古田織部展
TV番組の日曜美術館や美の巨人たちで、古田織部の美意識や燕庵を取り上げているのを見て、興味があった。 が、きまま仙人は茶道についてもまったく無知だし、焼物は難しい。 それゆえこういう展覧会で、いいものをまとめて見るのはいい機会だ。ただ、ものすごく混んでいた。松屋が配ったチケットもあるのだろうが、茶道をされているような人も多かったような。 正直人の多さにはびっくり。
構成は以下の3章立て、
第1章 織部の時代
甲冑、小袖、書状など
第2章 織部の茶の湯
織部ゆかりの茶道具、茶室を再現したものなど
第3章 織部の茶道具
織部の指導・影響で作られた各地の名品たち
正直第1章は正直中途半端。あと書状などは解説がわかりにくい。もともと字はほとんど解読不明。たくさん見ても正直退屈だった。
茶道具や焼き物の解説についても、きまま仙人にはわかりやすくなかった。茶道をやっている人はわかるのかもしれないが、もう少しわかりやすい説明書きにしてほしかったと思う。その点TV番組は非常にわかりやすい。
織部が作ったひょうげたる世界は、ある意味きまま仙人にもわかりやすいし、多くのものは万人受けするのではないか。当時も今も。半分だけ特徴的な緑の釉薬、ユニークな絵付け、いびつな形。。。きまま仙人も現代作でいいから、ひとつ買ってみようかと思ったくらい。
鳴海織部州浜形手鉢
ただ織部とは何か?というのはなかなかつかみどころがない。黒織部というものもあるし、織部の定義というものがないような気がする。
黒織部茶碗 (織部花押)
それといびつな形や、偶然の造形、割れなどに世界や趣があるのはわかるが、駄作と名品・優品の差は???
やっぱり奥深いなぁ。。。
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