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2013年9月 1日 (日)

少年H

久しぶりに映画を見てきた。「少年H」を。

きまま仙人が原作を読んだのは、この小説がブームになった1999年か2000年のはず。小説がよかった印象があるので見に行ってきた。

この映画は、水谷豊、伊藤蘭夫妻が夫婦役を演じたことで話題になっている映画だ。が、正直言って悪くはなかったが、小説が良かっただけに期待以下だった。

小説は面白く、また戦争というものを1少年の視点から素直に書かれているのがすごく良かった。作者の妹尾河童さんはきまま仙人の両親の世代。お袋に勧めたことを思い出す。

映画は映像化されているという点では、より分かりやすくまた視覚的にもうったえてくる点はよかったと思う。が、少年Hが単なる小生意気な少年になりすぎている。小説では心に感じていることを、セリフとして誰かに話しているからだろうか? 時間的に無理に2時間程度にまとめているせいか? とにかく少年Hが子供らしくなく、可愛げがない。

小説でも大人びた考え方の少年ではあったが、、、

いずれにせよ、きまま仙人は映画よりも小説を読むことをお勧めしたい。

多分処分してなかったと思うので、どこかに本も残っているんじゃないかなぁ。忘れているところも多いので、もう一度読み直してみようかな。

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