アナと雪の女王、真実の愛とは?
今日の東京は久しぶりにすっきり晴れましたね。富士山もきれいに見えたし。
さて大ヒットの「アナと雪の女王」、あまりのブームだし、ディズニーアニメということもあって、劇場で見た時もBlu-Ray Diskを購入したときも、このブログでは特に触れなかった。
でも週末久しぶりにBDを通して見たので、特にアナの心に刺さった氷を溶かした「真実の愛」について、少し触れておきたい。
もともとミュージカル好きのきまま仙人は、ディズニーのアニメミュージカルもほとんど見ている。特に三部作といわれる「リトルマーメイド」「美女と野獣」「アラジン」は子供向きとはいえ、なかなか良くできている。ちなみに「アラジン」は当時CDもビデオ(当時はまだビデオ)も購入。ちょっと気恥ずかしいですが、、、
今回の「アナと雪の女王」は、大ヒットしたあと劇場に見に行った。松たか子さん、神田沙也加さんのバージョンを見たくて2D日本語版を。音楽の良さ、映像の美しさ、そしてエンディングの感動には、大人気なのがうなずける。ヒットするだけのいい映画だ。もっとも細かいところは、突っ込みどころ満載だとは思ったが。
中でもエンディングで、クリストフのキスで心に刺さった氷が解けるのかと思っていたら、、、何と姉妹愛! でも、冷静に考えるとアナの心の氷を溶かした「真実の愛」って何だったの?ということが正直少々気になっていた。
で、人と話してみたり、ネットで調べてみたり、今回BDを見直して、、、結果考えていたこととほぼ一致していたので、まずはひと安心。備忘録としても少し書いておきたいと思った。
まずここでの「真実の愛」とは、ハンス王子はおろか、クリストフとの男女の愛ではないことは言うまでもなく明らか。ただ、クリストフとのキスで救われると思わせておいてのどんでん返しは、物語の展開としては非常に効果的。
一方姉妹の愛、特にエルサがアナを思う愛が心の氷を溶かしたように解釈できなくもなかったが、エルサの愛は、オラフが何度か説明していた自己犠牲を顧みない愛(=真実の愛)としてはやや不十分。エルサは自分の力をコントロールできないがために、アナを傷つけないようにと心を閉ざし距離を置こうとしていたので、アナを思う愛は元々あったし、また自己犠牲とはいい難い。またエルサの心はあのタイミングでは特に変わったわけではない。(もちろんアナが凍りついて、悲しんだのはたしかだが、、、)
とすると、残るはアナが自分を犠牲(特にクリストフとのキスより優先して)にしてハンス王子から姉のエルサを守った行為。そう、これこそがアナの心に刺さった氷を溶かした「真実の愛」だ。つまり、アナは自分自身(の愛)で心に刺さった氷を溶かしたことになる。この点が、今までのこの手のお話らしからぬ点だ。(ちなみにあるブログに、書籍版ではこの点が明確に書かれているとのことだったので、失礼ながら本屋で立ち読み。たしかにそう明確に記述されていました。)
つまり素晴らしいアナの成長の物語になっています。ただ結婚や運命の人に憧れ、会ったその日にハンス王子との結婚を決めてしまうような世間知らずのお嬢様が、真実の愛を知って自分自身を救う。またその結果、エルサとアレンデールをも救う。
ある意味深いなぁと思いました。突っ込みどころとしては、であるなら一番真実の愛を実践していたのはオラフですよね。なぜオラフの愛ではダメだったのでしょうか???(まあお話としてはね、、、固いこというつもりはまったくありません。 m(_ _)m )
もちろん、「ありのままで」や「生まれて初めて」など音楽は本当に素晴らしい。ちなみに「ありのままで(Let it go)」がジョン・レノンの「Let it be」に少し重なるのはきまま仙人だけでしょうか。
| 固定リンク
コメント
Let it be はマッカートニー!!!
投稿: | 2014年9月 5日 (金) 22時36分
失礼しました!
投稿: きまま仙人 | 2014年9月 5日 (金) 22時41分