蓮華岳~烏帽子岳縦走(8月10日~12日山行記録(6))
○8月12日(月)晴
時間的に余裕があるので朝食も小屋でお願いした。やっぱりこれが失敗。ご来光にちょっと遅れてしまった。裏銀座方面に向かう人は早立ちの人が多い。昨日話をした方々をお見送りして、どうするかゆっくり考える。
雲海からご来光
朝焼けの三ッ岳
結局迷ったが、烏帽子はパスしてそのまま降りることに。疲労があったこともあるし、できれば高瀬ダムで同乗者をさがしたかったから。
クルマユリ イワギキョウ
アオノツガザクラ シナノオトギリ
針ノ木岳、蓮華岳の間に鹿島槍がのぞく
すっかり陽が登った6時11分 烏帽子小屋を出発。ブナ立て尾根を下る。このブナ立て尾根、北アルプス3大バカ登りといわれる急登。だが今日は下りなので楽勝。この2日に歩いた下りから考えると、すごく歩きやすい。展望がいいところもほとんどないし、花も少ない。ほとんど休憩も取らずに快調に高度を下げて行った。
逆光の唐沢岳から燕岳、大天井岳
大天井岳
少し下ったところ、針ノ木、蓮華方面、展望も見納め
下るにつれ、登ってくる登山者とのすれ違いのために待つことが多くなる。登山道には数字の書いた標識(岩にペイントしてあることも)がある。きまま仙人が初めに見つけたのは2番。下るにつれて数字は大きくなっていく。途中で登ってくる登山者に聞いたところ、登山口が12番とのこと。高度も目安にはなるが、こういう数字がカウントダウンしていくのもわかりやすくていい。
結局、8時21分登山口到着。想定よりもすごく早い。烏帽子岳に登ってから下りてもよかったかな。あとは工事現場のようなところを通って高瀬ダムへ。テント場を過ぎて、不動沢のつり橋をわたり、長いトンネルを抜けると高瀬ダムだ。高瀬ダムは岩石を積み上げた構造のロックフィルダムでなかなか面白い。
登山口からダムへ 不動沢のつり橋
ロックフィルダムの高瀬ダム 最後はこのトンネル
高瀬ダムの手前、トンネルに入ったあたりで前に登山者がいることに気付く。登りの人かと思ったら、どうも下りの人のようだ。何人かはわからなかったが、同乗で来たらラッキーなので早歩きで追いかけた。この時期、登山者を降ろしたタクシーが待っているようだ。トンネルを抜けると2台ほどタクシーも見えた。手を振って「すみませーん!」と声をあげる。8時41分高瀬ダム到着。無事ケガ無く下山に、ほっ。
偶然にも前を歩いていたのは、朝食時に同じテーブルだった単独の山ガール。大町駅行だというので、途中の日向山のバス停まで同乗させてもらうことに。タクシーの運転手さんには申し訳なかったですが、お互い少しでも安くなるのは大歓迎。しかも楽しく話をしながらの移動になりました。埼玉から来ていた山ガールさん。同乗させてもらってありがとう。
日向山高原バス停では15分ほど待ちましたが、無事バスに乗って扇沢に帰還。近い方がいいかなと、GWにも立ち寄った上原の湯(400円)でさっぱり。ここでも地元のおじいちゃんと湯船のなかで楽しい会話。でもちょっと言葉がわかりにくかったなぁ。。。
今回は、今の体力的にはちょっと厳しい初日の計画にして失敗した。しかし、無事当初の計画通り歩ききれて、安堵とともに心地い疲労感、満足感がある。暑いくらいの好天にも恵まれ、非常にいい山旅になった。花も思ったよりも多かったし。ただ次回は、もう少しのんびり歩ける予定を組もう。でないと、、、いつかもっと痛い目に合うかもしれない。
おしまい
今回はだらだらと長い山行記録になってしまった。反省m(_ _)m
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