同じ絵?
左は、今三菱一号館美術館でやっている「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」のカミーユ・コローの"芸術家のアトリエ" (1868年頃)。右は、国立新美術館で開かれている「ルーブル美術館展」の"コローのアトリエ" (1873年頃)という作品。
パッと見、区別がつかないくらいよく似ている。よく見ると、ワシントンの方は、左下に犬。右のルーブルの方は、左下に絵の道具かバッグのようなものか? たしかに違う絵だ。
一方で、少女の服装・姿勢、その他部屋の小物も配置もほとんど同じ。製作年が微妙に異なるので、ワシントンの絵を見ながらルーブルの方の絵を描いたのだろうか?
同じ作家が、同じ主題やモチーフで何枚も書くことは多い。でもこんなに同じのはめったに見ない。きまま仙人は、ルーブル美術館展で見たときに、本当にびっくり。
何か同じ絵を描いた理由でもあるのだろうか?気になる絵だった。どちらかが贋作or模写、なんていうことがあったら面白いのに。(さすがにそれはないと思うが、、、)
ちなみに、偶然「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」で購入した絵葉書の1枚がこの絵。ちゃんと見比べたくて、「ルーブル美術館展」でも絵葉書を購入したのは、言うまでもない。
それにしても、こんなに似た絵が、同時に東京に来ているなんて、これは偶然か意図されたものか、、、
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