歩きごたえのある周回コース、ニッコウキスゲとヒメサユリ咲く守門岳(7月21日山行記録(1))
守門岳(すもんだけ)は新潟県にある二百名山。名前も特徴があるし、花や展望の山として興味があった。今回は天候の関係で連休最終日日帰りとしたので、日曜日にゆっくり移動できることもあり、少し遠いエリアの山も検討して守門岳に決定。
読み通り?二口平登山口に着いたときには満天の星だったのに。。。明日の好天を期待しつつ眠りにつく。
○7月21日(月) 晴れ時々曇り
朝、隣に車が1台到着して目が覚めた。昨夜(きまま仙人到着前)から来ている別の夫婦らしき登山者も準備を始めている。きまま仙人も起きることに。むっ?期待していたよりも雲が多い。ただ雨が降るような心配はなさそうだ。
二口平はトイレもあり、橋の両側2ヵ所で20~30台停められるのではないだろうか。準備をして、登山届を出して、5時30分出発。念のため熊鈴をザックに装着。
きまま仙人は二口ルートを登り、保久礼ルートを下る周回をとった。二口ルートの方が急なようだったのと、林道は最後に下りで使いたかったからだ。ただ実際歩いてみると、逆回りの方がお勧めだと思う。特に大岳からの稜線部は守門岳(袴岳)に向かって歩いた方がいい。
少しなだらかな道を行くと、急な山道に入る。樹林帯で展望はほとんどない。ブナなどの林の中を登っていく。熊よけの鐘があったので、鳴らしていく。高音のいい音だ。
二口平の駐車場 熊に挨拶の鐘
ところどころアジサイ(エゾアジサイかな?)がまだ咲いていた。ひと汗かいて6時7分、護人清水着。冷たくて美味しい。まずは快調なスタート。
ブナの林を登っていく
エゾアジサイ
道は非常に急というわけではないが、なかなかタフな斜度が続く。ロープがあるところもある。滑りやすいところもあるが、登りはロープに頼らなくても大丈夫。もうひと頑張りすると、視界が一気に開けた。進行方向左手に2段の滝が見える。そのままもう少し進むと中間点の滝見台(1,000m)だ。 好展望の素晴らしいテラスで、ザックを降ろして小休止。滝見台というだけあって、今度は右手にオカバミ滝が見える。
オカバミの滝
残念ながら守門岳山頂方向はガスがかかっていてよくわからなかったが、振り返ると登ってきた尾根が見下ろせる。ただ登山口や下の方の登山ルートはわかりにくい。下界の街は見えるが、遠望の山までは良くわからなかった。
かなり登ってきた、登山口方面
滝見台からは再び樹林帯に入る。手書きの「長~い登りの始まりだ。マイペース、マイペース」とかかれた案内が。思わず苦笑い。長~い登りかぁ。。。ここからしばらくは、たしかに長~い登り、展望も花も今ひとつ。ゴゼンタチバナやツルアリドオシくらいかな。コイワカガミは散った後の残骸のみ。
思わずにんまりの案内 ゴゼンタチバナ
登山道は赤茶色の粘土質で、足の置き方を間違えると滑りやすい。ロープの箇所もある。きまま仙人としては、ここだけならば下りよりも登りの方で使った方が断然いいかな。
昨日までの雨のせいか、樹林帯だからか、湿度が高く、気温が上がってくるとむっとした感じがある。案内通り、マイペースで登るが、汗びっしょりに。それでも1時間もかからず、8時31分大岳からの稜線の道と合流する。北東方面の視界が開けるが、ガスが多く遠望はよくない。切れ落ちた足元には雪渓も見える。
ここからは比較的なだらか、木道が付けられているところもあり、歩きやすく、ひと息つける。またやっと花がいろいろ見られるようになった。まだ花は開いていないが黄色のタカネニガナやアザミが眼に入ってくる。少しいくとクガイソウ、(ミヤマ?)クルマバナも。ガスが切れて日が射すと暑い。
クガイソウ クルマバナ
緩やかに登ると、山頂湿原の青雲岳着。守門岳とは、この青雲岳、最高峰の袴岳、そして大岳の三山中心とした山群の総称でもある。青雲岳山頂は湿地帯で、ニッコウキスゲが咲き、素晴らしい景色だ。この時、少しガスも晴れて守門岳(袴岳)山頂も姿を見せた。ゆっくりしたかったが、帰りも通るので、まずは山頂を目指す。
やっと守門岳(袴岳)が見えた(青雲岳から)
ニッコウキスゲ咲く湿原が気持ちいい
木道を一旦下って登り返す。見た感じよりは快調に9時7分1,537m 守門岳(袴岳)山頂着。ふぅ~。
今日は、ここまで。
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