懐かしい地元の山を再訪、尾根歩きのロングコース金剛山(12月28日山行記録(2))
伏見峠から舗装道を歩いて、ほどなく立派な展望台。せっかくなので上がってみる。生憎どんよりとした空で、遠望は無し。大阪方面は、もちろん高い山も無し。それでも気持ちのいい展望だった。パンでエネルギー補給。
展望台 展望台からの大阪方面の眺め
少し行くと登山道を外れた小ピークが、大阪府最高地点(1053m)だ。まだ新しいのではないかと思える立派な標識が。すれ違う人はアイゼンを付けている人もいるが、少なくともフラットや登りではいらない。きまま仙人はまだまだ問題なしと判断。
大阪府最高地点(1053m)
少し行くと湧出岳(1112m)への分岐。湧出岳は金剛山の2番目のピーク。せっかくなので立ち寄ることに。少し雪の深いやや荒れた登山道を登り12時7分、鉄塔脇の湧出岳山頂に到着。雪で真っ白なピークに、小さな標識と三角点がある。展望もなく、ここに来る人は少ない。
涌出岳山頂、三角点はあるが、小さな標識のみ
一般登山道に抜け、最高峰の葛木岳を目指す。舗装やコンクリート道が凍っているところが滑りやすい。特に下りは慎重に行く。一ノ鳥居を越え、表参道に回って12時20分、山頂の葛木神社に到着。ん~何となく覚えている。ここが最高峰の葛木岳(1125m)だ。
一ノ鳥居
葛木神社、この上が最高峰葛木岳山頂
夫婦杉、前の参道は凍ってツルツル
小銭がすぐに出ないので、お賽銭無しで手を合わせる。(神様ごめんなさい!) さて、あとは下るのみ。ところが、、、ここから転法輪寺や山頂広場へ下るコンクリートの道が凍ってツルツル。前の大人一人が滑って転倒。そのあとで小さい子供も転倒。きまま仙人もここで軽アイゼン装着。ただ、本当に必要だったのは、ここの100~200mだけだったと思う。
転法輪寺で手を合わせ、茶店のある山頂エリアへ。このあたりはさすがに見覚えがある。実家をひっくり返せば、登拝回数のスタンプを押してもらうカードがあるはずなのだが、今回は持ってきていないので、お忘れ券をもらう、、、が、有効期間はたったの一週間。一週間以内にもう一回来る気はないなぁ。残念!
転法輪寺の境内 登拝カードのお忘れ券
山頂広場には、立派な"金剛山"と書かれた標識が。こんなのはなかったなぁ。ベンチに座って、お湯を沸かそうと思ったら、、、パラパラと小雨が。雪ではない。迷ったが、カップヌードルを諦めて、パンを口に放り込み、12時58分、そのまま下山することに。
予定通り千早本道を下る。おり始めようとしたらずっと階段が続いている。登ってくる人はアイゼンを付けていないし、ここで外すことに。結果的にはいい判断だった。千早本道は、ほとんどが階段状になっていて、まったく危なげなし。記憶にある登山道とは全く違う。ここを登るのは楽しくないなぁと思いつつ、一気に下った。
史跡として文部省が標識を 千早本道は階段状
上部は雪が残るが、少し下ると雪はまったくない。途中、見るべきものもほとんどない。雨も林間で降っているのかいないのかもわからないくらい。まったく気にならない。
せっかくなので千早城址を回って、少し本丸跡などを散策。懐かしさと、こんなところだったかなぁという気持ちと半々。千早城址から先の石段の下りは歩きにくくて辛かった。
奥が千早城の本丸跡
13時53分、登山口のバス停に無事到着。バスを待っている間に雨がパラパラと。雨具を出すほどではなかったが、まぁいいタイミングで下りてこられてラッキーだった。そのあとバスに乗っている間はかなり降ったタイミングも。
登山口、よく見ると足軽?の人形が
河内長野まで来ると、きまま仙人の実家はもう近い。温泉を探してもよかったが、遅くなりたくなかったのでそのまま実家に直行した。
今回のコース。正直この季節ならトレランの方がいいだろう。歩くのなら、やはり新緑や紅葉の時期か。今は東京に住むきまま仙人にとって、なかなかこういう時期でないと来る機会を作れない。今回は懐かしさこそあれ、展望もコースとしての変化も今ひとつ。山頂部はそれなりに歴史ある山らしいが、半分観光地で、千早本道は階段ルート。雪山歩きとしてもどうかなぁ。
登山としては、違うルートの方がいいのかもしれない。それでもロングコースを歩ききった充実感のようなものはあるコースでした。
おしまい。
ちなみに、中学生の時は登山口から小深を経て、千早口か天見まで歩いて、(バスに乗らず)電車で帰った記憶があります。トータル30キロくらいはあったはず。地図を見ても、どこを歩いたのか明確には覚えていませんが、元気だったなぁ。
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