春の息吹を感じ、奥多摩三大急登のひとつ大休場尾根から本仁田山、川苔山(4月18日山行記録(2))
鷹ノ巣山や雲取山が目に飛び込んできて、奥多摩でもおーっという感激が少しあった。久しぶりだったからかな。既に山頂には大勢の登山者が。やはりけっこう人気の山だ。山頂からは南から北西側がよく見える。鷹ノ巣山や雲取山、、、、、、、、、、若者たちが富士山が見えると賑やか。うそー、見えなかったと思ったけど、、、近くに行って教えてもらう。ん、他の山よりずっと薄っすら、しかも大きな白い富士山が宙に浮いていた。見慣れた山とはいえ、山から富士山が見えるとうれしい。ベンチに腰を下ろして、バナナにパンでエネルギー補給。やっぱりお腹すいている。
端正な鷹ノ巣山、久しぶりに登ってみたいと思わせる
ここで下山路を検討。百尋ノ滝から川乗橋へ下るか、鳩ノ巣駅へ下るか、、、もうひとつ古里駅に下る赤杭尾根というのがあるぞ。正直ノーマークだった。ざっとコースタイムを計算すると、鳩ノ巣までとそうは変わらない。鳩ノ巣へのルートは山腹を巻くように行くので、尾根道の方が楽しそうだ。ここで赤杭尾根で下山することに決定。登り返しもそう多くはなさそうだったので、けっこう余裕あり。
10時44分、山頂を後にする。茶屋のところから分かれ、さらに曲ヶ谷北峰で蕎麦粒山への道と分かれて赤杭尾根へ入る。ポイントには標識があるので、まったく問題ない。少し行くと前方の開けた快適な稜線下りだ。下山路に選んで大正解。たまに下から登ってくる登山者とすれ違う。意外と歩かれている道なんだ。たしかに川苔山に登るのなら、鳩ノ巣駅からの道よりは楽しそう。ただ日が当たるところが多く暑い。
明るい下山道、視界が開けた感じがいい
ここから赤杭山(赤久奈山)までは思ったよりも長い。距離がわかる標識がないので、距離感がややつかみにくかった。多くはないが、ところどころ花も楽しめる。ミツバツツジかと思うが赤紫のツツジ、黄色いのはツルキンバイか? 林間の下り斜面には可憐なピンクの花が、カタクリだ! 一気にテンションがあがる。
ミツバツツジ
春の花、カタクリ
そろそろかなぁと思っていたら林道に出る。今は車は通れそうにないが、オフロードバイクなら走れそうな道だ。えっ、どうなってるの? きまま仙人のエアリアは古くて、このあたりの説明が書かれていない。(ちなみに最新のものには記述有)
いきなり林道が きれいなタチツボスミレ
しばらくほどなく小山を登っていく山道との分岐があり、標識はないが山道側の木にテープが巻かれている。これは赤杭山かもと思い、そちらに行ってみることに。小ピークを登りつめるが、ピークを示す標識は何もない。少々がっかりしたが、そのまま直進すると再び林道に。ほどなく古里を示す案内標識があり、再び山道に入る。少々遠回りだったかもしれないが、まぁ林道を回避したと思えばいいか。
山道に入ってすぐに、視界の開けたところがある。朝登った本仁田山や御前山がよく見える。
初めに登った本仁田山
奥多摩の主峰のひとつ御前山
さらに少し行くと、赤久奈山を示す標識がある。実はきまま仙人、その時点で赤杭山=赤久奈山ということに気づいていなくて、赤杭山は先ほどの小山だったのかもと、、、少し登ると、11時58分 赤久奈山(924m)の標識のある山頂に出た。ここで地図を再確認して、赤杭山=赤久奈山に気が付いた。赤久奈山は展望のない林間のなだらかな山頂で、三角点もある。小休止してルートの再確認。まぁここまで悪くないペースだ。
木漏れ日の杉の森を行く 三角点もある赤久奈山
赤久奈山からの下りはやや急。慎重に下る。山頂を迂回する道と合流してからは、歩きやすい登山道に戻る。30分ほどで川井との分岐。このままいくのかと思いきや、川井を過ぎてからは、道が荒れてくる。山側が崩れ、登山道が埋まっていたり、非常に細くなってしまっていたり。正直、何か所か神経を使うところがあった。雨でも降っていたらかなり危険だと思う。とはいえ、今日の天気は全く問題なし。危険個所を振り返ると、「このさき歩道が崩れています、通行注意」の貼り紙がされてあった。
登山道が崩落、右奥に続いているのがわかるかな?
さらに下っていくと、川や民家が見えるようになってくる。もう少しだ。13時10分、古里側の登山口に出た。ここから標識に従ってあるくと、13時16分 無事古里駅着。いい山歩きでした。
古里側の登山口
帰りに はとのす荘で汗を流して帰ろうと思ったのだが、まだ改装が終わっていない(5月3日リニューアルオープン)ようで、やむなくいつものもえぎの湯へ。いい温泉なんだけど、混んでるからなぁ。。。。
今年初めての山行。何より快調に歩けたし、奥多摩三大急登のひとつも登れた。展望もまずまず、春の息吹も満喫。本当に充実した山行になりました。
おしまい
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