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2013年10月 5日 (土)

秋空に聳える迫力の穂高、360度の大展望霞沢岳(9月27-28日山行記録(3))

霞沢岳山行の最終回。

いよいよK1ピークから山頂へ。

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           2646m、霞沢岳山頂

少し休んだせいか、K1の下りは急に感じた。それでももう山頂は近い。K2を登り返し、再度下って巻くように最後の登り。9時5分、小屋から約4時間かかって2646m 霞沢岳山頂到着。エアリアのコースタイムはK1から山頂まで25分。ここはちょっと厳しいんじゃないかな? コースタイムより時間がかかったせいか、思ったよりも遠く感じた。

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   K2からK1を見下ろす、背景は常念、蝶ヶ岳

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     K2からの霞沢岳、乗鞍が重なって見える

霞沢岳の展望も最高。穂高からは少し遠くなるものの、K1を見下ろす高さがある。乗鞍もきれいに見える。甲斐駒に重なるように見えているのは富士山だ。時間的には少し余裕ができたので、ここでもザックを降ろしてバナナを1本。いや~いつまでも見ていたいような展望だった。本当に休みを取ってきた甲斐があった。帰国した日に準備して、その深夜に出発したのだから。他の登山者の方とも話が弾む。

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    西穂山荘から奥穂までの縦走路が一望

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          乗鞍岳と左奥に御嶽

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      焼岳が低い、左奥には白山

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    左奥には南アルプス、右には中央アルプス

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        左奥四阿山、右は浅間山

9時25分下山開始。やはり展望の山は真夏よりも秋がいい。花の楽しみは少なくなるが、空気が澄んでいる。他の登山者とすれ違うたびに、素晴らしい展望を望めたことを喜び合う。K1で数名の登山者がおられたので、また少し話し込む。最後は後ろ髪を引かれながらK1を後にした。

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 シラタマノキ
 

 

 

正直ここからは往路を戻るので、あまり楽しみは多くない。特に樹林帯に入ってしまうと、ひたすら歩くだけだった。ただP5~P2、ジャンクションピークと目安があって距離感が掴みやすいのがいい。少しお腹が空いたので、P4でパンをかじる。今年は蓮華-船窪-烏帽子や荒沢岳と鎖場や岩場の険しいコースが多かったが、今回はとても安心して歩けるコースだった。登り返しが多くてタフではあっても危ないところはほとんどない。

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 苔地に
 ゴゼンタチバナ
 

 

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 岩にゴゼンタチバナ
 の影がくっきり
 まったくの偶然!
 

 

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 苔がいい感じ

 

 

 

復路は少し暑くなってきたが、それでも真夏に比べればすごく爽やか。水を飲む量もかなり少なく済んだ。快調にジャンクションピークを越え、九十九折れを一気に下る。ちょっと長い。小屋が近づいてきたところで、標識のない分岐を尾根側にとって展望台に抜ける。最後に前穂・明神の写真を撮って12時21分徳本峠到着。ふぅ~。

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           展望台からの穂高

ベンチに座ってゆっくり昼食。バナナ、キウイ、パン、ビスケット、、、昨夜お世話になった小屋の方々とも談笑。小屋のベンチからの展望がもう少しよかったらもっといいのになぁ。

12時43分、上高地に向けて下山開始。ほとんど写真を撮ることもなく、ガンガン下る。荷物が軽いので走れなくもないコースだ。(もち走らなかったが、、、) 途中大勢の人が登ってくる。小屋もテン場も今晩は混みこみだろう。天気もラッキーだったが、金曜日休んで来たのは大正解だったかな。小屋にも泊まれたし。

快調に1時間ほどで明神着。ここからは完全な観光地だ。河童橋もスルー、さっさと歩いて14時24分人のうじゃうじゃいる上高地バスターミナルに着いた。顔を洗って、シャツを着替えてちょっとさっぱり。沢渡行のバス乗り場に並んだ。

さわんど温泉では「梓湖畔の湯」(700円)で汗を流す。失敗だったのは、温泉前の駐車場を利用していれば割引(たぶん200円)がきいたこと。まぁきまま仙人の場合は1人だが、複数人だと結構大きい。

帰路中央道で渋滞にはまって最後はぐったりだったが、秋晴れに恵まれた素晴らしい山行にほんと大満足! 海外もいいけど、やっぱり日本の山だな。

おしまい。

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