蓮華温泉
いや、今日も暑かった。外出するのはやめて、山道具の片付けや、写真をチェック。
でも疲れか、あまりなにもしたくなくて、録画してあったTVをゆっくり見て、のーんびり過ごしました。明日は1日だけですが、出勤です。そうそう鼻の皮がめくれてみっともない顔になってます。
さて、今日は前泊した蓮華温泉をちょっと紹介。
仙気の湯、展望がよく気分最高
山屋にとっては、白馬岳や朝日岳、あるいは風吹大池などの登山口として有名だが、交通が不便だということもあって、きまま仙人が訪れるのは初めて。今回は土曜日を移動日にして、蓮華温泉ロッジに宿泊。野天風呂もゆっくり堪能した。
山小屋として営業されているので、予約がなくても宿泊はできそうだが、きまま仙人は当日朝予約。13時半前、蓮華温泉着。着く少し前に小雨が降り出して心配したが、着くころにはまぁ傘がなくても平気なくらいになった。ひと安心。
駐車場は車で満杯。何とか1台空きを見つけて停める。きまま仙人にとっては前夜(車中泊でなく)ちゃんと泊まるのは珍しい。駐車場が近いので、温泉道具と明日のウェアだけ持ってロッジへ。ザックや登山靴は車内に置いたままにできるのがいい。早々に受付をすますと、8畳くらいの畳の部屋に単独男性4名という余裕の広さだった。
畳の8畳部屋、布団は押し入れの中 夕食、メインはとんかつ
さっそく野天風呂へ。現在入れる野天風呂は、気仙の湯、薬師の湯、三国一の湯、黄金湯の4つ。温泉用の水着も持ってきたが、めったに男性で水着を着る人はいないとのことなので、きまま仙人も素っ裸で入ることにした。やっぱり素っ裸でないと雰囲気でないし。
普通の山道を登っていく。さすがにサンダルで行くところではない。数分登ると登山道のすぐ脇に初めの三国一の湯にでる。大人だと1人かせいぜい2人という狭さ。湯はやや白濁だがほぼ透明。展望も今いちだし、手を入れてみるとぬるい。写真だけ撮ってパス。
普通の登山道を登っていく 三国一の湯
さらに進むと樹林を抜けて視界が開ける。前方に噴煙が上がるのが見える。あそこが源泉のようだ。ほどなく、メインの気仙の湯に到着。迷ったが、先に100mほどさらに登った一番上の薬師湯に。ちょうど1人下りてくるところで、きまま仙人の貸切。
どうどうと素っ裸になって岩で作られた湯船に浸かる。大人3、4人くらいの小じんまりとしたお風呂だ。緑色だが透明な濁りのない湯。少し熱いめだ。ピーカンでない分、かえって長湯できそう。雲が少し晴れて、明後日歩く予定の雪倉岳から朝日岳への山並みがいい。
薬師湯から、左奥が雪倉岳、右奥が朝日岳
薬師湯は石作り 立ち入り禁止の火山噴気帯
ゆっくり浸かっていると、2人組のきまま仙人と同年代くらいの登山者が。詰めて一緒に入る。狭いお風呂で登山者どうしということもあり、気軽に話し始める。このお二人さんとは、仙気の湯もご一緒。さすがに振りチンというわけにもいかず、パンツ一丁で下の仙気の湯へ移動。こちらは周囲を木で囲っていて薬師湯より広い。ここがガイドブックなどにもよく写真が載っているメインの湯だ。こちらは緑色の乳白色の湯で、気分は最高。湯はやはり熱めだが、水もホースで引いてあり、温度調節もできる。また、この水を頭に掛けると頭寒足熱で最高!
ちなみにお二人さん、明日朝日小屋で一泊し、その後栂海新道へいくらしい。きまま仙人は朝日小屋の予約が取れていなかった(何度電話してもつながらなかった)ので、念のため2人に伝言を願いしておいた。このあとも何組か会ったが、たまたまか全員登山者だった。車で来れるし、日帰りでの入湯も可能なので、もっと観光客が来ているのかと思いきや、意外。この仙気の湯、星夜に入るのもいいらしい。
帰路別ルートで下って黄金湯へ。こちらも木で囲まれたゆったりした広さの湯で、いい感じ。ただ樹林の中で、展望はない。そばにはタマガワホトトギスが咲いているのが印象的。誰もいなかったので、さっと入ってみたが、湯も印象も違って面白い。ただ、こちらは展望もないし、登山道のすぐそばなので、やや落ち着かないかな。
黄金湯
ちなみにロッジの内湯も仙気の湯のようなエメラルドグリーンの濁り湯で、大きな窓からの景色もいいナイスなお風呂だ。きまま仙人はこの夜も、下山後もこの内湯でゆったりとさせてもらった。
蓮華温泉、やはり秘湯といっていい名湯だと思う。前夜ロッジ泊にして本当によかったと思う。
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