快晴、好展望のお手軽二百名山、浅間隠山(5月2日山行記録)
多少事前準備はしていたとはいえ、帰国した夜そのまま東京を出て、翌日朝から信州の山というのは、さすがに厳しい。年齢を考えてももう無理はしたくない。とはいえ、天気予報は快晴。
で、見つけたのが浅間隠山。この山は二百名山で、古くから登られた歴史ある山にもかかわらず、登山口からのコースタイムはわずか1時間30分。しかも展望がいいという。ちょっと物足らなさすぎ?という感もあったが、軽い足慣らしのつもりで決めた。
前夜、といっても日付も変わった2時頃、登山口近くの二度上峠(手前)の駐車場に停め、目覚ましもセットせずゆっくり眠った。ちなみに登山口にも数台停めることが可能だが、きまま仙人はトイレのある1~2分離れた少し広い駐車場に停めた。
まず、いつものようにコースとコースタイムを再掲しておく。
二度上峠駐車場7:30-登山口7:32-北軽井沢分岐7:55-わらび平分岐8:33-8:42浅間隠山9:43-わらび平分岐-北軽井沢分岐10:11-登山口-10:32駐車場
山頂からの雄大な浅間山、右は外輪山
○5月2日(土)晴れ
9時くらいに出発すれば、と考えていたが、周りの物音と暑さで目が覚めた。結局準備をして7時30分歩き始める。登山口は、カーブ番号7番のとなり。登山口を入ると、しっかりとした十分登りごたえのある登山道。けっしてハイキングコースではない。谷あいの林間を確実に登っていく。
登山口 カーブNo.7のすぐ隣
10分ほど登ったところで、木の幹に「第1地点」とペンキ書きが。第1地点って何?とは思ったが、この数字が増えていくのであれば、目安になるかな。倒木などで若干道の荒れたショートカットルートが複数ある。道を選びながら登っていく。スミレの花がたまに咲いているだけで、花はほとんどない。
距離は短くてもしっかりした山道 第1地点?
コルに登りつめると尾根をたどるように左手に。ピークを巻くような感じで北側の尾根を行く。少し明るいルートになる。木々の間からピークが見えるが、あれが浅間隠山のようだ。このあたりなだらな笹茂る登山道が快適。ツツジ系だろうか、新緑が鮮やか。しばらく行くと北軽井沢からのルートと合流。
木々の間から浅間隠山山頂(左)
タチツボスミレではない赤紫系のスミレが咲いている。帰ったら調べてみよう。スミレは難しい。と前方に小鳥が、そーっと近づいて写真を撮る。何とか姿を捉えた。これも帰ったら調べてみよう。
赤いスミレ? 何という野鳥? 森の息吹を感じる新芽
徐々に高度を上げていき、ふと左手遠方を見たら、、、、木々の間に大きな浅間山が。これは上での展望に期待。元気が出てくる。8時33分ピークの手前で分岐。消えかけた紙の案内がぶら下がっていて、どうもわらび平への分岐のようだ。
ここから緩やかに尾根を登り、8時42分、1757m 浅間隠山山頂到着。
最後はなだらか 山頂には標識の他に三角点と展望表示盤
さすがに今日は余裕綽々。山頂には標識のほか、展望表示盤や三角点がある。特に西から北にかけての浅間山から外輪山(蛇骨岳)、東篭ノ登山、西篭ノ登山、湯の丸山と続く山並みは美しい。その奥に薄っすらと見える白い峰々が北アルプスなようだ。
浅間山、右へ外輪山の蛇骨岳、篭ノ登山、湯の丸山
湯の丸山の背後に白い北アルプスが見える
四阿山、頚城方面は木々で見えなかったが、横手山、岩菅山から仙ノ倉山、谷川岳、燧岳など、個々の同程ははっきりできないが、白い稜線が美しい。東側には榛名山系、その左奥が赤城のようだがガスでよく見えない。
白根山に志賀高原の山々、中央横手山
榛名山の山々
南側には妙義山のごつごつ頭、鼻曲山ときて、遠く八ヶ岳連峰が望める。(八ヶ岳の左右に南アルプス、中央アルプスが見えているようなのだが、よくわからない。) ともあれ、お手軽な山なのに素晴らしい展望だ。たっぷり一時間ほどのんびりして下山の途についた。
ごつごつの妙義山
帰路は来た道を戻る。一時間もかからずに下山した。白いオオカメノキ(ムシカリ)の花が目に留まる。
登ってきた尾根を見下ろす オオカメノキ
10時32分、駐車場着。車に戻った時に、まだこれから登り始めようという登山者がいたのが印象的。10時半から登り始めても、まったく余裕ある時間だ。
タチツボスミレ 新緑がきれい 二度上峠駐車場
長野方面に向かう途中、北軽井沢の絹糸の湯で汗を流す。1,000円と少し高いかなとは思ったが、やや褐色がかった少し滑りのあるお湯はなかなかよかった。
絹糸の湯 北軽井沢あたりからの白根山
長野で夕食をしながらネットで天気や雪の状況を調査。飯綱山を検討していたが、やっぱり北アルプスに登ろう。オプションとして予定していたもののひとつ、日帰り可能な比較的難易度の低い唐松岳に決定。久しぶりの八方に向かう。
唐松岳山行記録に続く。。。
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