってなかなかいい感じ

出発して約1時間、木道が出てたら開けたところに出た。7時22分、小田代の湿原だ。気持ちいいところだ。ここまでは快調。気のせいか、いつもより汗も少な目。水分補給してひと息入れる。

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   小田代から帝釈山方面?   小田代

正面の山を登りきったところが田代山なのだろうか? 山頂がどこなのかがわからない。ここからは尾根伝いになだらかな登り。マイペースで階段状の登山道をひと登りすると、7時43分、あっさり田代山の山頂湿原の端に出た。素晴らしい開けた景色が感動的。一気にテンションがあがる。ここまで広い山頂湿原というと、苗場くらいか。いや~穴場といっていい山だ。

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    真っ青な空と広~い湿原

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    振り返ると周辺の山々が見える

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   人が少ないのもいい、湿原独り占め

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   本当の田代山山頂は樹林のあたり?

山頂部は周回の木道が付けられていて、反時計回りの一方通行。標識に従って湿原へ。素晴らしい景色に青空が映える。多く咲いていたのはキンコウカ。黄色の可愛い花がたくさん。白い花はイワショウブかな。実が付き始めていて赤っぽいものも。ただ花の種類は少ない。残念ながら花の季節にはやや遅いようだった。

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    イワショウブ         キンコウカ

5分ほどで7時48分、田代山の標識にでる。ここには弘法沼という大きな沼(池塘?)がある。水面に映りこんだ空が青い。北西には会津駒ヶ岳のなだらかな稜線が美しい。いい場所だ。この標識には1926mと書かれてある。ただどう見てもピークらしくない。地図には弘法大師堂(避難小屋)付近に1971mとある。きっと少し行った小高い森林部なのだろう。パンをひとつかじってエネルギー補給。

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          弘法沼

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    湿原の先には会津駒が見える

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   1926mの田代山標識   快適な散歩道

写真を撮り、花を探しながらゆっくり進む。コバイケイソウは既に実を付けている。ワタスゲが少し見つかったが、きれいなものが見つからない。やはり一番印象に残ったのはキンコウカだ。

8時5分、周回コースと帝釈山の分岐のところに、ちょっとしたベンチがある。少し帝釈山側に入ると弘法大師堂。中をのぞいてみると、たしかに弘法大師が祭られていた。手を合わせて登山の安全を祈る。トイレもあるし、ベンチもたくさん。この山が結構人気の山なことがわかる。楽に登れるし、この湿原はすごく魅力的。初心者や家族連れにはすごくいい山だと思う。

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    弘法大師堂、避難小屋にもなっている

ん~今日はここまで。つづく、、、

 

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