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2014年6月11日 (水)

Canon Powershot G1X MarkII買っちゃいました(レビュー1)

さて使用レビューのはじめは、とにかく山(石割山・御正体山山行)で実際に使ってみた第一印象から。

購入理由など前振りはこちら
レビュー2(重さとホールド、スピード)はこちら
レビュー3(レンズ性能、特にマクロ撮影(高山植物))はこちら

まずひと言でいうと、実際に山で使ってみて非常に好印象。やっぱり買ってよかった。

そう思うのは、Pana_GX1(パナソニックのGX1+Xレンズ14-42mm(35mm換算28-84mm))と比較してCanon_G1XM2の方が格段に使いやすいこと。そう、画質うんぬんの前に使いやすさがいい。

何点か列挙してみよう。

①レンズバリアは安心・快適
 とにかく楽、キャップを落としたりする心配なし。レンズに触ったり軽く当たったり、汚れにも安心。
 (Pana_GX1の時は保護フィルタを付けてキャップははずしたままにしていました。)
 山で使う上では、レンズキャップが不要というのは、意外に大きな要素だと思います。
②ズーム操作がしやすい
 ズーム操作がシャッターボタンの前のレバーでできるのでやりやすい。
 特にXレンズの電動ズームレバーは左手親指(か人差し指)で操作するのだが、(慣れても)どうも使いづらかった。
 Canon_G1XM2のメリットというより、むしろPana_GX1のXレンズ14-42mmのデメリットですね。
③チルト式液晶はやっぱり便利
 マクロ性能と合わせて、高山植物を撮るときの撮りやすさは格段に向上。
 (ただしフォーカスの合わせ方についてはいろいろ模索中)
④ズーム範囲(幅)が広い
 あんまり期待してなかったのですが、特に望遠側のズームが84mmから120mm(35mm換算)になったのは大きい。
 山ではゴミや手間の問題があり、できるだけ1本のレンズで広い範囲をカバーできるのはうれしいですね。
 (ちなみに広角側も28mmから24mmに拡大)
 山頂部や少し離れたツツジの木に今までよりもぐっと寄れる感じがいい。画角もだが、遠近感の違いを出せるのがいい。
⑤高山植物撮影時のマクロ撮影に強い
 最短撮影距離5cm(広角端)と、はるかに撮影しやすくなりました。
 (ただこの点は不満点もあるので次回以降別途書きます。)
⑥液晶ディスプレイが見やすい
 このあたりは2年半の進化といっていいでしょう。
 同じ3.0型ですがドット数は倍以上。
⑦起動・終了が速い
 さっと出して、撮って、さっとしまえます。特に終了時が保存込での速さが速くなった気がします。

Img_3910a

     チルト液晶は有効

あと、デュアルコントロールリングもやや胴が太くて持ちづらいかな?とは思いますが、まぁまぁ悪くないように思います。まだ使いこなせていませんが、絞り値がリングで変えられるのは悪くない感じでした。ちなみにきまま仙人はAv時、スムーズリングに絞り、クリックリングにステップアップズーム、コントローラーホイールに露出補正を設定してみました。
この設定にしてみたのは、以下の⑥の理由で焦点距離の表示を見たいためクリックリングにステップアップズームを設定せざるを得なかったためです。
  

一方、Pana_GX1と比べて今わかっている使いづらい点は、

①重量とホールドの悪さ
 はっきり言って重い。持ちづらい。
②カスタムモードC1/C2のズーム位置保存
 カスタムモードはズーム位置まで保存するようで、AvからC1/C2などモードをダイヤルで変更すると、ズームが広角端に戻ってしまう。ズーム位置は保存対象にしないか、対象から外す設定ができるようにしてほしい。
③水準器表示が小さくて見づらい(Pana_GX1の方が好み)
④電源ボタンが少し小さい.手袋(特に雪山用)をしていたら押しにくい
 夏山ではまぁ問題無いかと思います。
 誤動作防止的な意味もあるので、ここは賛否両論あるかも。
 きまま仙人としてはボタンより、Pana_GX1のようなレバーの方がいいかな?
⑤マクロ設定が、電源を切ってもキープされる
 きまま仙人は、Pana_GX1のようにリセットされる方がいいです。
 またフォーカス位置をタッチで指定すると、マクロ設定が解除されるようです。慣れるまではわかりにくかったです。
⑥ズームの焦点距離が表示されない
 液晶への情報表示時に、ズームの焦点距離がステップアップズームでないと表示されない。
 表示されるのは撮影可能範囲?(Ex.5cm~∞) 焦点距離(できれば35mm換算)は表示してほしいものだ。
 ※ちなみに再生時の情報表示でも焦点距離が表示されない。
 ※またExif情報に焦点距離は入っているが、35mm(換算)焦点距離のデータが入っていない。

①以外は優先度としては、そこまで高くないとはいえるのですが、、、

Img_3911a

Img_3912a

   通常だと焦点距離は表示されない

きまま仙人は通常Avモードで、絞りを開放から数段絞ったあたりを基本にして撮影してます。通常の風景ならば、カメラ任せで十分きれいな絵が撮れます。46インチのTVで見ても非常に美しい。でも好天の風景についていえば、Pana_GX1も十分きれいです。
石割山・御正体山山行では、Pana_GX1は持っていきませんでしたが、画質については、まだまだ比較撮影をする必要がありそうです。μ3/4と1.5型、センサーサイズとしては、ほぼ同等ですし。

つづく

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