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2015年1月17日 (土)

ビブリア古書堂の事件手帳6 -栞子さんと巡るさだめ- 三上延著

久しぶり感のあるシリーズ第6巻。今回は一冊太宰で展開される。「晩年」と「駆け込み訴へ」が取り上げられる。「晩年」については、当然1巻の話を引き継いでいるわけだ。今回もなかなか練られた面白い展開。待つのは長いですが、あっという間に読み終わりました。

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前巻で栞子と母との展開がひと区切りついて、ちょっと新たな展開かと思いきや、再び田中敏雄が栞子のアンカットの「晩年」を狙いつつ、田中敏雄と大輔の祖父である田中嘉雄をが持っていたというもう一冊の「晩年」をめぐる謎が展開。本の謎とともに、田中嘉雄という人物や、大輔の祖母絹子との過去などが明らかになってきて、主要な登場人物の親や祖父母の代の関係がメインの謎としていっそう際立ってきた。

栞子さんのお父さんやビブリア古書堂を始めたという祖父、また母型の祖父母まで繋がってきている。少し狭い人間関係の中で話がつながりすぎているとか、やや込み入りすぎていて複雑で説明感が強いとかはあるものの、ストーリー展開には引き込まれていく。

一方、展開がややわざとらしいというか、虫がよすぎる?という感じがする部分は多い。いくら希少本でマニアには直垂物の本だといえど、2人も同時に犯罪を犯してでも盗もうとするだろうか? あきらかに犯罪であり、しかも田中敏雄に至っては裁判判決前。
また田中敏雄が大輔を襲うにもかかわらず、従兄弟だということだけで大輔の説得に応じるというのはいかがなものか? だとしたら今までの思い入れはどうしたの? ここはちょっとなぁ、と違和感を覚えた。その他にも強引だなぁという展開、設定は多々あったかな。
でも小さなことに目をつぶってもこのお話は面白い。

あと大輔と栞子さんの仲が進展してますねぇ。。。このほのぼの感は嫌いじゃないです。

あとがきで、あと2巻で終わりだという宣言が。流転の海シリーズしかり、人気シリーズが終わっていくのは楽しみでもあり、さびしくもあり。。。。

でも早く読みたいです。

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