奥多摩湖の浮橋から色づき始めた三頭山へ、静かな名急登ヌカザス尾根(9月20日山行記録(2))
西峰山頂には登山者が一人。考えてみたら、早出したこともあるが、ここまで登山者にはひとりも会わなかった。(麦山のトンネンルのところで地元風のおばあさんとすれ違ったくらい) 富士山がきれいですよ、と声を掛けてもらったので、しばし歓談。
三頭山 西峰山頂、西峰が一番広い
木々には囲まれているが、南西側は少し展望があり、富士山が綺麗に望めた。ん、うれしい! 今日は曇っていて遠望はきかないだろうと思っていたが、うれしい誤算。富士山の右手は三ッ峠山のようだ。北側も少し覗けて、鷹ノ巣山が見える。奥多摩湖は見えない。
富士山とその右手に三ッ峠山
北側には鷹ノ巣山
ザックを降ろして少し休憩。バナナをほおばる。とりあえず最高峰の中央峰(1531m)に移動。5分ほどの近さだ。山頂は広くもなく、展望もないので、そのまま東峰(1528m)に。こちらも目と鼻の先。東峰の隣には小さな展望テラスがあり、東から東北側の大岳山や御前山が近くに望める。しばし休憩。
三頭山の名の通り3つのピーク、中央峰(左)と東峰(右)
東峰の近くの展望テラス
東側、御前山(左)と大岳山(右)
あとは下るだけなので、この時点でかなり余裕があった。寄り道を検討するも、あまりいい案はなさそう。9時48分、鞘口峠に向かって下山開始。西峰から鞘口峠までは、都民の森方面からの団体さんや家族連れがたくさん登ってくる。ハセツネのコースにもなっているので、トレランの人も多い。道を譲ったりして、のーんびり進む。ちょっと笑ったのは、"この先 行止り"の立派な標識。それもひとつやふたつではない。あんまり見かけないかも。
木の空洞内には白い像が ? ? ?
40分ほどで10時30分、鞘口峠到着。当初の予定では、ここから山のふるさと村へ下山する予定だった。標識を見ると、桟橋が崩れているとのこと。時間的に余裕もあるし、もうひとピーク砥山を踏んで風張峠を回って帰ることにした。
鞘口峠から砥山方面に進むと、再び静かな山歩きに戻る。樹林の中、緩やかに登り返して10時59分、1302m砥山到着。ここも標識だけで展望はない。そのままスルー。砥山から先は標識に明確に示されていなかった。が、きまま仙人の地図(1995年製とかなり古い)はルートがあるし、道も明瞭。そのまま直進。少し、崩れやすい急坂があったが、すぐに巻道に合流。程なく11時15分、風張峠到着。すぐ下に舗装道を走る車が見えている。駐車場もあるようで、ここから三頭山に登る人やハセツネのトレーニングをする人もいるようだ。
風張峠の標識には、山のふるさと村へは尾根道を経由していくように注意書きされていた。きまま仙人の地図には尾根道からのルートは記されていなかったが、ここは標識を信用。月夜見山方面へ。ほどなく山のふるさと村/月夜見山の分岐があった。
ここからは落ち葉がずっしり積もったふかふかの登山道の杉林を下っていく。やや足が取られる感じはあるが、快調に下りていく。ただこのルートも展望は全くない。途中で車道(舗装道)を横切り、再度山道へ。12時14分、順調に山のふるさと村のキャンプ場のところに下山。
快適な下山路 山のふるさと村内の登山口
ここから舗装道を浮橋まで戻る。ただ途中から道路に並行した遊歩道があったようだ。このあたりは、事前調査不足だったかな。麦山浮橋は少ないながらも観光客もいた。たしかに山と別でも一見の価値がある橋だ。
きれいなS字カーブが印象的
浮橋を渡ってトンネルを越え、12時58分 峰谷橋の駐車場に戻った。帰路、もえぎの湯で汗を流す。もえぎの湯は久しぶりだが、露天は少し滑り気のあるいいお湯だ。ただ相変わらず混んでいるし、時間制限や対応など、あんまり好きにはなれないなぁ。
今回は久しぶりに快調、余裕の山行になったことに大満足でした。ちょっぴり自信回復?
おしまい。
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