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2014年6月 4日 (水)

新緑と大きな富士山、石割山・御正体山(5月24日山行記録(2))

24日に登った石割山・御正体山の山行記録後半です。

二十曲峠5:58-石割山6:36-鉄塔巡視路分岐(山中湖)6:58-山伏峠分岐7:44-奥ノ岳7:59-鉄塔巡視路分岐(外ヨリ林道)8:10-中ノ岳8:33-前ノ岳8:56-9:32御正体山10:06-前ノ岳10:29-中ノ岳10:49-鉄塔巡視路分岐(外ヨリ林道)11:08-奥ノ岳11:30-山伏峠分岐11:36-鉄塔巡視路分岐(山中湖)12:21-石割山12:32-12:57二十曲峠

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       鉄塔付近からの御正体山(奥)

山中湖こそ見えないが、ここ鉄塔からは360度の大展望。富士山や南アルプスが美しい。また隣(北西側)の鹿留山・杓子山がどっしりと大きい。杓子山も一度登ってみたいなぁ。他の山は残念ながらよくわからない。 帰宅後調べると、北側奥に見えているのが目指す御正体山、西側やや北寄りに見えたのが丹沢山塊だった。特に大室山がわかりやすい。 風は爽やかだが、陽が射すと暑い。

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  南アルプス、右から北岳、間ノ岳、農鳥岳、左は塩見岳

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   鹿留山、そのすぐ左が杓子山

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    石割山の奥に富士山

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     丹沢方面、左の大きなピークが大室山

鉄塔からの展望を後に、また樹林帯に戻る。すぐに鉄塔巡視路(外ヨリ林道)分岐をすぎ、尾根を進む。しばらく行くと今度は針葉樹林になったり、左右で針葉樹と広葉樹になったり、混合林になったり。植生の変化がある。小さな登り下りが続くが、今日のきまま仙人はまずまず快調。コースは長いが、緩やかなところも多いので、ペースを整えやすい。トレランできそうな部分もかなりある。何と言っても新緑が気持ちいい。

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    新緑に光が透けて輝く

鉄塔巡視路(外ヨリ林道)分岐からはけっこう長かった。次第に登りは急になり、黒土で滑りやすい。長いトラロープが付けられている。途中単独男性の登山者と初めてすれ違う。(御正体山山頂までであったのは彼1人のみ) 早出したので、本当に静かな山歩きだ。ひと汗かいて、登りきると8時33分、中ノ岳通過。ここにも標識とベンチがある。それでもこの日はまだ余裕があったので、そのままスルー。

このコース、良くないのは前後の山のピークがほとんど見えないことだ。そこそこ名前の付いたポイントもあるのだが、距離感が地図上でしかわからない。木々の間から何となく前方のピークがわかるところもなくはないが、もう少しルートが俯瞰できるところがあればいいのに。

中ノ岳から少し下ったあとは、ぐんぐん高度を上げていく。前ノ岳からはさらに200m以上の登り。最後はなかなかハードな急登だ。荷物も軽いし、ゆっくり登れば余裕だった。登りきると傾斜がなだらかになり、少し進むと9時32分、1682m御正体山山頂到着。ここもきまま仙人ただひとり。

山頂は祠と三角点のほか、テーブル付のベンチがあり、座ってゆっくりできる。程なく単独の若者が山伏峠側から到着。どちらからともなく2人で話し始める。彼も石割山からの縦走、往復とのこと。ただ登山口は石割神社かららしい。しばらくすると、道坂トンネル方面から熟年のご夫婦が到着。しばし4人で談笑。道坂トンネルからの登山道は、ほとんど富士山は見えないようだ。

展望はまったく無いが、他の登山者との会話や食料を採ったりと楽しく休養。標識の足元のホソバノアマナがカワイイ。若者が先に出発し、10時6分きまま仙人も追って下山開始。歩き出して少ししたら、、、ギク! ほとんどフラットなところで、左足首を捻ってしまった。油断したわけでもないのに。。。きまま仙人は高校の頃から両足首捻挫癖がある。逆に軽く捻っても、大した症状にはならない。今回もしばらく立ち止まって痛みが引くのを待ったら、歩くには支障がないようだったのでひと安心。

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   御正体山(1682m)山頂    ホソバノアマナ

急な坂を一気に下る。方向が逆とはいえ、一度通った道なので、基本ノンストップ。前ノ岳、中ノ岳と順調に下る。前ノ岳付近で、男女ペアの登山者とすれ違ったが、あとはまったく人のいない静かな山旅。11時を過ぎたあたりから少し風が出てきた。ほとんど樹林帯だしむしろ涼しいくらいだが、もう少し穏やかな方が心地いいかな。

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   木々の間から一瞬だけ富士山が望めた

中ノ岳後の急な下りは滑りやすくて慎重に。あまりホールドになるような岩や木がないので、トラロープをつかみながら下りる。黒土の滑りやすいところを下りきってひと息、ほっ。

往路で通ったルートなので、復路は距離感を取りやすい。下りで一度、つるっ! 見事に尻餅。お尻が少し土で汚れてしまう。その後、しばらくして単独登山者とすれ違う、、、「あっ、朝もすれ違った方ですね。」しばし立ち話。彼は逆コースというか、石割山まで行って戻ってきたようだ。

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    ミツバツツジを堪能

脚、膝がふらついて来たかな?と感じ始めた11時15分、快調に鉄塔到着。ちょうど先に出た若者が休憩後出発するところだった。挨拶だけして入れ違いにすぐ別れることに。えっ!富士山がない。何と富士山に雲が掛かって裾野しか見えない。南アルプス方面は見えているのに。それでもここが一番休憩に適しているので、ザックを降ろしてしばし休憩。

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       鉄塔           キンポウゲ?

休憩後は一気に石割山まで。12時32分、石割山到着。石割山は、朝とは一変していた。何と団体さんも含めて人がいっぱい。20~30人はいただろうか? レジャーシートのようなものを広げてお弁当を食べる人や、両手を頭の上で山形にして富士山と記念撮影する人など。そうそう、石割山に着いたときには、雲が晴れて富士山の雄姿再び。やっぱり富士山が見えるのと見えないのでは大違い。

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  大勢の人でにぎわう石割山からの富士山

ただやはり早朝に比べると、空気の透明感が違う。また観光地化している山頂は、今まで静かな山歩きを堪能してきたきまま仙人には少々違和感が。ザックを降ろすこともなく、写真を数枚撮っただけですぐに山頂を後にした。20分ほどで12時57分、無事二十曲峠に戻った。フゥ~。ちなみに朝は気が付きませんでしたが、二十曲峠付近にはきれいな八重桜が咲いていました。

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    まだ八重桜がきれいに咲いていた

石割山の山頂の人の多さを考えて、石割の湯を回避して、紅富士の湯(700円)で汗を流す。内風呂からも露天(屋根付き)からも富士山が見えるというナイスロケーション。しかも露天のひとつは少し低温なので長湯ができる。いや~ちょっと値段は高めですが、その価値ある温泉です。

2週連続の山行、しかも少しロングコースで、登り返しを含めると結構な標高差。途中は展望のない樹林帯。それでもなかなか楽しめた山行になりました。でも、展望だけなら鉄塔までで十分。また来るかといわれたら、、、

おしまい。

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