最高の秋晴れのもと、紅葉と展望の散策、会津駒ヶ岳(10月12日山行記録(1))
せっかくの3連休だったが、生憎土曜日は出勤、月曜日は台風襲来。というわけで、日曜日間隙を縫って、台風の影響の少なさそうな東北方面を検討。好天の日に登り直したいと思っていた尾瀬の会津駒ヶ岳を目指した。
前回会津駒に登ったは95年秋。その時は山頂部は霧雨で展望は皆無。ただガスのかかった草紅葉の木道を歩くのは、幽玄の世界のようで趣があったのを覚えている。
土曜日はまずまず早めに仕事をあがれたので、車を飛ばして登山口へ。国道から舗装された林道を終点まであがるのだが、思ったよりも距離がある。(エアリアコースタイムで30分) キリンテ側に下山すると、車まで登り返すのが大変だなぁ。。。まぁ登ってから考えよう。
林道終点の駐車場には、数台の空きスペースがあったのみ。途中の路肩にもそこそこ車はあったし、おそらくこの日は大勢の人が駒ノ小屋に泊まったのではないだろうか。空にはカシオペアやオリオン座も確認でき、明日の好天に期待しつつ仮眠を取る。。。
○10月12日(日)快晴
5時頃、まだ暗い中ヘッデンを点けて出発するパーティーがいた。林道終点まで来て、駐車スペースがないためUターンして戻っていく車も増えてきた。きまま仙人もゆっくり準備を始める。
6時ちょうど、予定より早く駐車場を出発。林道脇にはススキが生え、秋を感じさせる。すぐに登山口の木の階段に出た。この階段はよく覚えていた。まだ真新しかった記憶があるが、今見るとけっこう傷んでいる。19年の年月は大きいなぁ。
歩き始めて一気にテンションが上がっていく。木々が色づいていていい感じ。まさに秋の山、日帰りでも来た甲斐があった! 会津駒は危険な個所もないし、比較的緩やかなので家族連れも多い。既に大勢の登山者が登っている。ただ標高差はそこそこある。
登山口の階段 緑に赤い紅葉が映える
歩き出すとすぐに汗ばんでくる。ベンチのようなところでウィンドブレーカーを脱いで、夏ウェアーになる。色付く木々の写真を撮りながらゆっくり登るが、心臓の調子はスタートから不安げ。ヌカザス尾根の好調はどこへやら。
木漏れ日の紅葉の中を登っていく、、、、
登山口の階段 緑に赤い紅葉が映える
歩き出すとすぐに汗ばんでくる。ベンチのようなところでウィンドブレーカーを脱いで、夏ウェアーになる。色付く木々の写真を撮りながらゆっくり登るが、心臓の調子はスタートから不安げ。ヌカザス尾根の好調はどこへやら。
木漏れ日の紅葉の中を登っていく、、、、
7時30分、ほぼコースタイムで水場着。大勢の登山者が休憩していた。水場は少し下ったところのようだ。飲んでみたかったが、人が多くて落ち着かないのでスルー。
とにかく空が青い。時折ナナカマドやカエデの赤い葉が空に映える。だがそれよりも印象的なのはブナなどの黄葉だ。緑がかったものや、赤茶がかったものなど、色合いもバラエティーに富んでいる。下側には濃い緑のクマザサもいい感じ。少し汚い葉もあるし、葉の付き方が悪かったりと、写真に撮るとなかなか伝わりにくいが、この時期のカラフルな山道をゆっくり登っていくのは最高の気分だ。
色づいた木々、本当にいい色です
しだいに木々が低くなり、木々越しに少しづつ周辺の山が見えるようになってくる。
日光方面の山のようだ。木漏れ日は気持ちいいのだが、この時期にしてはやや暑い。日焼け止めを持ってきておくべきだったかな。傾斜は緩やかだが、ペースはなかなか上がらない。速い人には道を譲って先に行ってもらう。
色づいた木々、本当にいい色です
しだいに木々が低くなり、木々越しに少しづつ周辺の山が見えるようになってくる。
日光方面の山のようだ。木漏れ日は気持ちいいのだが、この時期にしてはやや暑い。日焼け止めを持ってきておくべきだったかな。傾斜は緩やかだが、ペースはなかなか上がらない。速い人には道を譲って先に行ってもらう。
木枠の桝で階段状に整備されたところが増えてくる。大した登りではないのに、このあたり少しきつかった。意識的にゆっくり登るが、胸や首に違和感があって、やや頭がぼーっとする感じ。何度も立ち止まって無理せずにゆっくり登る。この時点で既にキリンテに縦走する意欲無し。
緩やかに登りつめると、急に山頂部の湿原に飛び出した。やや終わりかけかな?という気もするが、草紅葉の黄金色(明るい茶色?)の絨毯がきれいだ。左手には燧岳の特徴的な山容が。ここから見ると柴安嵓と俎嵓が双耳峰のように飛び出ている。この上ない快晴で、周辺の山もよく見えているが、すぐには同定できない。
池塘ごしに燧岳が目の前
立ち止まってシャッタータイム! すると、降りてきた登山者の方が富士山が見えたと教えてくれた。えっ?どこどこ? 見ると針葉樹の間に薄っすらと見間違うことのない端正な姿が。たしかに富士山だ! しばし、見えている山々を一緒に確認する。燧岳の右手近くがやはり至仏山。燧・至仏の間奥には、、、武尊山だ。少し登って振り返ると、日光の山々がよく見える。左右の端が女峰山と男体山だろうから、、、間は大真名子、小真名子山だろう。少し右手に目を移すと、奥白根山が頭を出していた。本当にいい景色だ。
駒ノ小屋すぐ下の湿原、奥は日光の山々、右端に奥白根
立ち止まってシャッタータイム! すると、降りてきた登山者の方が富士山が見えたと教えてくれた。えっ?どこどこ? 見ると針葉樹の間に薄っすらと見間違うことのない端正な姿が。たしかに富士山だ! しばし、見えている山々を一緒に確認する。燧岳の右手近くがやはり至仏山。燧・至仏の間奥には、、、武尊山だ。少し登って振り返ると、日光の山々がよく見える。左右の端が女峰山と男体山だろうから、、、間は大真名子、小真名子山だろう。少し右手に目を移すと、奥白根山が頭を出していた。本当にいい景色だ。
駒ノ小屋すぐ下の湿原、奥は日光の山々、右端に奥白根
最後にもうひと頑張して、9時8分、駒ノ小屋到着。きまま仙人、最後はまったく余裕なし。とりあえず駒ノ大池前のベンチに腰を下ろしてひと休み。バナナ、アンパンでエネルギー補給。 見ると、、、大池に1羽のカモが優雅に浮いているではないか。周りの家族連れも歓声。
駒ノ大池に映る会津駒ヶ岳
今日はここまで、続く。。。
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