映画 永遠の0
今月2日に「永遠の0」を見てきたことは書いたが、感想は後日としながら1週間たってしまった。簡単に振り返っておきます。
通常この手の映画は、よくても”やっぱり小説の方がいいよね”となりがちなのだが、「永遠の0」に関していえば映画も負けず劣らずいい。ちなみにきまま仙人は、小説では泣かなかったが、映画ではたっぷり泣いてしまった。。。思わずこみあげてくるものがあるいい映画だった。
何といっても映像で訴えてくるものは、文字よりもストレートに響く気がする。もちろんCGもたっぷり使っているのだろうが、きまま仙人のように戦争を知らない世代には、戦闘シーンなど戦時中の映像は感じるものが多かった。
この話のいいところは、戦争が単なる過去のものではなくて、”今”に繋がっていることだ。過去の事象をただ調べているのではなく、今生きている人を明らかにしながら展開していく。同時に祖父のこと、個人のことを調べていながら、戦争や時代という大きなことも解き明かしていく。戦争について改めて考えさせられる、本当にいいストーリーだと思う。
零戦の特攻でなくなった祖父のことを調べていく、どういう人だったのか? なぜ特攻に加わったのか? というミステリー仕立てで展開していく。小説を読んでいるので、結末はわかっているのだが、それでも引き込まれるものがあった。
小説を読んだのは3年以上前。細かなところは覚えていなかったところもあるが、時間の関係かやはり映画の方が細かなところは割愛されている。どうしてもメインのストーリー展開が中心になっている。そういう点では、ぜひ小説も合わせて読んでみることをお勧めしたい。読後の感想は過去のブログを見ていただきたいが、あとあといろいろ考えさせられたのは(映画より先に読んだこともあるが)小説の方だと思う。
最近劇場で映画を見ていなかったが、見に来てよかったと思う1本だった。
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