ハイカーも大勢、お手軽二百名山荒船山(9月14日山行記録(2))
きまま仙人の個人的な意見を言わせてもらえれば、艫岩(トモ岩)には柵は不要だと思った。見たところ、山屋の視点で見れば、他の場所と比べて特段危険だとは思われない。むしろきまま仙人は、どうしてここで何人も落ちるの?と思ってしまった。積雪時というならいざ知らず。
滑落事故が多いからといって、柵を付ければ付けたで、柵にもたれる輩や、悪ふざけをする輩がでるだろうし、そういう人たちの意識を変えられない限り、柵の問題ではないと思う。ここは観光地ではなく、山だという認識を持ってもらえれば柵の問題ではない。基本山は自己責任だし、何より景観としてもそぐわないし。
艫岩の展望台、それほど危険には思えないが、、、
ちなみに艫岩のところには、立派な東屋もあり、雨宿りもできる。ここから荒船山の山頂である行塚山(経塚山)まではなだらかな散歩道。木漏れ日が気持ちいい。途中、石碑(皇朝最古修武之地、昭和初期に設置されたもの)や石祠などがある。最後少しだけ急坂をのぼり、星尾峠への分岐を分けると、9時8分、1423m 荒船山山頂(行塚山)到着。樹林に囲まれた小さなピークで展望は無い。
艫岩の東屋 昭和初期の石碑
登山道脇の石祠 木漏れ日のなだらかな路
日の光で緑もきれい
山頂にも祠がある。昔から登られた歴史ある山なのだろう。直下にトモエシオガマが。標高も低いし、この時期、こんなところで咲いているなんて! 展望が無いこともあり、早々に下山。このコース、車だと往復コースしか取れないのがマイナスだ。
石祠のある行塚山(経塚山)山頂 トモエシオガマ
途中トリカブトが綺麗に咲いていた。群生といっていいか、一ヶ所にあんなに咲いているのは珍しい。
艫岩まで戻って小休止。1時間少し違うだけなのに、人がいっぱい。相変わらず浅間山は雲に隠れたまま。改めて見えている山々を確認する。登山口の内山峠は見えないが、左手下側には登ってきた尾根が確認できた。
眼下の尾根が内山峠からの登山道
奥の北アルプスは確認できず
奥は草津白根山、左端に小浅間山
奥に薄っすら見えるのは谷川の峰々
バナナを食べてエネルギー補給。このまま下りてしまうのももったいないが、下山開始。登ってくる人が多く、人気の山なのがわかる。たしかに家族連れなどにはいいコースだと思う。さがすと花もちらほら。トリカブト、ダイモンジソウ、オヤマノリンドウ、ミヤマアキノキリンソウ、ツリフネソウなど。晩夏、秋の花だなぁ。名前のわからない花も多い。
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意識的にマイペースを心掛けたが、心臓がドキドキすることもなく、快調に11時8分、内山峠の駐車場に戻った。休憩含め4時間強。こんなに早い時間に下山するのも久しぶりだし、やっぱりちょっと物足らなかったかな。
下山して驚いたのは、車の数。もちろん駐車場は満杯だったが、路肩もぎっしり車が並んでいた。たしかに大勢の人とすれ違ったが、こんなに多かったとは。。。
下山後は荒船の湯(600円)でさっぱり。露天もあって、いい感じ。学生風の団体が、ちょっと騒がしかったのが気になったが。
たまにはこういうお気軽登山もいい年齢になってきたかな。
おしまい。
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